【理科部】春の渡り鳥の観察

5月13日(月)、理科部で荒尾干潟に渡り鳥の観察へ行きました。

荒尾干潟では4~5月は春の渡りのシーズンで、シギやチドリの渡り鳥が干潟をにぎやかにしています。

この日は風がとても強く、しばらく待っていると潮が引き始めた干潟にシギやチドリが一斉にやってきました。

シギ・チドリは保護色の茶色っぽい鳥が多いですが、望遠鏡や双眼鏡を使って鳥の種類を見分けます。

今シーズンはキアシシギを一番多く見かけました。

胸がオレンジなのはオオソリハシシギのオスの特徴です。

チュウシャクシギとキョウジョシギです。

ダイゼンがカニを何回も落っことして、足をもいでから食べていました。

最後にシロチドリが走って餌を探しているかわいい姿も観察することが出来ました。

 

5月の第2土曜日は「世界渡り鳥の日」に制定されており、数千キロを移動する渡り鳥の保全について考える日です。

この渡り鳥たちはあと2,3週間すると繁殖のため北のアラスカやシベリアに向けて旅立ちます。

カニやゴカイなどの生き物が豊富な荒尾干潟は渡り鳥たちの貴重な休息場所になっています。

荒尾干潟の自然の豊かさを実感するとともに、生態系や生物多様性は世界中とつながっているということを学ぶことが出来ました。