日誌

2020年5月の記事一覧

高等部便り 5月21日号

 今日は、「手の指の運動」について実際に手を動かしながら学びましょう!
 手の指は、体の中でとても細かな運動を担っているところで、手の指を動かすと脳に刺激を与えることができます。そんな「手の指」ですが、みなさんは自由に動かすことができますか?
 「もちろん」と思ったあなた!!一緒に指を動かしてみましょう。
①右手と左手の指先を合わせる
②中指だけを折り曲げ、第二関節と第二関節を合わせる
③このままの状態で、親指をくっつけたり離したり。小指をくっつけたり離したり。人差し指をくっつけたり離したり。最後は薬指をくっつけたり離したり…できましたか?
 「あれ?薬指が動かせない!」
 そうなんです。この状態だと薬指を自由に動かすことができません。なぜなら、薬指を単独で伸ばすために必要な筋肉がないからです。いつも自由に動かしているような手の指ですが、単独で伸ばせる指と、そうでない指があります。薬指は特に小指と協力して動くことが多いのです。
 このように、私たちの体の中でも、様々なところで「助け合い」が行われています。体の中だけではなく、人と人の「助け合い」も、自然に行えるととても素敵ですね。
                 高等部 田畑

笑いの力 高等部だより 5月19日

毎日の自粛生活お疲れ様です。突然ですが、みなさん、最近笑っていますか?

今日は、笑うことで体に起こるプラスの効果についてお話しします。

今、世界中で新型コロナウイルスが流行しています。罹らないためには、私達1人1人が免疫力を高めておくことが大切です。そうです。笑うことで、免疫力が上がるんです!

免疫に関係する細胞に、NK細胞(ナチュラル・キラー細胞)というものがあります。このNK細胞は、私たちの体の中で、ウイルスに感染するなどして異常を起こした細胞を見つけて取り除いてくれます。例えるなら、体の中を巡回する警備員です。そして、笑うことで、このNK細胞が活性化されるんです。特に、リラックスして大笑いすると、より効果があります。お笑いを見る前と見た後では、見た後の方がNK細胞の働きが上がっていたという研究結果もあったりします。

さらに、NK細胞には、がん細胞を取り除く働きもあります。免疫力を高めてがん予防と、まさに一石二鳥ですね!ちなみに私は、ドリフの動画を見たりして笑っています(笑)

さあ、こんな時だからこそ、リラックスと笑いで免疫力アップです!

「軽く口笛を吹き 思いっきりアハハと笑ってみようよ(^^♪」

 

そして、Social distance(人との距離を2m以上離れて)・手洗い・うがい・消毒も忘れずに!

ゴシゴシガラガラシュッシュッペでしっかり予防!!

みんなで力を合わせて乗り切りましょう(^O^)

 

高等部理療科 稲葉史朗

 

無理してませんか? 高等部だより 5月18日

 今日は「見えにくさ」を補っていくにあたって私が大切にしていることをお話ししたいと思います。

 結論から言うと、「見ることに関しては決して無理をしない」ということです。視覚的な情報については、それぞれの見え方に応じて、視覚補助具やパソコンの拡大機能などをしっかり使い分けて、目に負担をかけない事が大切です。

 見えにくさを補うものには、眼鏡、ルーペ、単眼鏡、拡大教科書器、遮光眼鏡などの視覚補助具がありますね。それぞれ、遠くを見たり、手元を見たり、余計な光を遮ったりするときに使います。また、パソコンやタブレット、スマートフォンの画面拡大機能や音声読み上げ機能、便利アプリなども強い味方ですね。

 さまざまなものや機能を知り、使い分けることで、読み書きやパソコン作業を楽にすることができ、効率もあがります。

 見ることは決して無理をせず、視覚補助具やIT技術、ときに人にも上手に頼りながら、勉強を頑張っていきたいですね。 

 雨が続いて蒸し暑さが増してきました。

 気候の変化で体調を壊さないように気をつけていきましょう。  高等部 上原

ミルクフ ~見る工夫を見つける身につける~の紹介 高等部だより 5月15日

近年、「見えない人、見えにくい人」に便利な用具やサービスが充実しつつあります。こうした状況は私たちにとって大変有用ですが、その一方で、「必要な情報をどこで得たらよいのかわからない」という声を多く聴取するようになりました。 「必要な時に必要な情報を得る」ためには、盲学校や熊本県点字図書館などにご相談いただくことが最良の方法ですが、当事者や保護者の皆さんが、普段からいろいろな情報に目を向けることも重要な視点です。そこで今日は、ホームページを1件、ご紹介したいと思います。 ミルクフ ~見る工夫を見つける身につける~:https://mirukufu.com/ ミルクフとは視覚障害者の「見る工夫」を集めたwebメディアです。便利グッズ、便利なサービス、生活上の工夫など、視覚障碍者の助けとなるような情報を集約・公開しておられます。さまざまな手段を活用して生き生きと生活を楽しんでおられる当事者ならではの体験談などは、児童生徒の将来のビジョンを描くためにも役立つのではないかと考えています。是非いちど、ご覧いただければ幸いです。 高等部 藤川

高等部だより 5月14日

  「私のリラックス法」 それは、「ゆっくり呼吸をする」です。疲れた時、緊張している時、不安だなあと思う時にゆっくりと呼吸を行うと気持ちがリラックスします。 その際のポイントが2つあります。

①息を吸うときより、はくときに時間をかける。

②息を吸うときに腹をふくらませ、はくときに腹をへこませる。

 

 ゆっくり息を吸い込み、その後、さらにゆっくりと息をはき出します。呼吸をする時に腹に手をあて腹のふくらみを感じながら行ってください。5分ほどゆっくり呼吸をするとゆったりとした気分になります。

 「心身一如(しんしんいちにょ)」という言葉があります。これは東洋医学でよく使われる言葉で、心と体は一体であるという意味です。不安だなあ、緊張するなあといった感情は体に影響して筋肉が緊張していきます。その逆にゆったりした気持ちになると体の緊張も取れていきます。

 普段、なにげなく行っている呼吸ですが意識を向けてゆっくり行うと心身ともにリラックスします。ぜひ学習の前後に行ってみてください。 高等部 平井