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2026年4月の記事一覧

鉛筆 期待受け 思う心は 責任感

 二十四節気では、まもなく「穀雨(こくう)」を迎えます。

 「百穀(ひゃっこく)を潤す春の雨」という意味があり、種まきを終えた田畑に恵みの雨が降り注ぎ、作物が力強く芽吹く大切な時期です。

 

 今日は穏やかな晴天に恵まれましたが、ここ数日のしっとりとした雨のおかげで、農場の植物たちは潤いをたっぷりと湛え、日に日にその緑を濃く、大きく成長しています。

 冬の刺すような冷たさが消え、風の中に初夏の湿度を感じるこの頃。

 季節は着実に次へと動いています。

 

■ 三者三様、それぞれの「一歩」

 新年度が始まって約二週間。

 農場では各学年がそれぞれの「新しい顔」を見せてくれています。


● 1年生:まっさらな実習服と、学びの予感

 先日、新入生たちの実習服の試着が行われました。

 まだ糊の効いた、まっさらな実習服。

 袖を通した時の少しはにかんだような、それでいてピリッと引き締まった表情が印象的でした。

 彼らがこれから土に触れ、命を育てる「農業」という営みから、一体何を学び、どんな発見をしていくのか。

 その成長の過程を見守るのが、今から楽しみでなりません。

● 2年生:葛藤を越えた先の「総合実習」

 2年生は「果樹」と「草花」の班分けが行われました。

 より専門的な学びへと足を踏み入れる大切な分かれ道ですが、人数の都合上、全員が希望通りというわけにはいきませんでした。

 そんな中、全体のバランスを考えて自ら希望を変更してくれた生徒、そして面談を重ねて納得し、新たな道を選んでくれた生徒たちがいました。

 自分の希望を譲り、仲間のために、そして科全体の学びのために一歩引いてくれたその姿勢に、深い敬意を表したいと思います。

 その利他の心こそが、これからの実習をより豊かなものにしてくれるはずです。

●3年生:さらなる成長への「四日間」

 そして3年生。

 彼らは木曜日を除く週4日間、実習を伴う授業に臨んでいます。

 農場の中心として動く彼らの動きには、もはや迷いはありません。

 下級生を導き、最高学年としての確かな「自覚」を背中で語る姿は、後輩たちにとって何よりの道標です。

 実習の多さは、それだけ命と向き開う時間が多いということ。

 この濃密な日々を経て、彼らがさらに逞しく成長していくことを心から期待しています。

■ 志(ね)を張る季節

 「穀雨」の雨が植物の根を強くするように、1年生の期待、2年生の思いやり、そして3年生の責任感という名の「志」も、この芦北の豊かな土壌にしっかりと根を張ろうとしています。

 雨の日も晴れの日も、私たち農業科一同、焦らず、着実に、自分たちの「実り」を目指して歩みを進めていきたいと思います


「穀雨(こくう)」

 雨を味方に、成長を加速させる芦北高校より。

鉛筆 春風に 三年の知恵 知る二年

 じりじりと肌を焼く夏を思わせる日差し。

 けれど、一歩木陰に入れば、頬をなでる春風の涼しさにホッとする。

 そんな季節の変わり目を感じさせる空の下、今日は2年生にとって、初めての「果樹実習」が行われました。

 

「はじめて」の連続

 学校生活には慣れている2年生ですが、果樹園に一歩入れば、そこは未知の世界です。

 ●道具(鋏やノコギリ)の名称と正しい扱い方

 ●道具の置き場所、さらに徹底した片付け方

 ●果樹園の場所と、そこに並ぶ品種の名前

 ●実習日誌の書き方


 覚えるべきことは山ほどあります。

 特に果樹の実習では、鋭利な道具の使用やハウス内での高所作業、脚立の上での作業など、一歩間違えれば怪我に繋がる場面も少なくありません。

 まずは何よりも「安全第一」

 その基本を体に叩き込むことから始まります。

 

