カテゴリ:授業
建設工学科2年情報技術基礎プレゼンテーション
平成26年3月13日(金)1~2限目、建設工学科パソコン室で、建設工学科2年生が情報技術基礎で学んだPPを利用し、プレゼンテーション発表会を行いました。
自由にテーマ設定を行い、限られた時間の中で工夫を凝らした発表をしてくれました。来年度の課題研究に向けて良い勉強になったようです。
進路報告会
平成26年1月23日(木)6限目 建設工学科2年教室
建設工学科2年生に向けての進路報告会を実施しました。
建設工学科2年生に向けての進路報告会を実施しました。
難関企業に合格した建設工学科3年生3名の生徒に模擬面接と合格するための秘訣などを話してもらいました。私たち教員よりも身近な生徒が努力して、結果を出した上での話ですので、2年生も最後まで聞き入っていた様子でした。報告会終了後、2年生もだいぶ意識が変わっていたように感じられました。是非進路実現に向けて頑張ってもらいたいと思います。
課題研究発表会
平成26年1月21日(火)5、6限目
建設工学科課題研究発表会を実施しました。取り組んだ内容は木工、模型製作、3DCADを用いた構造物の復元、音響機器の製作、など様々でした。
建設工学科課題研究発表会を実施しました。取り組んだ内容は木工、模型製作、3DCADを用いた構造物の復元、音響機器の製作、など様々でした。
課題研究発表会が始まりました。
〈研究内容〉
1 Google Sketch Upによる校舎の復元
2 校内環境整備と傘立ての製作
3 俺たちの橋
4 バックロードホーンの製作
5 人吉城の復元~3DCAD~
6 スマホスタンド
採点中です。
プレゼンも大変素晴らしく、生徒にとっては有意義な時間だったようです。発表した3年生の皆さん大変お疲れ様でした。来年2年生は今年以上の結果を期待しています。
銅山川の調査(平成24年度まとめ)
平成24年 5月10日(木) 平成24年 5月17日(木) 平成24年 5月31日(木) 平成24年 6月 7日(木) 平成24年 6月14日(木) 平成24年 6月20日(木) 平成24年 7月10日(火) 平成24年 7月12日(木) 平成24年10月30日(火) 平成24年11月 1日(木) 平成24年11月 6日(火) 平成24年11月 8日(木) 平成24年11月15日(木) | 調査開始(踏査) 地図作成のための簡易測量(採掘坑、住居跡などを発見) 水生生物の調査(狭域の水生生物を調査) 岩石の調査(岩石の分類) 岩石の密度試験(含有物の特定) 岩石の科学的分析(含有物の特定) 水生生物の調査(広域にわたる水生生物の調査) 調査結果の整理 パックテスト(Cuイオン、Feイオン検出できず) 縦断測量計画 縦断測量 縦断面図の作成 銅山川水面の測定 |
これまでの調査結果から、我々は次のような仮説を立てた。
仮説1 夏の時期には洪水が発生し、銅を含む岩石が破砕し、銅がむき出しの状態で河床に体積しているのではないか。
仮説2 夏には砂防ダム手前に滞留する水温はかなり高くなるため、このとき銅イオンが溶出しているのではないか。
仮説3 水温が低く、洪水等が起こらないため、冬期には銅イオンが検出されないのではないか。
平成24年11月20日(火) 平成24年12月20日(木) 平成25年 1月 8日(火) 平成25年 1月15日(火) 平成25年 1月17日(木) 平成25年 1月21日(火) | 水槽実験準備 水槽実験開始 水槽実験1(常温、自然・割裂) 水槽実験2(水温40度、自然・割裂) 水槽実験3(常温、緑青がみられる岩石) 水槽実験4(水温40度、緑青がみられる岩石) |
水槽実験から、次のような結果を得た。
実験 | 水槽実験1,2 | 水槽実験3,4 | |
自然の状態 | 割裂の状態 | ||
水道水を入れた直後 | Fe 0 mg/L Cu 0 mg/L | Fe 0.2 mg/L Cu 0~0.2 mg/L | Fe 0 mg/L Cu 0.5~1.0 mg/L |
