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活動報告
小学部 送別遠足
2月27日(木)に送別遠足が行われました。今年度は、バスで山鹿市の「あんずの丘」に出掛けました。出発前に6年生を送る会を行い、「6年生と一緒に思い出をたくさん作るぞ!」という気持ちで、学校を出発しました。
到着後、「あんずの丘」の伝統工芸館にて、陶芸体験(絵付けコース)を行いました。クレヨンや絵の具で絵を描き、自分だけのお皿やコップを作ることができました。焼き上がりがとても楽しみです。
その後、新児童会によるレクリエーションがありました。今回は、「なべなべそこぬけ」と「だるまさんが転んだ」の二つのレクリエーションを行いました。熊本聾学校のみんなが楽しめるようにルールを工夫したことで、どちらも大盛り上がりでした。
そして子供たちが待ちに待ったお弁当の時間。ぽかぽかと暖かい日差しの中、縦割り班でお弁当を食べました。お喋りをしながら美味しいお弁当を食べ、笑顔が溢れていました。お腹いっぱいになった後は、ふれあい広場で遊びました。滑り台やネット登りなど、大きなアスレチックで時間いっぱい遊び、大満足の子供たちでした。
ペンタゴンものづくり教室
1月22日(水)に小学部4・5・6年生が、「ペンタゴンものづくり教室」として、筑波技術大学の学生さんとオンラインで交流しました。この日のために、二つの活動を準備していただきました。
一つ目は、学生さんが表現された手話が表すものを答える、手話方言に関するクイズでした。「国語」「体育」「茶色」「旅行」など、普段熊本聾学校の子供たちが使っている手話表現とは異なる表現の仕方に、「え!?」と驚く子供たち。手話にも方言があることを実感する良い機会となりました。
二つ目の「連想ゲーム」では、数字の「1」と数字の「2」を表す手の形で、どんな手話を表すことができるか考えました。数字の「1」の手の形からは、「遊ぶ」「正月」などを、数字の「2」を表す手の形からは、「歌」「見る」などを、一つも被ることなく、全員で連想することができました。
聾学校ならではの楽しい活動を準備していただき、終始大盛り上がりでした。筑波技術大学のみなさん、ありがとうございました。
5・6年生 修学旅行
10月29日(火)30日(水)は5・6年生9人の修学旅行でした。
小学部では、2年に一度、5・6年生合同で長崎・佐賀方面に出かけています。
一日目は長崎市内で被爆遺構めぐりをしました。
このほか、爆心地に近い山里小学校にも行き、防空壕や資料室を見学しました。
子供たちの感想より
「平和の泉の『のどがかわいてたまりませんでした。』の文が心に残った。油が浮いた水も飲むくらい、のどがかわいていたんだと思った。」
「原爆で破れた服ややけどした人の写真を見て、あまりにひどいと思った。」
「資料館の展示を見て、平和がどれほど大切か分かった。」
「原爆で人とはしごが一瞬で影になった写真を見た。温度の高さが分かった。」
遺構巡りと資料館見学は、それぞれの心に強く残ったようでした。
二日目は、佐賀県立宇宙科学館「ゆめぎんが」へ。
プラネタリウムや常設展示物を見たり、体験をしたりと楽しく活動することができました。
最初は緊張している児童もいたようですが、協力し合って元気に過ごすことができました。
今回の旅行での学びは、12月に予定している学習発表会で発表する予定です。
3・4年生 見学旅行
10月18日(金)に、3・4年生が見学旅行に出かけました。子供たちはこの日のために、インターネットや本で事前学習を重ねてきました。
らくのうマザーズ熊本工場では、牛乳ができるまでの流れを詳しく教えていただきました。また、運ばれてきた牛乳の重さを量り、検査をする様子や、牛乳パックに賞味期限が印字されていく過程などを見せていただきました。普段給食で飲んでいる牛乳がたくさんの検査を経て、自分たちの手元に安全に届くことを実感することができました。
東部交流センターでは、東部環境工場でごみを燃やすときに発生する余熱を利用した足湯を体験しました。「熱いかな…?」と慎重に足を入れていましたが、「ちょうどいい!」「温かい!」ととても気持ちよさそうな表情を浮かべていました。足湯パワーと昼食のお弁当パワーでさらに元気になった子供たちでした!
午後からは、東部環境工場を見学させていただきました。ごみを燃やすために1年間で70億円かかることや、ごみが増えると、埋め立てる場所がなくなってしまうことなどをお話ししていただきました。ごみを減らすために、「ごみを分別すること」の大切さを再確認することができました。社会科で環境工場についての学習をしてから、ごみクレーンを見ることをとても楽しみにしていた子供たち。実際に見ると、想像していたよりも大きく、その迫力に圧倒されていました。ごみを掴む様子や、ごみクレーンの形状など、細かいところまで真剣に観察していました。
今回の社会科見学を通して、本やインターネットでは学ぶことができないことをたくさん学びました。学んだことをこれからの生活に活かしたり、他の学年の友達に伝えたりするために、学習のまとめに取り組んでいきます。
ようこそお米の先生! 米作りについて学んだよ
7月12日(金)
5年生は、社会科で「米作り」について学んでいます。
今回は、大倉俊輔さんのお父さん、大倉亮輔さんが米作りについて話をしに来てくださいました。大倉さんはJAにお勤めで、御自分のお父さんを手伝って田植えや稲刈りをされているそうです。
「田んぼの広さはどれくらいですか」「手でする作業はありますか」「米の品種はいくつありますか」・・・などなど、子供たちが事前に準備した質問ひとつひとつに、資料を見せながら丁寧に答えてくださり、子供たちは驚いたり「なるほど・・」とうなずいたりしながら、熱心にきき入っていました。
「これは機械ではなく、手でする作業です。」「大変そうですね。」(育苗箱並べ)
「どれが一等米かな」「違いは何だと思いますか」
これまでに子供たちは教科書や資料、動画などで学習してきていますが、実際に農業に携わっておられる方の話をきくことで、理解がさらに深まったように思いました。今後、米やご飯を見るたびに今日のお話を思い出すことでしょう。
昨年は3、4年生の授業に大豆名人の竹中さんが来られました。ゲストティーチャーの方々からは生きたお話を伺うことができ、とてもありがたく思っています。今後も、このような機会を設けていきたいと思います。
管理責任者 校長 前川美穂子