■改めて感じる「3年生」の偉大さ

 一つひとつ丁寧に指導しながら、ふと思い出したのは3年生たちの姿です。

 安全を当たり前に確認し、流れるように準備と片付けを済ませる。

 昨日も当たり前のようにこなしていたあの姿は、決して一朝一夕で身についたものではなかったのだと、2年生の初々しい格闘ぶりを見て改めて痛感しました。

 

 「あいつら、実はすごいことやってたんだな……」

 

 そんな思いが込み上げ、「明日の実習では、いつもより少し多めに3年生のことを褒めよう」と心の中で決めました。

■まだ、始まったばかり

 慣れない手つきで甘夏の剪定に挑む2年生たち。

 今はまだ、道具の名前を覚えるだけで精一杯かもしれません。

 けれど、この一歩一歩が、いつか先輩たちのような頼もしい背中へと繋がっていきます。

 始まったばかりの彼らの成長を、そして頼れる先輩へと育った3年生たちの姿を、これからもじっくりと見守っていきたいと思います。

福祉の学び スタート! ~1年福祉科 初めての実習服~

福祉科の1年生にとって、専門の学びである福祉科目の授業がスタートしました。

「生活支援技術」の授業では、人の暮らしを支える知識と技術を学びます。

1年生は初めて実習服に袖を通し、これから始まる授業内容にワクワクしています。

 

 

 

これから、クラスで協力しながら、新しい学びに挑戦していきますキラキラ

体育大会が始まる。笑顔の絶対王者は譲らない!林業科「結団式」で一致団結

今年度大会スローガン「常笑軍団キラキラ笑顔で楽しんだもん勝ち

「常に勝つ」ではなく、あえて**「常に笑う」**。いかにも、明るくタフな芦北高校らしい言葉が選ばれましたキラキラ

林業科の結団式では、団長の生徒が力強く宣言してくれましたお知らせ

「連覇のプレッシャーを感じることなく、一つ一つ楽しみながら盛り上げながら優勝をしましょう!」

その言葉通り、団員たちの顔にはすでに「楽しんだもん勝ち」と言わんばかりの不敵な(?)笑みが。

林業科の団結力は、日頃の山での実習で培われた本物です。重い丸太を運ぶときも、困難な作業のときも、常に声を掛け合ってきた彼らにとって、体育大会はまさに最高の「晴れ舞台」になるはずです花丸

技での勝利はもちろんですが、大会が終わった後に「最高に楽しかった!」と全員が笑い合える、そんな一日を目指してキラキラ

今年の体育大会は5月9日(土)に開催します。

 

鉛筆 苦み抜き 知恵を煮詰める 春の雨

 あいにくの雨となった今日、実習室では2年生による「食品製造」の実習が行われました。

 作るのは、爽やかな香りが広がる「甘夏マーマレード」です。

 

■丁寧な下準備から始まる

 今日は仕上げに向けた大切な下準備。

 まずは皮を一つひとつ四角く成形し、機械へ投入します。

 すると機械からは、細長い短冊状にカットされた皮が次々と出てきます。

 

 一方で、甘夏の実(じょうのう)は熱湯へと移されます。

 「熱湯へ入れ、取り出す」

 この実習工程を、3回。

 その後、じっくりと熱湯で煮詰めていきます。次回はいよいよ仕上げの予定です。

 

■「なぜ?」から始まる学び

 実習中、実を熱湯に入れている男子3人組に声をかけてみました。

 「なぜ、3回も熱湯に浸すのかな?」

 すると、生徒からは自信満々にこんな答えが。

 「冷凍保存していたので、解凍してるんです!」

 確かに、素材の状態を考えれば「解凍」も間違いではありません。

 ……が、あと一歩足りなかった!

