溶岩洞
場所:阿蘇町 阿蘇登山有料道路赤水線の米塚から脇道に入る。 このトンネルは、米塚から噴出した流れやすい輝石かんらん石玄武岩質の溶岩によってつくられたものである。溶岩流の外側が固まって殻となり、まだ固まっていない外側が流れ出てしまったためにできた。この場所以外にも多くのトンネルがあり、それらをつくる溶岩は玄武岩に限らず、安山岩質のものもある。
入り口はトンネルの天井が落ち込んだもので、右と左に分かれている。左のトンネルにはコウモリが住み着いている。
トンネル全体の長さは60m以上。内部の壁には短い溶岩鍾乳がある。
(参考:渡辺一徳1974、米塚付近に見られる溶岩トンネル)
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