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トンガ火山噴火による大気圧変動の計測結果

2022年1月15日に発生したトンガの火山噴火に伴う気圧の上昇を、本校の屋上にある気象観測装置が捉えていました。

写真のグラフ赤線に注目してください。

1月15日21:00付近に、気圧の急上昇と急下降が読み取れます。

観測機器の故障の影響も考慮し、念のため1か月ほど観測を続けてみましたが、その間の観測データに異常は見られなかったため故障はないと判断しました。

トンガから天草までの距離は、約8,300km。

トンガ火山噴火時刻は、日本時間の13:10頃といわれているので、観測までにかかった時間は約7~8時間。

つまり、時速約1,100kmの速さだったとわかります。

飛行機の時速860kmよりも速く、音の伝わる速さとされる時速1,225km(マッハ1)と同程度です。

何より、太平洋の大気を越えて、日本の大気にまで影響を及ぼすということは、それほど大きな威力であったとわかります。

このような出来事は、世界各地で起こりうることですので、みなさんも、関心を持って考えてみて欲しいと思います。

■PDFはこちら → トンガ火山噴火による気圧上昇.pdf