 

 そばにいた担当職員からは、すかさず愛のある訂正と嘆きが入ります。

 「苦みを抜くためたいっ! 頼むから、話をきいといてくれよぉ……」

 

■工程の意味を考える

 言われた通りに実習をこなすだけでなく、「なぜこの工程が必要なのか?」を考える。

 「3回繰り返す」という手間には、甘夏特有の強い苦みを和らげ、最高に美味しいマーマレードにするための先人の知恵が詰まっています。

 今回のユニークな回答も、本質を知るための大切なステップ。

 「なぜだろう?」と疑問を持ち、先生の話をしっかり聞いて、その理由を深く考える。

 そんな積み重ねが、技術だけでなく「食」に向き合う姿勢を育ててくれるはずです。

 次回の仕上げ実習では、苦みがきれいに抜けた甘夏の香りが、実習室いっぱいに広がるのが楽しみです。

鉛筆 笑顔へと 届ける一玉 雨の日に

 今日はあいにくの雨。

 ハウスの中では昨日に引き続き、役目を果たした紐の撤去が淡々と進められています。

 一方で、実習室は「不知火(しらぬい)」の出荷調整で活気づいています。

 

■卒業生から受け継ぐ「実り」

 並んでいる不知火の多くは、この春に学び舎を巣立っていった先輩たちが、一年かけて大切に育て、2月に収穫してくれたものです。

 収穫後の予措(よそ)、貯蔵、そして厳密な計量。

 卒業生たちが一つひとつ積み重ねてきた丁寧な仕事のバトンを、今度は最高学年となった3年生たちがしっかりと受け取ります。

 

■一玉に込める「想像力」

 出荷調整に臨む3年生たち。

 検定を行い、一玉一玉を優しく拭き上げ、キャップを被せ、仕上げのシールを丁寧に貼っていきます。

 

 「手に取ってくださる方は、どんな笑顔で食べてくれるかな?」

 と想像を膨らませながら扱う手つきには、これまでの実習で培ってきた確かな優しさと責任感が宿っています。

 

 先輩たちが守り抜いてきた実りを、最高の状態で届けたい。

 外の雨音を忘れるほど集中した実習室で、3年生の手によって磨き上げられた不知火が、誇らしげに輝いています。

新しい春、新しい出会い。先輩・後輩の距離をギュッと縮めよう

先月から生徒会が生徒に向けた1ヵ月の目標を定めていますキラキラ

今回は「4月の目標」をご紹介します花丸

新しいクラス、新しい先生、そして新入生の皆さん。4月はたくさんの「はじめまして」が溢れる季節です。

生徒会では、このフレッシュなエネルギーを活かして、学年の枠を超えた「縦のつながり」を大切にしたいと考え、この目標を設定しました晴れ

「他学年と仲良くって、具体的にどうすればいいの?」という皆さんのために、ヒントをまとめましたにっこり

①まずは挨拶から・・・おはようございます。こんにちは。から会話が始まるかも…

②部活動・委員会活動から・・・興味のある部活にみんなで見学に行くのもあり

③昼休み・放課後から・・・教室だけでなく色々なところに散策に行こう!

鉛筆 結び目に 宿る苦労と 夏の予感

 2月に「不知火」の収穫を終えたハウス。

 今日は、役目を果たした麻ひもを、誘引用のワイヤーから撤去する実習です。

 

■地道な実習、時々「強敵」

 外はまだ穏やかな春の陽気ですが、一歩ハウスに足を踏み入れると、そこには初夏を思わせる熱気と湿度が立ち込めていました。

 汗を拭いながら、ワイヤーに結わえられた無数のひもを一つずつ切り取っていきます。

 実習自体は淡々と進みますが、時折、思わぬ「伏兵」に遭遇します。

 大半のひもはスルスルと解けるのに、ふとした拍子に、なぜかガチガチに固まってワイヤーに食い込んでいる結び目が……。

 そんな時、静かなハウスのどこからか、ボソッとツッコミが漏れます。

 

 「ちょ、誰やねん……こんなガチガチに結んだの(笑)」

 「これ絶対、後の人のこと考えてないやろ〜」

 

 格闘すること数十秒。

 ようやくパチンと切り落とした瞬間、小さく漏れる「ふぅ」という溜息。

 そんな光景が、実習のあちこちでポツリポツリと見受けられました。

 

