2020年4月の記事一覧
地歴・公民科「倫理」から図書の御案内
3年文系の皆さん、「倫理」の自主学習は進んでいますか?
「倫理」は考えることがメインの学問。臨時休業で時間がたっぷりある今だからこそ、ぜひ取り組みたい教科です。
とはいうものの、教科書を読んでも今ひとつ興味関心がわかない...という人も多いのではないでしょうか。
そこで、本校図書館にある数多くの蔵書の中から、オススメの本を選んでみました。今度登校した時にはぜひ図書館に寄って借りていってください。
◎直江清隆 編 「高校倫理の古典で学ぶ 哲学トレーニング1 人間を理解する」(岩波書店)
タイトルが示しているように、高校倫理と関連づけて分かりやすく、モンテーニュやデカルトなどの哲学者の思想が学べます。例えば、「なぜダイエットはうまくいかないの?」というドキッとする問いに、アリストテレスの思想で答えを導いていきます。詳しくは、授業で。
余談ですが、このシリーズの「1」はあるのに「2」がない! 早速取り寄せていただくようお願いしました。
◎プラトン 著、北口 裕康 訳 「ソクラテスの弁明 関西弁訳」(PARCO出版)
有名な古典が、まさかの関西弁で登場。平成元年、大学1年生の夏休みの宿題で岩波文庫の「ソクラテスの弁明」に悪戦苦闘したのを思い出しました。中身は授業で紹介します。
◎佐藤 雅彦 著 「プチ哲学」(マガジンハウス)
たくさんの文字が並んでいるのを見ると眠くなる...という人にオススメなのがこの本。出版当時もかなり流行りました。楽しみながら、「哲学」を学べます。
◎高校倫理研究会 著 「高校倫理が好きだ! 現代を生きるヒント」(清水書院)
このタイトルに惹かれました。もし授業が始まって「倫理」が嫌いになりそうになったら読んでください。どこかのアイドルのセリフではありませんが、「授業が嫌いでも、『倫理』は嫌いにならないでください。」
番外編
ジェームズ・クラベル 著、青島 幸男 訳 「23分間の奇跡」(集英社)
衝撃の1冊。短編ですので30分程度で読めます。いろいろ考えさせられる一冊です。