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【SSH】國立海洋科技博物館にて

 さて、海洋科技博物館に到着してまず私たちを出迎えてくれたのは、水族館の外の海に設置されたライブカメラの映像を利用した展示です。まるで本当に海の中にいるような世界です。進んで行くと、日本の水族館のように大きく様々な魚が暮らす水槽もあれば、川の生態系を再現した展示など、フロア毎に様々な工夫がなされていました。

 研修の参加生徒も天草で研究しているアマモや、ブルーカーボンについての詳しい展示もあり、中国語や英語の説明を頑張って読み解いたり、メモを取ったりしていました。また、台湾の子どもたち向けの環境教育として、デジタル機器を活用し、体験して学べるコーナーも興味深いものでした。今後のサイエンスアカデミーやARPでの活動にも活かすことを念頭に置いて、体験して学ぶことができたようです。

 最後に見学したのが、研究のための水槽が並んでいるフロアです。地球温暖化によるサンゴの白化や外来種の流入など、様々な環境問題をテーマにしてあり、天草の抱えている問題と共通する部分が多くありました。小学生の科学展の入賞ポスターも展示してありました。中国語のポスターですが、生徒たちはアプリを駆使して読み解き、そのレベルの高さや日本のポスターとの違いを観察していました。