2022年6月の記事一覧
実習風景(電子科)
実習風景(電子科)
梅雨に入り、だいぶ蒸し暑くなってきましたが、電子科の実習内容について紹介します。
今回紹介する実習は、電子科3年生のマイコン制御の実習です。
マイコンとはマイクロコンピュータのことで、家電製品や自動車、産業機械など私たちの身近にある様々なところで「制御」をするために利用されています。マイコンには様々な種類がありますが、今回はPICと呼ばれるICにプログラムを書き込み、LEDやブザー、モータの制御などを行いました。また、プログラミングの言語として、扱いやすいC言語を使用してプログラム作成を行いました。今後、情報化がさらに発展していく中で、プログラミング技術はさらに需要度が高まります。本校電子科では、1年次にC言語の基礎を学び、2年次にC言語を用いた演算処理プログラムの学習を行い、3年次では1・2年次に学習した内容を実習や課題研究などに活かし、プログラミング技術を身に付けています。
授業風景(電子科)
授業風景(電子科)
電子科の授業風景をお届けします。
こちらは電子科1年生の電子回路の授業の様子です。電子回路では、半導体やトランジスタ回路、発振回路や通信回路など、半導体素子を使用した回路について学習をします。今回の授業ではダイオードの利用や種類について学習しており、ダイオードの種類や用途をタブレット端末で調べ、まとめています。ダイオードは半導体製品の一種で、電流の流れを整えたり、信号を取り出したり、スイッチの役割、発光ダイオード(LED)は点灯、定電圧ダイオードは電源の電圧を一定にしています。数々の種類があり、これらの部品は私たちの生活を支える電子機器の中に多く利用されています。現在世界では、コロナ禍などによる半導体の供給不足で、熊本でも台湾の半導体大手TSMCの工場が建設されるなど、今後さらに需要が高まってきます。これからの私たちの日常生活や日本を半導体で支えるためにも、是非玉名工業電子科で半導体やプログラミングについて学んでみませんか?
第19回熊本県高校生ものづくりコンテスト(電子回路組立部門)
第19回熊本県高校生ものづくりコンテスト(電子回路組立部門)
6月12日(日)に本校で第19回熊本県高校生ものづくりコンテスト(電子回路組立部門)が行われました。
電子回路組立部門では、抵抗や半導体、センサなどをはんだ付けし基板を作ったり、与えられた課題についてプログラムを作成し、動作させるなど、回路設計・組立力やプログラミング技術を競い合います。
今回は6人の選手がエントリーしており、その中で電子科の森山君が見事金賞を取ることができました。また、7月9日、10日に長崎県で行われる九州大会に出場します。熊本県代表として、全国大会に出場できるように頑張ってきてほしいと思います。