常温のまま数日間放置 | Fe 0 mg/L Cu 0 mg/L | Fe 0 mg/L Cu 0 mg/L | Fe 0.2 mg/L以下 Cu 2.5 mg/L |
水温40度で数日間放置 | Fe 0~0.2 mg/L Cu 0 mg/L | Fe 0~0.2 mg/L Cu 0~0.5 mg/L | Fe 0.5 mg/L Cu 10.0 mg/L以上 |
以上の結果から、我々が立てた仮説が立証されたと同時に、Cuイオンが原因で銅山川に魚がいないことがわかった。
次年度については、実験に用いた岩石がどのエリアにどの程度分布しているのかを調査し、原因となる岩石を取り除く工法や工事費などを検討していきたいと考えている。
銅山川の調査11 H25.1.15,H25.1.17
河床の岩石をハンマーで割り水槽実験を行った。低水温では鉄や銅は検出されなかったが、水温を上げると鉄イオンが0.2mg/L、銅イオンが0.5mg/L検出された。以上のことから、
①夏には砂防ダム手前に滞留する水温はかなり高くなるため、このとき銅イオンが溶出するのではないか。
②夏には洪水が発生し、銅を含む岩石が破砕し、銅がむき出しの状態で河床に体積しているのではないか。
という我々の仮設が立証できたのではないかと思う。
次に、銅を多く含むと思われる岩石を用い、同様の水槽実験を行うことにした。実験に使用した岩石の表面には緑青が見られ、現地ではたくさんではないが容易に発見できる岩石である。水道水を入れた直後のパックテストでは、銅イオンが0.5~1.0mg/L検出された。2日後には、鉄イオンが0.2mg/L、銅イオンが2.5mg/L検出された。様子を観察すると、水槽の水は青色になり、白い浮遊物が多く見られた。化学の先生の相談したところ、銅と二酸化炭素が反応したものが浮遊しているのではないかということであった。現在、水温を上げており、その様子を観察している。
①夏には砂防ダム手前に滞留する水温はかなり高くなるため、このとき銅イオンが溶出するのではないか。
②夏には洪水が発生し、銅を含む岩石が破砕し、銅がむき出しの状態で河床に体積しているのではないか。
という我々の仮設が立証できたのではないかと思う。
実験 | 岩石の状態 | |
自然の状態 | 割裂の状態 | |
水道水を入れた直後 | Fe 0 mg/L Cu 0 mg/L | Fe 0.2 mg/L Cu 0~0.2 mg/L |
常温のまま数日間放置 | Fe 0 mg/L Cu 0 mg/L | Fe 0 mg/L Cu 0 mg/L |
水温を上げて数日間放置 ※水温約40度 | Fe 0~0.2 mg/L Cu 0 mg/L | Fe 0~0.2 mg/L Cu 0~0.5 mg/L |
次に、銅を多く含むと思われる岩石を用い、同様の水槽実験を行うことにした。実験に使用した岩石の表面には緑青が見られ、現地ではたくさんではないが容易に発見できる岩石である。水道水を入れた直後のパックテストでは、銅イオンが0.5~1.0mg/L検出された。2日後には、鉄イオンが0.2mg/L、銅イオンが2.5mg/L検出された。様子を観察すると、水槽の水は青色になり、白い浮遊物が多く見られた。化学の先生の相談したところ、銅と二酸化炭素が反応したものが浮遊しているのではないかということであった。現在、水温を上げており、その様子を観察している。
運動公園(テニスコート)の鋼製ベンチ補修
建設工学科の3年生が、人吉市田野町にある運動公園テニスコートの鋼製ベンチ8台の補修にあたった。
フレームについては再利用できそうだったので、さびを落とし塗装し直した。ただ背もたれ部分が現状のままでは危険なため、丸パイプを加工し溶接して補強した。また、座面部(木製)は朽ち果てていたため、新しいものを製作し取り付けた。
課題研究(週3時間)の時間を利用しての作業であったため、補修には3ヶ月ほどかかった。特にフレームのさびがひどく、これを取り除くのに多くの時間を費やした。その結果、新品同様に仕上がり、12月21日(土)に無事引き渡すことができた。地域の方々に利用していただけたら幸いである。