■「苦戦」が教える、未来の知恵

 この「たまにやってくる苦労」を通して、生徒たちは大切なことを学びます。

 吊るす時にしっかり結ぶのはプロとして当然。

 けれど、「解く時の効率」まで考えて結べてこそ、本当に仕事ができるということ。

 「取りやすい結び方」を習得するのは簡単ではありませんが、その一工夫が、未来の自分や仲間の時間を生む。

 その重要性を、頑固な結び目と対峙することで、身をもって実感したようです。

■スッキリの裏側にある「誓い」

 「次はもっと、スマートに解ける結び方にしたる……」と心の中でリベンジを誓いながら、最後の一本まで地道に撤去。

 ワイヤーがスッキリと整った頃には、生徒たちの手も、そして「効率への意識」も、ひと回り成長したように見えました。

 

 次にこのワイヤーが使われるのは、さらに気温が高くなる夏。

 今日の湿気と熱気は、まさにその季節が近づいている合図でもあります。

 再びやってくる「玉吊り・枝吊り」のシーズンには、今日の苦戦を糧にした、機能美あふれる結び目がハウス中を彩るはずです。

鉛筆 錆を脱ぎ 「いざ出陣」と 胸を張る

 

── 相棒図鑑 其の参 「柑橘選果機」 ──

(其の二 「鋏(はさみ)一族」はこちら)

 

 機械倉庫の二階。

 薄暗い隅で、十年の眠りについていた一台の機械がありました。

 収穫した果実を大きさごとに転がして仕分ける「選果機(せんかき)」です。

 かつては本校の出荷を支えた功労者でしたが、いつしか時代の流れとともにその役目を終え、静かな隠居生活を送っていました。

 

「……もう一度、あいつの力を借りたい。機械があるなら、使わない手はないじゃないか」

 

 その復活劇が始まったのは、まだ寒さの厳しい昨年の12月のことでした。

 甘夏の収穫を前に、私たちは倉庫で眠る「古兵(ふるつわもの)」のもとを訪ねました。

 大人の腰ほどの高さでどっしりと構えるその姿は、長い年月を孤独に耐え抜いた風格を漂わせていました。

 クレーンで吊り上げられ、十年ぶりに地上へ帰還した老将。

 入念に埃を払い、一箇所ずつ丁寧に油を差し直してスイッチを入れた瞬間、低く唸るようなモーター音が響きました。

 それは、老将が再び誇りを取り戻し、力強く鼓動を始めた音でした。

 もし、この相棒に心があるならば、再び鎧を纏(まと)い、豪快に笑っているかもしれません。

 

 「十年間、倉庫の二階で出番を待っておったぞ。

  油を差されれば、体も心も熱くなる。

  まだまだ、若造には負けませぬぞぉー!

  さあ、生徒たちの『一年の証』、一玉残らず見極めてくれよう!」

 コンベアの上を転がり、ブラシに磨かれ、サイズごとの穴へと吸い込まれていく甘夏たち。

 その規則正しく滑らかな流れは、不思議といつまでも眺めていられるような心地よいリズムを刻んでいます。

 

 スマートな最新技術の「新しさ」はもちろん素晴らしいものです。

 しかし、こうした古く頑丈な道具が、手入れによって何度でも息を吹き返し、現場の第一線で働き続ける姿にも、捨てがたい良さがあります。

 生徒たちが丹精込めて育てた一年の成果を、一分の狂いもなく仕分け、次なるステージへと送り出していく。

 その姿はまさに、最前線に復帰した百戦錬磨の老將です。

 十年の眠りから覚めた「相棒」は、今日も実習室に力強いリズムを響かせています。


 「古いからと諦めるのではなく、手を入れ、磨き上げる。その手間こそが、道具を『相棒』へと変えていきます」

ようこそ芦北高校へ!対面式と部活動紹介

春の日差しが心地よい本日、本校体育館にて「対面式」および「部活動紹介」が行われました。

昨日の入学式では少し緊張した面持ちだった新入生たち戸惑う・えっ今日は先輩たちとの正式な顔合わせということで、期待と不安が入り混じった表情で体育館に集合しました急ぎ

