定時制日誌

中間考査が終わりました!

11月30日から12月4日の1週間実施された後期中間考査も今日で終わりました。
緊張の1週間でしたが、体調も崩さずに頑張って受験しました。

  

いよいよ、あと3週間で今年も終わります。
思い残すことのないよう、学校に、仕事に、趣味にと多方面で活躍してほしいですね

食育講演会「生徒の感想」を少しだけ

11月27日(金)に実施された食育講演会の生徒の感想をいただきました。
 

・水俣病で食まで否定され、辛いことがあったにもかかわらず、諦めずに続けられることがすごいと思いました。

・今まで何も考えずに出されたものを食べていたので、これからはすべての食べ物に感謝して食べたいと思いました。また、お米つくりをしているおじいちゃんの仕事をこれからは毎年手伝いをしようと思いました。

・「水俣」に対する意識が大きく変わりました。澤井さんが真剣に食に取り組む姿がよく伝わりました。「食で病になったとだけん、食でなおすとたい」の言葉がとても印象に残りました。水俣の人たちの真剣な農業に対する強い思いが心に届きました。

・自分は水俣で小学校2年生まで過ごしてきて、水俣は空気もきれいで食べ物もおいしいことも知っています。こんなふうに水俣のことを広めて、イメージを変えていこうとすることが大事なことだと思いました。

・日本は本当に豊かな国なんだと思いました。外国では満足に食事もできないで必死に生きている人がたくさんいるのに、日本では売り切れなければ廃棄する。もったいないし環境にも悪いと思いました。私も「水俣」と聞くとまっさきに水俣病を思いうかべてしまいます。マイナスのイメージが強かったのですが、今回の講演を聞いて新鮮でおいしい食材がたくさんあることを知り、これからは水俣産のものも積極的に買っていこうと思いました。

・澤井さんの話を聞いて、食に対する考え方を改めるべきだと思いました。おじが米農家をしているので使命感のようなものを感じました。澤井さんの人柄、地域に対する想いも感じとれた気がします。「食と命」このテーマは他人事ではいけないものだと思いました。

・野菜を育てている人、自然からとるものを出している人、そういった人から食材を直接受け取りに行き、必要な人に届けることで、人と人とのつながりができるということがわかりました。


後期中間考査

11月30日から12月4日まで、後期中間考査が行われています。



みんな真剣に受験していますね!

12月になり、気温が急激に下がってきました。
定時制の教室では寒さ対策も大事。
今週から暖房を入れていただけることになりました。
暖かい教室で勉強ますます頑張ります!

食育講演会がありました


 11月27日(金)、あばぁこんね会長・もじょか堂代表の澤井健太郎氏を講師にお招きし、「食と命~水俣から安全でおいしい食材をみなさんへ」という演題で、食育講演会を開催しました。
 
  

講演の要旨はつぎのとおりです。
 

学生時代から海外へ渡航し、さらに水俣で農業を学んだことをきっかけとして、JICAの青年海外協力隊として海外で働くことを目標とした20代。しかし、JICAの二次試験の健康診断で心臓に異常が見つかり、夢を断念せざるを得なくなった。失意の中でのふるさとでの療養中、農業だったら地元でもできるのではないかと水俣で農業をする決意をした。

 

初めに養鶏を手がけた。4羽の鶏を手に入れ、自然の中で大切に家族のように育てた鶏が10か月後に産んだ1個の卵。そのまま育てれば羽化して鶏になる卵。食べるために育てたものなのに、どうしても食べ物に見えなかった。悩みぬいた末に食べた卵は弾力があってとてもおいしいものだった。「命をいただく」ことに真剣に向き合った瞬間だった。この感動をみんなに伝えたい、おいしい卵をみんなに食べてもらいたいと思い、もじょか堂を創設した。途中、鳥インフルエンザの流行があり養鶏を断念。もじょか堂では、生産者が愛情込めて育てた安心で安全な食材を吟味のうえ取扱い、消費者に販売した。しかし、愛情こめて作物を育て、おいしいものを提供するという生産者の夢も捨てきれず、今はアボカドの生産にも取り組んでいる。

 

現在、世界に1億人以上飢餓の状態の子どもがいる一方で、たくさん採れた野菜や作物が市場に出ることなく、育てた農家さんが自らトラクターで踏みつぶすような光景が日本にはある。物質の豊かさや利便性を追求しすぎた結果、現代の日本人は、大切なことを忘れているような気がする。

 

「ミナマタ」は、日本で初めて食による公害が起きた土地である。長い間差別や風評被害にさらされ、食べ物に水俣産と言えない時代が続いた。今では、環境モデル都市として国の認証も受け、人々の意識も変わりつつある。水俣病患者で語り部だった故杉本栄子さんの言葉「食で病になったとだけん、食で治すとたい」。過去の過ちを教訓とし、二度と繰り返さないために、水俣の生産者たちはできるだけ農薬や化学肥料に頼らない農業を目指している。

 

ヒトは、命をいただくことでしか自らの命をつなぐことができない。もっと食べ物や生産者に関心を持ってほしい。つくる人と食べる人の関係性を大切につくっていくことが水俣の未来をつくることであり、自分の役割であると考えている。

 

講演の要旨は講演を聴いて湧心館高校定時制でまとめたものです。

今日の給食は東京と福井の郷土料理

献立は、柳川風丼、こっぱなます、すまし汁です。

「こっぱなます」が福井県の郷土料理だろうなとさっしはついたけれど、「柳川風丼」…

どうしても柳川というと福岡県を思い出してしまうが・・・

 

そこで、給食の先生に聞きました。

柳川風って? 福岡県じゃないの?

 

柳川というのは、江戸(東京)発祥の料理、どじょう鍋

給食にどじょうというわけにはいかないよね。実際、どじょうに抵抗がある人も…。

それで、どじょうに変えて肉を使ったものを柳川風っていうのよ。

特徴は、肉に笹がきごぼうを加えて甘辛く煮て、卵でとじたもの。ごぼうをたくさん食べられて栄養たっぷりよ。

 

 

卵がふわふわで、とってもおいしかったです。

 

こっぱなますは福井県の郷土料理ですか。

 

そうよ。だいこん・ニンジン・ネギ・油揚げ・白ごまなどを、辛子酢味噌であえてあります。

 

あまり食べない味ですが、辛みがきいてとてもおいしかったです。

 

毎月、いろんな献立の工夫があって、給食は楽しいです。

これも給食の先生方のチャレンジのおかげです。

今日もおいしい給食、ありがとうございました。