日誌

校長室からの便り

今、熊聾では・・・(その68)

 

 7月22日(水)、幼稚部では県警本部から2人の警察官をお迎えし、交通安全教室を開きました。
 幼児の場合、車の陰から飛び出したり、路地から突然大きな通りに飛び出したりと、事故で最も多いのは飛び出しによる事故と言われています。安全教室では特にそのことを意識しながら、〇×のクイズ形式で信号の見方(意味)や横断歩道の渡り方などについて学びました。帰りの会でも各クラスでは、再度交通安全のお話があっていました。少しずつ意識付けと実際の行動に結びついていくよう、御家庭でもお話をされてみてください。
 さて関連してですが、校内の駐車スペースを見ますと、毎日ぎっしりと保護者の方の車が停められています。普段から気を付けていただいていますが、保護者の皆様には校内最徐行と車の乗降までの安全確認をどうぞよろしくお願いします。

 

令和2年7月28日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

今、熊聾では・・・(その67)

 7月22日(水)、本年度第1回目の本校初任者2人による研究授業及び授業研究会を実施しました。初任者にやや緊張した様子は見られましたが、教材の事前準備や指導案作成等を行っていたこともあり、落ち着いた様子で授業に臨んでいました。何より、本校赴任からこれまでの休校期間中に手話を学ぶ時間があったこと、日頃から積極的に生徒とのコミュニケーションを心がけていることが授業の成立にもつながっていると感じました。今年は特別でしょうが、新型コロナウイルスの影響による休校期間に学校生活や授業で用いる手話の学習がじっくりできたことを考えると、今後の校内での手話研修システムの在り方について、ヒントをもらったように思います。

 
令和2年7月27日      
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

 

今、熊聾では・・・(その66)

 今週末、熊本県陸上競技選手権大会が県民総合運動公園陸上競技場にて開催されます。本校からは高等部2年生の冨永君(100m)と3年生の濵田君(砲丸投げ)が参加標準記録を突破しての堂々の出場です。約3カ月の休校による練習不足はありますが、学校再開後の練習で自己ベストに近い状態になってきていますので、記録と順位に期待しているところです。
 ただ残念なことに、今回の大会は無観客試合ですので、応援に行くことができません。当日の応援ができない分、他の場面でしっかりとエールを送りたいと思います。

令和2年7月22日      
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

今、熊聾では・・・(その65)

 新型コロナウイルスの影響で中止となった高校総体の代替大会として、18日(土)に高校3年生のみを対象としたバドミントン大会が八代東高校(男子会場)と八代白百合学園高校(女子会場)で開催されました。
 それぞれの会場での開会式後には、世界ランキング上位の園田・嘉村ペア(トナミ運輸所属)や山口茜選手(再春館製薬所属)などの社会人選手のサプライズ登場に加えて、参加高校生たちとの1時間ほどの練習交流の時間が設けてありました。関係の方々からの心遣いと思わぬご褒美に、選手たちだけでなく大人も胸が熱くなる時間を過ごしました。これまでいろんな場面で耐え忍んできた3年生にとっては、忘れられない思い出となったに違いありません。
 本校からは4人の生徒が出場し、全員がシングルスの試合に臨みました。勝ち負けはそれぞれにありましたが、自分のベストを尽くした結果に、試合後は満足感と少しの悔いと、そしてやり切った感を味わっていたようです。 

令和2年7月21日      
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

 

今、熊聾では・・・(その64)

 18日(土)の熊ろう公開デー開催に伴い、前日金曜日から寄宿舎を開舎しました。夕方から寄宿舎と棟続きの盲学校共同教室をお借りして、舎生たちは自ら企画した夕食会とお楽しみ会を満喫していました。特に中高生は定期考査が終わった後でもあり、気分的に解き放たれた感があったようです。今年入舎した小学生に対しては先輩たちがとても優しく接してくれており、小学生はすっかり甘えている様子も窺えました。
 寄宿舎が新しくなったことで、このようなダイナミックな活動が出来るようになりました。本当に有り難いことです。

令和2年7月20日      

熊本聾学校 校長 五瀬 浩