まずは生徒会長挨拶では先日の真面目な歓迎の詞とは打って変って明るく歓迎していましたキラキラ

生徒会長からの歓迎の言葉では、「わからないことがあれば、いつでも私たちを頼ってください」という心強いメッセージが贈られました3ツ星

それに応える新入生代表の挨拶も、堂々としていて大変立派なものでしたひらめき

ユーモア溢れる生徒会長のあいさつに新入生の緊張も少し和らいだように感じました花丸

学科紹介では農業科・林業科・福祉科それぞれの魅力や実績を発表しました晴れ

 対面式の後は、お待ちかねの部活動紹介です!

各部が工夫を凝らしたパフォーマンスを披露し、会場は大いに盛り上がりました音楽

運動部: 空手道部や剣道部の練習の様子やバレーやバスケットボール部のユニフォーム姿で華麗なパス回しや技を披露。掛け声とともに響くボールの音に、新入生も見入っていましたにっこり


文化部:クリエイティ部の動画発表や食物部の実演など個性が光る紹介が続きました記念日

「初心者も大歓迎です!一緒に最高の思い出を作りましょう!」

どの部活も新入生の獲得に気合が入っており、笑いあり、驚きありの充実した時間となりました笑う

新入生の皆さんは、ぜひ積極的に色々な部活を覗いてみてくださいね。勉強だけでなく、部活動を通じて切磋琢磨できる仲間を見つけることは、高校生活をより豊かにするはずですグループ

 

 

今日から私たちの仲間。97名の新しい物語が始まります。

満開の桜が風に舞い、春の柔らかな日差しが校舎を照らす本日。本校では入学式を執り行いました。期待と少しの不安を胸に、真新しい制服に身を包んだ97名の新入生が、今日から私たちの仲間入りをしましたキラキラ

式典では、担任教諭から一人ひとりの名前が読み上げられると、会場には力強く、清々しい返事が響き渡りました。

 校長式辞(全文は20260408 令和8年度入学式式辞.pdf

①校訓「敬愛・勤勉・創造」② スローガン「私は挑戦する、夢を実現するために」③ 「美しい心」を育む

新入生誓いの詞(全文はR8 新入生代表 誓いの詞.pdf

新入生代表による誓いの詞では、地域みらい留学を通して本校を知り、入学してきた1年林業科の蒲生さんが

「それぞれの個性を活かし、互いに刺激し合いながら、芦北高校に新しい風を吹き込んでいくことを誓います」

という力強い決意が語られました。その真っ直ぐな瞳には、これから始まる高校生活への熱い意気込みが感じられ、教職員一同も身の引き締まる思いでした花丸

 来賓祝辞

在校生歓迎の詞

 式典後のホームルームでは教室で少し緊張がほぐれたのか、あちこちで笑顔も見られるようになりましたにっこり

97名の新入生の皆さん、保護者の皆様、ご入学本当におめでとうございますお祝い

本校は、皆さんが自分らしく、自由に、そして情熱を持って成長できるよう、全力でサポートしてまいりますキラキラ

これからの3年間、最高の思い出を一緒に作っていきましょう!

 

 

新たな出会いと共に。令和8年度の幕開け

校庭の桜が若葉へと姿を変え、春の息吹を強く感じる季節となりました。

本日、本校では令和8年度(2026年度)の新任式および第1学期始業式を挙行いたしました。

新学期のスタートを切る生徒たちの表情は、どこか誇らしげで、新しい1年への期待に満ちあふれていましたキラキラ

まず行われた新転任式では、今年度より本校に加わった教職員が紹介されました王冠

新しく着任した先生方を代表し、挨拶の中で「皆さんと共に学び、成長できることを心から楽しみにしています。いろいろなことに挑戦していきましょう」という力強いメッセージが送られました!

