SSHのページ

【SSH】職員研修:人権教育・教科間連携授業

 天草高校では「研修日課」が考査前1週間の週に設けられています。その2回目の研修日課である今日は、午後の時間を使って2つの研修が行われました。

 始めに行われた人権教育に関する講話では、教育庁人権同和教育課より堤田様を講師としてお迎えし、主に同和問題(部落差別)、子どもの人権、更に性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性の理解を含む、様々な人権課題について研修を受けました。今年度施行された子ども基本法についてや、自分や他者の人権を守ろうとする意識や意欲を促進するための授業中の体験的な学習についても考えることができました。

 その後、SSH研究部より教科間連携授業についての研修がありました。今日の研修では国語科と地学科、AS・ATの教科間連携の例について説明があった後、4つのグループに分かれて実際の教科間連携授業の内容について話し合うワークショップを行いました。あるグループでは地理×英語の教科間連携について話し合い、地理における資料読解力の向上を資料を利用した英文の理解力の向上につなげるという授業のアイデアが出ていました。また、あるグループでは国語×生物の教科間連携について話し合い、「読むこと・書くこと」を高めようとしている論理国語での学びを活かして、生物でも書いてまとめる場面を設定するという活動を模索していました。

 天草高校では全ての科目で探究場面を設定して探究型授業の実践を行っています。生徒たちがより深く・主体的に学んでいくためには、1つの教科で得た学びをまた別の教科で実践・発展させていく必要があります。生徒たちの探究的な学びを効果的にサポートできるよう、私達教師も連携し、日々授業の改善に努めていきます。