学校生活

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【商業科】1,2年生が企業見学に行きました

 12月8日(月)、商業科1・2年生が、熊本市南区川尻のルネサスセミコンダクタマニュファクチュアリング(株)川尻工場と水俣市の水光社の見学に行きました。

 ルネサスでは、会社の説明を受け、工場の見学やクリーンスーツの着用を体験させていただきました。また、先輩社員の方との交流も行いました。

 水光社では、企業概要や仕事内容、店舗の売り場について丁寧に説明していただきました。店舗のバックヤードも見学させていただき、買い物で訪れる時とは違った視点で販売について学ぶことができました。

日頃、見ることができないことや初めて知ったことも多く、生徒は充実した表情で楽しかったと感想を述べていました。これらの経験を進路選択にも生かしていきたいと思います。

 見学させていただいた企業の方々、ありがとうございました。

 

【半導体情報科・電気コース】半導体回路の設計を体験しよう!

12/8(月)にサーキットデザイン教育を半導体情報科1年生、電気コース2年生対象に行いました。

講師は、有明工業高等専門学校の石川様、城門様です。

サーキットデザイン教育の特別授業は、6月に続き今回は2回目になります。

内容は、半導体回路設計ツール(sx-meister)を使い、電子回路(インバータ回路)の設計を行いました。

この設計ツールは、企業でも使われている本格的なもので、今回設計した回路データは、ファウンドリ(製造会社)に製造を依頼するとチップを作ってもらえます。(実際に製造をお願いする予定です)

今回は盛りだくさんな内容(トランジスタの接続、レイアウト、DRC等)を短時間でご指導いただき、講師の先生方には本当にご苦労をお掛けしましたが、受講した生徒たちは、積極的に回路設計に取り組み、その難しさと面白みを感じているようでした。

また、石川先生には回路設計だけでなく、社会で活躍するためのポジティブな考え方、ノウハウも教えていただき、

内容の濃い授業をしていただきました。本当にありがとうございました。

 

【進路指導室】第5回放課後出張講義ミナGAKU「教員の魅力を知ろう」

第5回放課後出張講義ミナGAKUとして「教員の魅力を知ろう」と題して、熊本県教育委員会学校人事課より講師としてお越しいただき、教員の魅力についてご講話いただきました。

参加した生徒は1年生から3年生までの教員を志望する生徒で、真剣な眼差しで講義を聞いていました。

現場で働く教員の動画や、県内の小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、支援学校などの紹介から始まり、仕事の内容、採用選考考査について、給与・年休などについて具体的なお話がありました。

また、事前質問の「教員としてどのような力が必要か」「教師になるうえで一番苦労したことは?」などに詳しくお答えいただきました。

最後も生徒から「学校にはAIがどの程度入っているのか」「小学校の教員で全教科網羅することは大変か?」「部活動の地域移行」などの質問が絶え間なく出て、生徒の教員への意欲の高さが伺えました。

この中から、未来の子どもたちへ、教員の魅力を伝える先生が出てくれることを願っています。

【1学年】世界とつながる水俣高校!台湾・嘉義高級中学との交流会レポート4

【お見送り】:再会を誓って。「See you again!」

 楽しい時間はあっという間に過ぎ、お昼ご飯を一緒に食べた後は、お別れの時。 バスが出発する駐車場には、1年生だけでなく、授業前の2・3年生や先生たちも駆けつけました。

 そこには、朝の歓迎会で書道部と吹奏楽部が作り上げた、あの巨大な書の作品も展示! 「私たちの想い、届いたかな?」 そんな気持ちを込めて、バスが見えなくなるまで全員で手を振り続けました。

 「Bye bye!」「See you again!」 バスの窓から手を振ってくれる台湾の生徒たち。短い時間でしたが、確実に「絆」が生まれた瞬間でした。

 水俣高校では、こうした国際交流を通じて、グローバルな視野やコミュニケーション力を身につけるチャンスがたくさんあります。 中学生の皆さん、水俣高校で、教科書だけでは学べない「世界」を体験してみませんか?

【吹奏楽部】水俣市民吹奏楽団クリスマスコンサートに出演!

 12/7(日)、もやい館にて水俣市民吹奏楽団クリスマスコンサートが開催され、水俣高校吹奏楽部もメンバーの一員として演奏させていただきました!