生徒代表の歓迎の言葉では、「本校は生徒一人一人が輝く、楽しい学校です。先生方との学校生活の中で多くのことを学びたいと思います。」という、温かくも頼もしい言葉が述べられました王冠

続いて行われた始業式。校長式辞では、(全文はこちら⇒20260408 第1学期始業式あいさつ.pdf

 1. 学年ごとの期待 2. 教育スローガン:「私は挑戦する、夢を実現するために」3. 安心・安全な学校づくりの話をされていましたキラキラ

その中でも、半歩先の身近な目標を定め、着実に歩みを進めることで、必ず成長へと繋がります。そのための「成長のコツ」として以下の3点を意識してください。

「気を利かせる」:一段上の自分を目指す。
「幸運を引き寄せる丁寧な生活」:身の回りを整え、感謝と謙虚な心を持つ。
「美しい心を持つ」:美しい心とは何かを考え続ける。

静まり返った体育館に、生徒たちが真剣に耳を傾ける姿が印象的でした花丸

生徒代表のあいさつでは3年農業科の告くんが

高校生という貴重な時間を目標を持って過ごしてください。私は新体操部としてインターハイに出場することが目標です。そのために日頃から練習はもちろん、充実した学校生活を送り、周りの人に応援して盛られるように頑張りたいです。皆さんも小さなことで構わないので自分なりの目標を決めて取り組んでいきましょう!

という挨拶をし、こちらも身が引き締まる思いがしました笑う

担任発表!期待と緊張の瞬間

式の最後には、待ちに待った担任・副担任の発表が行われましたお知らせ

自分のクラスの担任の名前が呼ばれるたびに、会場にはどよめきと笑顔(そして少しの緊張!)が広がりましたキラキラ

今日から新しい先生との生活が始まりますキラキラ今年1年よろしくお願いします。にっこり

鉛筆 実習着 姉から先輩 明日からは

 今日も農場では、3年果樹専攻の生徒たちが「不知火(しらぬい)」の出荷準備に追われています。

 

■技術とテンポの真剣勝負

 実習台に向かい、集中した面持ちで不知火の計量を行う生徒。

 50g刻みで細かく分けられたコンテナへ、迷いのない手つきでテンポよく仕分けしていきます。

 

 その一方で、専用の装置を使い、糖度と酸度を測る「非破壊検査」で品質検定を行う生徒も。

 一玉一玉の個性に科学の視点で向き合い、最高の一品を選別していきます。

 

■出番を待つ「主役」たち

 農場にある大きな貯蔵庫。

 現在は3つの貯蔵庫が、出荷の出番を待つ不知火で天井近くまで埋め尽くされています。

 この膨大なコンテナの山は、これまでの地道な管理の結晶です。

 

■同じ道を進む、妹たちへ

 その中で、協力して実習を進める二人の生徒。

 実はこの二人には、素敵な共通点があります。

 なんと、明日の入学式で、それぞれの妹さんが同じ「農業科」へと入学してくるのです。

 家では頼れる「お姉ちゃん」でしたが、明日からは同じ学び舎で、同じ志を持つ「高校の先輩」へと変わる二人。

 「先輩としてのアドバイスは?」と尋ねてみました。

 

 「高校生活は、本当に時間が経つのが早い。だから、一日一日を大切に、全力で楽しんでほしい。」

 

 真剣な表情で語ってくれたその言葉には、この2年間を全力で駆け抜けてきた最上級生としての重みがありました。

 

■感動、そして……

 まじめなコメントでビシッと決めてくれた後、ふと一人が呟きました。

 「……次は、私らが(卒業式で体育館に)座るんかぁ。……絶対泣くわ。」

 

 その言葉に、すかさずもう一人がツッコミを入れます。

 「そっちは誰の卒業式でも泣くやろ!」

 「あはは、確かに!」と弾ける笑い声。

 静かな実習室に響いた、最上級生としての自覚と、卒業への実感、そして変わらない友情が交錯した、少し大人びた(?)昼下がりの一コマでした。

鉛筆 Golden Fruits, Shared Dreams

Global Series Vol. 3:Ashikita Seasons

[JP]

 芦北高校農業科の活動を世界へ届けるシリーズ。

 私たちが大切にしている活動の記録を厳選し、月に一度、英語版としてお届けします。

 第3回は、3月9日の「不知火(しらぬい)の袋詰め実習」の記録です。

 [Global Series Vol. 2:Bright Smiles, Blooming Together はこちら]

 

[EN]

Sharing the passion of Ashikita Agricultural High School with the world. Once a month, we present an English edition of our specially selected stories. Vol. 3: Shiranui Citrus Packaging Practice (Mar 9th).

