ボランティア部

南稜祭で展示とバザー!

11月5日(土)
 3年振りに一般公開日が設定された南稜祭において、ボランティア部は展示部門とバザー部門に取り組みました。
 展示部門では、「熊本スマートドライバー」の交通安全宣言コーナー、「ウンスンかるた」体験コーナー、救急法体験コーナー、高齢者擬似体験コーナー、点字体験コーナーの5つの体験コーナーを設置しました。
 「熊本スマートドライバー」の取組は、放送作家の小山薫堂さんが発起人となって首都高速道路で始まった「東京スマートドライバー」の取組が全国に広がったもので、自発的な安全運転を促進しています。ここ人吉球磨地域の皆様にも交通安全の意識を高めていただけたらと、今回は来場者の皆さんに会場で記入していただいた「私の交通安全宣言」を広用紙に貼り並べました。

 

 「ウンスンかるた」は、室町時代にポルトガルの船員達から日本に伝えられた、現在のトランプに似た遊びが、日本で作り変えられたものです。以前は全国で遊ばれていましたが、遊戯物が一切禁じられた寛政の改革の後は、ここ人吉球磨地域だけに伝わるものとなってしまいました。ボランティア部も、地域活性化を願って、人吉市加治屋町通りで年1回開催されている「ウンスンかるた大会」に出場しています。

 

 救急法体験コーナーでは、上球磨消防組合から訓練用人形とAEDトレーナーを借用して、心肺蘇生とAEDの使用について体験するコーナーを設置しました。ボランティア部では、校内にAEDを使用できる人が少しでも増えてほしいという思いから、上球磨消防組合に依頼して希望生徒を対象に毎年度「普通救命講習」を開催しています。

 

 ボランティア部では、ご高齢の方々の不自由さを体験しながら優しい言動について学ぼうと、高齢者擬似体験セットを用意し、他校のボランティア部の人達とも一緒に学習に取り組んでいます。今回は、来場者の方々にも装具を装着して体験をしていただきました。

 

 点字体験コーナーでは、点字板とタックテープを用意し、来場者の皆さんにはタックテープに御自分の氏名を点字で打っていただいたものを持ち帰っていただきました。ここ人吉球磨地域にも視覚障がいにより点字を使ってコミュニケーションをとっている方がおられます。本校には福祉に関心がある生徒が多くいますので、現在学んでいる点字を通して視覚障がいのある方とも交流をしたいと考えています。

 

 バザー部門では「レモネード・スタンド」を設置し、レモネードの販売を行いました。炭酸割り(氷あり、氷なし)、水割り(氷あり、氷なし)、お湯割りの5種類から選べるようにし、代金の代わりに募金を募金ケースに入れていただくようにしました。用意していた126杯のレモネードは売り切れてしまい、13,803円の御寄付が寄せられました。この御寄付は、免田ライオンズクラブを通して「レモネードスタンドinふくおか」に届けられ、小児がんの子ども達の支援に役立てられます。