 

 今回水俣高校吹奏楽部が一緒に演奏させてただいたのは、第2部の「鬼滅の刃メドレー」、「クリスマスソング」、「風になりたい」の3曲でした。部員は全員吹奏楽初心者ですが、皆で毎日練習を頑張っています。今回のクリスマスコンサートでは、さらに技術も向上し、演奏できる舞台を経験することで度胸もついてきたようです!

 多くの観客の方々と一体となって音楽を楽しむことができました!

 クリスマスコンサートでの演奏にお誘いいただき、本当にありがとうございました!

 

【探究活動】水俣高校に水銀測定機器が設置されました!

 かねてより本校の探究活動においてお世話になっている国立水俣病総合研究センターの丸本先生と、本校生も今年の夏に来訪し水銀について学習させていただいた日本インスツルメンツ株式会社の方々のご厚意で、12/5(金)水俣高校に水銀測定機器が設置されました!日本インスツルメンツ株式会社には、本校卒業生の下鶴さんもいらっしゃいます。今回の機器の設置にあたり、水俣高校まで来校してくださり、使用方法などをレクチャーしてくださいました。

 これまでは、水高生が国立水俣病総合研究センターで測定をさせていただいたり、国立水俣病総合研究センターの丸本先生に測定をお願いしたりという形でしたが、これからは、水俣高校の中であらゆるものの水銀測定ができるようになりました!

 このように探究活動を進めるにあたり、様々な方の支援をいただいている水俣高校は、本当に恵まれていますね!

 現在2年生の「総合的な探究の時間」において水銀関連をテーマにしている生徒の中には、早ければ年内にも測定をする生徒が出てきそうです!

 国立水俣病総合研究センターの丸本先生、そして日本インスツルメンツ株式会社の方々、本当にありがとうございます!大切に、そして有意義に活用させていただきます!

【探究活動】水銀に関する水俣条約COP6ユース企画参加に係る「知事表敬」

 12/3(水)、水銀に関する水俣条約COP6ユース企画参加に参加した2名が、木村知事を表敬訪問しました!

 これは、環境省のご支援のもと、11/3からスイスのジュネーブで行われた水銀に関する水俣条約COP6のユース企画である「国際ユースダイアログ」と「ナレッジラボ」に本校の2名が参加したもので、その内容を木村知事に報告しました。越猪教育長も同席していただき、2名は緊張した面持ちでしたが、スライドを使って自分の水銀に関する探究活動の内容を発表していました。木村知事からも、若者が水銀に関して世界へ発信することの重要性をお話しいただきました。ニュースでも取り上げていただきました!

https://www.kab.co.jp/news/article/16198665

https://www.tku.co.jp/news/?news_id=20251203-00000010

 https://news.web.nhk/newsweb/na/nb-5000027230

 水俣唯一の高校である水俣高校は、水俣病の発症原因となった水銀についての学習も進めています。そして、水俣病だけではなく水銀に関する知識も学習し、世界へ発信していく責任があります。今回の2名はそれを体現してくれたと思います。12/24(水)の終業式前には、校内の生徒およびこの企画をご支援いただいた皆様方の前で今回の報告会も行う予定です。

 今回の、水俣高校生の水銀に関する水俣条約COP6ユース企画参加にご支援いただいた環境省の方々へ、改めて心よりお礼を申し上げます。この知事表敬も、本校の探究活動推進の一つの励みになりました!

 これからも水俣高校は水銀学習を通して、水俣病の反省と水銀学習の重要性を世界へ発信していきます!

【建築科】【DXP】九州初!建設用3Dプリンター見学会〜教室を飛び出し、建設DXの最前線へ

 12月5日(金)、本校建築3年生が、(株)KAWATSU様、条谷様(ジョウ所長https://www.youtube.com/@dobokusuppurt_johyo7)のご紹介により、これからの建設業界を劇的に変える「建設用3Dプリンター」の見学会に参加しました。この見学会は、松本建設(株)様が、九州地方整備局で「初」となる記念すべきイベントです。 教科書の中だけの話ではない、まさに建設DX(デジタルトランスフォーメーション)の最前線を、水俣高校の生徒たちは肌で感じてきました。

まるでミルフィーユ!目の前で進む「未来の施工」

 会場は、水俣市袋地先の南九州西回り自動車道(水俣IC〜出水IC)の工事現場。 そこに現れたのは、巨大なアームを持つ3Dプリンターです。ノズルからモルタル材料が押し出され、まるでミルフィーユのように一層ずつ積み重ねられていきます。人の手では難しい複雑な形状の「集水桝(しゅうすいます)」が、自動制御で驚くべきスピードで造形されていく様子に、生徒たちは釘付けになりました。