[Click here for Global Series Vol. 2:Bright Smiles, Blooming Together]

 

— Shiranui Citrus: Hand-wrapping Practice for the Coming Spring —


The air in the orchard has begun to soften, yet inside the practice building, the energy remains high, as if to say, "The real work is just beginning." Looking up, containers are stacked high, filled with golden "Shiranui" citrus, waiting for their turn to be shipped. The students' hands move rhythmically, carefully wrapping each fruit in a protective polybag.

During this practice, as they focus all their senses on their fingertips, a natural relaxation seems to take hold. Curiously, their hearts feel closer here than they do in the classroom.

 

"Sensei, I went to my sister's graduation ceremony the other day."

"Do you still remember the lyrics to your junior high school song?"

"Man, that sore throat from the flu was seriously brutal..."

 

From casual reports of daily life and lighthearted memories to serious discussions about their future paths, and even grand dreams of crossing the ocean—"I want to live in Korea someday!"

 

 

Their hands never stop, yet their expressions are far softer than those seen in the classroom. The way they handle each fruit with care seems like a reflection of their will to cherish and weave their own futures in the same way.

Practice is not merely a place to learn technical skills. Through the "Shiranui" citrus, we touch the rich inner colors of our students. Surrounded by these golden fruits, their dreams, too, begin to take shape.

 

 

We get to see expressions and hear thoughts that rarely emerge in a typical classroom setting. This "time for dialogue" is an irreplaceable charm of these practical lessons for us as educators as well.

「今の私たち」を載せて。春爛漫の表紙撮影

新年度がスタートし、校内の桜もちょうど見頃を迎えた絶好のタイミングで、来年度入学生向けの「スクールガイド(学校案内)」の表紙撮影を行いましたキラキラ

今年の撮影場所は、町内にある見事な桜のある「佐敷川緑地公園」晴れ

青空と、満開の薄ピンク色のコントラストが本当に綺麗で、まさに「青春」を絵に描いたようなロケーションになりました花丸

モデルを務めてくれたのは、各学科代表の生徒4名王冠

最初はカメラを前にして少し緊張した面持ちでしたが、カメラマンさんの「もっと笑って!」「普段通りに喋ってみて!」という声かけに、次第にいつもの明るい笑顔が溢れ出しました3ツ星

今回の表紙は、「新しい一歩を踏み出すワクワク感」が伝わる、非常に華やかで温かい仕上がりになりそうです!

どんなスクールガイドになるか楽しみですね笑う

完成したスクールガイドは、地域みらい留学【高校進学】フェスやオープンキャンパス、学校説明会で配布予定ですので、どうぞお楽しみににっこり

鉛筆 芯を入れ 場を清め待つ 春の風

 二十四節気では、5日に「清明(せいめい)」を迎えます。

 この季節を象徴する「清浄明潔(せいじょうめいけつ)」という言葉。

 万物が清らかに、明るく生き生きと輝く季節という意味が込められています。

 

 その言葉を体現するかのように、春休み中の農場では、新しい仲間を迎える準備が着々と進んでいます。

 農業科の更衣室では、新一年生が気持ちよく最初の一歩を踏み出せるようにと、ロッカーの隅々まで丁寧に掃除し、場を清める生徒の姿がありました。

 新しい風を最高の状態で迎え入れようとするその誠実な姿に、本校が大切にしてきた伝統の「土壌」を感じます。


■ 命を繋ぎ、輝きを創る

 来週4月8日に挙行される入学式。

 その式典を彩るため、実習棟ではフラワーアレンジメントの制作が行われていました。

 制作に励んでいたのは、先月の卒業式でも見事なアレンジメントを手がけてくれた一人の生徒です。

 普段から指導していただいている講師の方のアドバイスを真剣な眼差しで受け止めながらも、自ら考え、一輪一輪の花と対話するように向き合う。

 その横顔には、春の柔らかな光に負けないほどの凛とした「輝き」が宿っていました。

 

 皆さんは、花の軸を支える「ワイヤー」の存在を知っていますか?

