2024年5月の記事一覧
【理科部】荒尾干潟のカニを探そう!
中間考査が終わり、5月24日、理科部では荒尾干潟にて自然学習に取り組みました。
まず、荒尾干潟水鳥湿地センターにて施設の案内と荒尾干潟の講義をしていただきました。
長靴を履いて、潮の引いた干潟を歩いて生きものを探します。
干潟はちょっと歩くだけでカニや貝やトビハゼなどの生きものがたくさんいました。
このたくさんの生き物がいるからシギやチドリの渡り鳥が荒尾干潟に集まって来るんだと実感しました。
干潟を歩いて行くと徐々に泥の部分が多く、歩きにくくなってきましたが、泥に足を取られながら干潟の奥の方までみんなで歩きました。
干潟は風が心地よく遠くまで見渡すことができ、とても気持ちがよかったです。
荒尾干潟には豊かな生態系があり、たくさんの生き物が暮らす場所であることを学ぶことが出来ました。
【理科部】春の渡り鳥の観察
5月13日(月)、理科部で荒尾干潟に渡り鳥の観察へ行きました。
荒尾干潟では4~5月は春の渡りのシーズンで、シギやチドリの渡り鳥が干潟をにぎやかにしています。
この日は風がとても強く、しばらく待っていると潮が引き始めた干潟にシギやチドリが一斉にやってきました。
シギ・チドリは保護色の茶色っぽい鳥が多いですが、望遠鏡や双眼鏡を使って鳥の種類を見分けます。
今シーズンはキアシシギを一番多く見かけました。
胸がオレンジなのはオオソリハシシギのオスの特徴です。
チュウシャクシギとキョウジョシギです。
ダイゼンがカニを何回も落っことして、足をもいでから食べていました。
最後にシロチドリが走って餌を探しているかわいい姿も観察することが出来ました。
5月の第2土曜日は「世界渡り鳥の日」に制定されており、数千キロを移動する渡り鳥の保全について考える日です。
この渡り鳥たちはあと2,3週間すると繁殖のため北のアラスカやシベリアに向けて旅立ちます。
カニやゴカイなどの生き物が豊富な荒尾干潟は渡り鳥たちの貴重な休息場所になっています。
荒尾干潟の自然の豊かさを実感するとともに、生態系や生物多様性は世界中とつながっているということを学ぶことが出来ました。