日誌

校長室からの便り

今、熊聾では・・・(その204)

 本日は、小学部・中学部卒業式を午前9時30分から、幼稚部修了式を午前10時30分から実施します。

 本年度は幼稚部修了生8人、小学部卒業生7人、中学部卒業生3人、計18人が卒業を迎えます。

 ところで、幼稚部単独での修了式開催は実に久しぶりのことです。いくつかの学部と合同の卒業式では、子供たちにあった話をじっくりできないジレンマに悩まされましたが、今回の式辞では幼稚部の子供たちに合わせた話ができるので、私個人としてはとても楽しみにしているところです。きっと子供たちや保護者の方にとって分かりやすく、子供たちの成長の様子を感じることのできる卒業式になると思います。(今年度の運動会と同じように、これもコロナ禍にあっての怪我の功名です。)

 小・中学部、幼稚部どちらの式の中でも、子供たち一人ひとりの紹介(得意なことや頑張ったこと)を式辞の中に織り込むことにしています。

 
令和3年3月12日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その203)

 今日、3月11日は10年前に「東日本大震災」が発生した日です。

 もうそんなに月日が経ったのだろうかと思うくらい、時の流れの速さを感じずにはいられません。

 つい先日、福島県沖を震源とする震度5の地震が起きましたが、東北地方太平洋沖地震の余震であるという気象庁の解説を聞きました。10年経ってもそのような大地震が起きるなどとは東北地方の方々は予想していないことだったかもしれません。

 熊本地震からは約6年が経とうとしていますが、熊本でもエネルギーを蓄えた活断層があちらこちらに存在し、いつまた大規模な地震に襲われるかも分かりません。

 大切なことは震災の記憶や経験を風化させず、後世の人たちに伝えていくこと、そしてその体験から得た教訓を防災に活かしていくことです。

 熊聾では、東日本大震災発災10年となる今日、哀悼の意を表するため、震災の発災時刻(午後2時46分)に黙とうを捧げます。

 

令和3年3月11日        

熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その202)

 朝、校長室に入ると桜のつぼみをたくわえた一輪挿しが目に留まりました。

 いつも季節の花を生けてくださる先生のお心遣いです。

 この桜は、解体された技術工芸棟の前にあった大木の桜の枝で、伐採された時の枝をかき集めて今日まで大切に保管されていたそうです。

 決して、折ってきた桜の枝ではありませんので…。

 「桜切る〇〇、梅切らぬ〇〇」という諺を思い出しました。

 

 令和3年3月10日        
 熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その201)

【くまひゃくプロジェクト②】

 本校職員が学校の課題として捉えている事柄をカテゴライズし、絞り込んだ8項目は以下の項目です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 次の作業として、これら8項目の課題解決のための方策(64項目)を全教職員で検討・共有し、個々の行動目標を決めていきました。これは、現在アメリカ大リーグで活躍している大谷翔平選手が高校生時代に用いたオープンウィンドウ64(マンダラチャートとも言います。)という手法で、学校活性化に向けた取組にも大いに活用することができるものです。

令和3年3月9日         
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その200)

【くまひゃくプロジェクト①】

 熊聾教職員は、「魅力ある熊聾教育の創造」をテーマとして、これまで約3年にわたり、学校が抱える課題に対して個人レベルで、あるいは分掌部等の組織として取組可能な行動目標を設定し、実践を重ねてきました。魅力のある教育活動を展開していくことによって、本校の活性化につながると考えての取組であり、校内では「くまろう100人プロジェクト(くまひゃく)」と呼んでいます。
 取組初年度は、先ずはプロジェクトの目的を確認し、課題の洗い出し(8項目)のために日頃から先生たちが感じている課題を思いつくだけ、付箋紙に書き出す作業から始まりました。
 約20分間の短い時間に500枚近い付箋が集まったことは、先生たちの関心と意欲の高さの表れでした。

 
令和3年3月8日         
熊本聾学校 校長 五瀬 浩