 美しい花を、最も輝く角度で、そして式典の間も長く咲き続けさせるために。

 生徒は、見えないところで茎に細いワイヤーを巻き、軸を一本ずつ補強しています。

 講師の教えを自分のものにしながら、迷いなく花を切り、挿していく。

 その一連の動作の裏側にある、繊細で気の遠くなるような手間。

 それは、自分たちが大切に育てた、あるいは誰かが想いを込めて育てた命を、自らの技術でさらに美しく昇華させ、新しい誰かへと繋いでいく尊い作業です。

 「私にはとても真似できないな」と圧倒されるほどの集中力と、花を扱う優しい手付き。

 卒業式からまた一歩、その技術と想いを深めた生徒の献身的な姿こそが、入学式というハレの舞台を本当の意味で輝かせる「魔法」なのだと、深い驚きとともに感動を覚えました。

■ 新しい「光」を待つ農場

 清らかに整えられた場と、魔法をかけた花たちが、来週、新しい仲間という名の「光」を温かく迎え入れます。

 新しい光が伝統という土を温め、土が光に応えて新たな命を育む。

 この清明の季節にふさわしい、瑞々しい物語がもうすぐ始まろうとしています。

■ 輝く明日へ

 万物がその命を輝かせる、この佳き日に。

 生徒の誇らしい輝きを糧に、私たち農業科一同も、共に一歩ずつ成長していきたいと思います。

 皆さまの周りでも、何か新しい「輝き」が見つかるような、清らかな春でありますように。

 


「清明(せいめい)」

 万物の輝きとともに、新しい一歩を待つ芦北高校より。

鉛筆 笑顔へと 続く一打の エンターキー

 4月1日。

 新年度の挨拶と、期待と不安が入り混じった先生方のザワザワとした談笑。

 熱気を帯びた空気の中で、新しい一年が幕を開けます。

 

 午前中から息つく暇もなく始まる会議の連続。

 分掌の実務、学級経営、膨大な年間実習計画……。

 共有フォルダに積み上がるデータの山を眺めながら、正直なところ「おっと、これは……」と、頭がパンクしそうになっているのが本音です。

 

 ようやく訪れた昼休み。

 喧騒を離れ、呼吸を整えるように農場へと向かいます。

 会議室の熱気とは違う、少しヒンヤリとした果樹の出荷調整室。

 主役を待つ静かな食品製造実習室に響く自分だけの足音。

 そして、温室内で鼻の奥をくすぐるサイネリアの香り。

  誰もいない現場を歩きながら、

 「正直、会議室にこもるより、ここで生徒たちと一緒に実習している方が、よっぽど性に合っているのになぁ……」

 なんて、思わず苦笑いがこぼれます。

 

  土と緑の匂いに触れて、ようやく少しだけ、深い呼吸が戻ってきます。

 視界の端では、裏山を鮮やかに染める桜の薄桃色が、春風に優しく揺れています。

 農業科の学びは、日々の実習という地道な積み重ねでできています。

 新しい年度を迎えても、目の前の管理に一つひとつ丁寧に向き合い、毎日の実習を何よりも大切にすること。

 その積み重ねの先に、生徒たちの心が満たされ、充実した顔で農場を歩く姿を目指します。

 そうして一歩ずつ育んできた「実り」を、どう次へ繋げていくか。

 生徒たちが登校し、農場に弾けるような活気が戻ってくるまで、あと数日。

 

  令和8年度。

 やるべきことは、山積みです。

 けれど、そのすべてが、最後には生徒たちの笑顔に繋がっている。

 そう信じるだけで、指先に少しだけ力が宿ります。

 

 「カンッ」、と少し強く叩くエンターキー。

 

 さぁ、始めますか。