馬術部 活動日誌

【馬術部】三重国体(代替)大会結果報告

三重とこわか馬術競技大会 IN SUZUKA(第76回国民体育大会代替大会)が3月11日(金)~13日(日)に実施され、本校の監督でもあり食品科学科職員が成年男子ダービー競技にて4位入賞(本校成年種目18年ぶりの入賞)を果たし、先日卒業を迎えた総合農業科3年の杉山仁美さんが少年ダービー競技にて6位入賞(本校少年種目10年ぶりの入賞)を果たしました。また、生活経営科3年の永溝歩華さんが少年スピード&ハンディネス競技にて入賞は逃しましたが、18位で日本のトップレベルの選手と肩を並べ堂々とした走行を見せてくれました。

大会の様子と大会を終えた選手の感想をご覧ください。

 

大会初日鈴鹿サーキットをモチーフにした障害物と選手、コーチで記念撮影

競技下見の様子

競技の開始15分前から10分程度行われます。馬は待機させ選手、監督、コーチで入念に行います。

競技の合間に馬取り扱いのプロ持田氏による講習会を熊本県チームにしていただきました。競技だけではなく様々な事を大会期間中学べました。

来場者や選手団には大会プログラムだけではなく、木製のコースターや缶バッチなど記念品をいただきました。おもてなしを存分に感じました。ありがとうございました。

表彰式の際には馬車にて表彰者が登場しました。ここでも選手、来場者を思いっきり楽しませてくれました。

ここからは、競技の様子に入ります。

少年二段階障害飛越競技に出場した翔陽高校3年羽田志誠選手とブリランテ号

おしくも一段階目で減点があり二段階に進めませんでしたが思い切りのある走行で会場からたくさんの拍手をいただきました。

少年標準障害飛越競技に出場した翔陽高校3年赤星宗虎選手とブリランテ号

熊本県選手団のトップバッターとして走行しました。入賞は逃しましたが競技内容はすばらしくチームに多大なる勇気を与えてくれました。

本校生活経営科3年の永溝歩華選手とピックヴィジョン号

少年スピード&ハンディネス競技の様子

大会を終えて永溝選手の感想
「今回行われた三重国体代替試合で私はスピード&ハンディネス競技に出場しました。県代表として出場させて頂けたこと、とても感謝しています。保護者や先生方、その他にも多くの方から応援など、支えていただき、この大会に参加することが出来ました。結果としては、1反抗があり馬のいつもと違う雰囲気に呑まれ、自分が思うような走行ができませんでしが、今まで出場した大会で1番走行中楽しいと思えた大会でした。代替試合少年種目は盟友の杉山さん、翔陽高校の赤星君羽田君と私の4人の参加でしたが、とても楽しく良い思い出にもなりました。
南稜高校Jrクラブから馬術をしてきて、多くの方に出会い、沢山の指導など、ありがとうございました。南稜高校の馬術部でよかったと心の底から思います。このコロナ禍のなか練習など、思うようにできなかったにも関わらず、私達の大会に行きたいという思いを叶えて下さりありがとうございました。
そして、5日間厩舎管理をしてくれた後輩4人にはとても感謝しています。2月から部活に行ける時間が少なくなり、練習など見て欲しいと頼まれても見れることが少なくなっていました。それでも、部活に顔出した時は駆け寄って来てくれたり、ワイワイしてるみんなを見てとても嬉しくなります。1.2年生計4人と少ないですが、毎日の管理、練習に、真面目に取り組み、それぞれがしっかりとした目標に向けて頑張っている姿とてもかっこいいです。皆の成長が早く、毎日驚かされています。きつい言葉も言ったりして、傷つけていたかもしれないけれど、これまでついてきてくれてありがとうございました。みんなそれぞれのペースがあると思うので、それぞれのペースで頑張ってください。皆が1年後、2年後どんな姿になってるかがすごく楽しみです。これからもずっと応援しています。
校長先生や、保護者の方、南稜馬術部後援会、OB.OGの方ここまで支えて下さりありがとうございました。樫山先生、浜崎先生、指導や応援ありがとうございました。沢山の方から支えてもらったことに感謝し、これから乗馬インストラクターとして、6年間の学びを活かしていきたいです」

少年ダービー競技に出場し6位入賞を果たした本校3年総合農業科の杉山仁美選手とピックヴィジョン号

杉山選手の感想です。

「今回の国体では、目標としていた県代表の選手として出場させていただきました。馬場馬術だけでなく、本国体では障害馬術の方もチャンスをいただき新しい挑戦をすることができました。国体は代替え試合という形になりましたが、普段の熊本の大会とは雰囲気も違ったり、ダービー競技という経験がない種目に出場し、とてもいい経験になったと感じています。今回の大会はすごく不安でいつも以上に緊張しました。しかし、今までとは違い緊張を緩和させる方法や、プラス思考に考えるなど工夫もでき、気持ちの面でも少し成長できたと思います。
このような経験ができたのは、南稜馬術部でジュニアの頃から先生方に指導していただき沢山練習ができたことや、他の県が出場できない中、出場を許可してくださったからです。
この大会で感じた事や経験した事を今後の大学馬術でも生かしていきたいと思います。
最後になりますが、後輩達にも沢山ありがとうを言いたいです。そして、自分のペースでいいので楽しく馬術を続けて欲しいです。目標が高ければいいというものではないと私は思います。まずは目の前の課題を1個ずつクリアして前に進んで下さい。焦りすぎると前に進むことは出来ません。楽しくするのがbestだと8年間を通してわかりました。高校生活で応援してもらった分私もずっと応援してます!!
終わりに南稜馬術部後援会、支えていただいた両親をはじめ保護者の方々、地域の方々、熊本県馬術連盟の方々、これまで関わっていただいた先生方、今までありがとうございました」

 

この大会は「2年連続国体を無くすことはさせられない」という強い思いが詰まった素晴らしい大会でした。開催していただいた三重県、三重県馬術連盟の方々に深く感謝します。

熊本県の代表として少年の部に出場した本校生徒2名は小学生、中学生から本校の馬術部にてジュニアチームとして活動していた2名です。長い間たくさんの結果を南稜高校に残してくれました。

2人は今週末の19日に菊地農業高校馬場競技場にて行われる令和三年度熊本県馬術選手権大会にも後輩のサポートをしにきてくれます。最後の最後までありがとうございます。

2人の今後の活躍を心より応援しています。