校長挨拶
 
 
ご挨拶
 
 校長の 石村秀一(いしむらしゅういち) と申します。本校勤務3年目となります。どうぞよろしくお願いいたします。
 さて、本日4月8日、令和6年度入学式を執り行い、183名の新入生を迎えました。改めまして新入生の皆さんを心から歓迎するとともにお喜びを申し上げます。
 また、午前中には始業式を行い、令和6年度が514名の生徒と、およそ70名の教職員とでスタートしました。これから1年間、生徒と教職員総勢約600名で様々な教育活動に取り組んでまいります。
 さて、本校は、今年で創立128年を迎える、輝かしい歴史と実績を誇る、県北地域の拠点校であります。卒業生は42,000名を超え、県内はもとより、国内外で多方面にわたり活躍されており、本校教育の不易の姿勢を示している綱領「自主自律」「質実剛健」「師弟同行」は、これまでも脈々と受け継がれてきています。
 その不易の部分を大切にしながら、現在、本校は、SSHにおける探究的な学びを全ての教育活動の核として位置付け、全校生徒・全教科で展開しています。 そこで、今年度の本校の教育スローガンを「探究する生徒の育成 ~「表面的な問い」から「深い問い」へ~」としました。先生方には、この教育スローガン達成に向けて、探究プロセス・探究手法を意識した授業づくりと、生徒が何かやってみようと思ったときに、背中を押したり橋渡しをしたり、伴奏・応援したりしていただくことをお願いしました。また、本校が取り組むSSHでは、多様な知識や知恵をぶつけあい、未来につながる「探究する力」と「実行力」について体験的に考えるための時間です。本来は、何か気になることがあったら、「自ら調べ、行動して、間違ったら修正する」、「自分の考えたことは人に話してみて、相手の意見を聞いてみる」そんなサイクルを高いレベルで実現していきます。
 令和3年度、本校では、スクール・ミッションと3つのポリシーを策定しました。本校における全ての教育活動はこれを起点とし、更なる魅力化を推進していきます。
 引き続き、鹿本高校に対する皆様方の温かいご支援をお願い申し上げ、ご挨拶といたします。
         
                           令和6年4月8日
                           熊本県立鹿本高等学校長 石村 秀一