「実物」で比較するからこそ分かる、技術の革新性

会場には、新旧の技術を比較できるように3種類の桝(ます)が展示されました。

・3Dプリンターで製作した桝(最新技術)

・従来の型枠を組んで作った桝

・二次製品(工場で作られた既製品)の桝

 これらを横並びで見比べることで、「3Dプリンター技術がいかに画期的か」を実物を通して実感。 「工期の短縮」「安全性」「デザインの自由度」そして「環境への配慮(SDGs)」。 これからの建設技術者に求められる視点を、生徒たちは現場で学び取りました。

「技術」だけでなく「生き方」を学ぶ

 今回の見学会のハイライトは、最先端技術を見るだけではありませんでした。 実際に3Dプリンターを手掛けるスタートアップ企業、(株)Polyuse様との対話の時間です。生徒たちからは、質問が次々と飛び出しました。「強度は十分にあるか?」「地震に対する耐震性はどうか?」「積層する際のジョイント部分(継ぎ目)の仕組みは?」さらに、質問は技術面だけにとどまりません。 「起業家として、失敗をどう乗り越えてきたか。」 こうしたキャリアや人生観に迫る質問に対しても、担当者様から熱意ある回答をいただきました。その言葉は、これから社会に出る生徒たちの心に深く響く「人生のヒント」となりました。

 今回の見学会は、企業や官公庁、大学教授、さらに新聞やテレビなどのメディア取材も多く入る注目度の高いものでした。 このような貴重な「九州初」の学びの場を企画・提供してくださった松本建設(株)様をはじめ、(株)KAWATSU様、(株)Polyuse様、(株)兵庫土木サポート条谷様、そして国土交通省および関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

中学生の皆さんへ

 水俣高校建築科では、このように「社会の最先端」とつながる学びを大切にしています。 教室で基礎を学び、現場で未来を見る。新しい技術に興味がある人、モノづくりで社会を変えたい人。 私たちと一緒に、建築の未来を創りませんか?

 

 


 

【1学年】【部活動】世界とつながる水俣高校!台湾・嘉義高級中学との交流会レポート3

【体験授業】:剣道・弓道・茶華道・書道…一緒に楽しめば、もう友達!

 日本の文化を体験してもらう部活動交流の時間です。 剣道、茶道・華道、弓道、書道の4つのグループに分かれ、水俣高校生が先生役となってレクチャーしました。

剣道・弓道:初めて持つ竹刀や弓に、台湾の生徒たちは興味津々。剣道では、水俣高校生が手取り足取り教え、「メーン!」と声を合わせて打ち込むと、そこには国境を越えた一体感が。

茶道・華道・書道:日本の「静」の心に触れる時間。お茶を点てたり、漢字を書いたり。完成した時の笑顔は万国共通です。

 「最初は緊張したけど、一緒に体を動かしたり作品を作ったりしているうちに、自然と仲良くなれました」 体験が終

わる頃には、写真を撮り合ったりする姿が見られました。好きなことを通じてつながれるのも、部活動が盛んな水俣高校ならではの魅力です。

 

【建築科】【DXP】産学官連携「建設DX推進プロジェクト」表彰式・感謝状授与式

 12月4日(木)、本校にて産学官連携による「建設DX推進プロジェクト」の表彰式および感謝状授与式が執り行われました。

 この度、株式会社KAWATSU様と熊本県建設業協会芦北支部様の多大なるご功績に対し、熊本県芦北地域振興局より「優良工事等表彰 特別表彰」が授与されました。本表彰制度において、「人材育成」への尽力が表彰対象となるのは今回が初めての快挙となります。また、本校校長より感謝状を贈呈いたしました。

 式典では、芦北地域振興局土木部長より、「建設DXを軸とした授業は、技術だけでなく地域における建設業の重要性を示し、生徒が将来を考える大変意義深いきっかけとなった」とのご挨拶をいただきました。続いて、受賞された皆様からご挨拶を頂き、それぞれ生徒たちへ期待の言葉を述べられました。さらに、建築3年の生徒代表が、「建設業がスマートで未来を創る仕事へと進化していることを肌で感じた」と、学びと深い感謝の言葉を述べました。

 最先端技術に触れ、地域インフラを支える誇りを学ぶ貴重な機会をいただき、心より感謝申し上げます。受賞された皆様、誠におめでとうございます。

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