フレームについては再利用できそうだったので、さびを落とし塗装し直した。ただ背もたれ部分が現状のままでは危険なため、丸パイプを加工し溶接して補強した。また、座面部(木製)は朽ち果てていたため、新しいものを製作し取り付けた。
課題研究(週3時間)の時間を利用しての作業であったため、補修には3ヶ月ほどかかった。特にフレームのさびがひどく、これを取り除くのに多くの時間を費やした。その結果、新品同様に仕上がり、12月21日(土)に無事引き渡すことができた。地域の方々に利用していただけたら幸いである。
銅山川の調査10 H24.12.20, H25.1.8
これまでの調査から、
・銅山川の河川水からは銅イオンが検出されなかった。
・銅山川周辺から採取した岩石にお湯をかけたところ銅イオンが検出された。
ということが分かった。そこで、銅山川に魚がいない理由について,我々は次のような仮説を立てた。
①夏には砂防ダム手前に滞留する水温はかなり高くなるため、このとき銅イオンが溶出しているのではないか。
②夏には洪水が発生し、銅を含む岩石が破砕し、銅がむき出しの状態で河床に体積しているのではないか。
③水温が低く、洪水等が起こらないため、冬期には銅イオンが検出されないのではないか。
以上のことを裏付けるため、我々は銅山川周辺から採取した岩石で、低水温(気温)および高水温(40℃)において、採取したままの状態と割裂した状態の岩石からどれくらい銅や鉄イオンが溶出するか水槽実験を開始した。
12月20日には、実験に用いる岩石の採取ならびに水槽の準備を行った。なお、実験は低水温から開始し、水は水道水を使用した。水槽に岩石を入れた直後の銅および鉄イオンを測定したところ、割裂した岩石を入れた水槽から0.2mg/Lの鉄イオンが検出されたが、それ以外は検出されなかった。
次に、冬休み期間放置し、1月8日にパックテストを行ったところ、銅や鉄イオンはどちらからも検出されなかった。この原因については現在調査中である。今後、水温を上げて調査を行っていく予定である。
・銅山川の河川水からは銅イオンが検出されなかった。
・銅山川周辺から採取した岩石にお湯をかけたところ銅イオンが検出された。
ということが分かった。そこで、銅山川に魚がいない理由について,我々は次のような仮説を立てた。
①夏には砂防ダム手前に滞留する水温はかなり高くなるため、このとき銅イオンが溶出しているのではないか。
②夏には洪水が発生し、銅を含む岩石が破砕し、銅がむき出しの状態で河床に体積しているのではないか。
③水温が低く、洪水等が起こらないため、冬期には銅イオンが検出されないのではないか。
以上のことを裏付けるため、我々は銅山川周辺から採取した岩石で、低水温(気温)および高水温(40℃)において、採取したままの状態と割裂した状態の岩石からどれくらい銅や鉄イオンが溶出するか水槽実験を開始した。
12月20日には、実験に用いる岩石の採取ならびに水槽の準備を行った。なお、実験は低水温から開始し、水は水道水を使用した。水槽に岩石を入れた直後の銅および鉄イオンを測定したところ、割裂した岩石を入れた水槽から0.2mg/Lの鉄イオンが検出されたが、それ以外は検出されなかった。
次に、冬休み期間放置し、1月8日にパックテストを行ったところ、銅や鉄イオンはどちらからも検出されなかった。この原因については現在調査中である。今後、水温を上げて調査を行っていく予定である。
銅山川の調査9 H24.11.20(火)
次回からの水槽実験のために用具等の準備をしながら、暇つぶしに銅山川から採取してきた岩石で簡単な実験を行いました。
水槽実験は、過去に本科で挑戦していた「焼酎粕のリサイクルに関する研究」で使用していた用具を流用します。この日は用具類を徹底して洗浄し、動作確認等を行いました。それと並行して銅山川の岩石で簡単な実験を行いました。以前、報告したように銅山川の岩石には鉄や銅が含まれています。それらを水に浸してパックテストを実施しても、鉄や銅は検出されません。そこで、何気にお湯でもかけてやろうかと思い立ち、100℃の熱湯をかけて放置しました。それをパックテストで調べてみると、なんと5mg/Lの銅が検出されたではないですか。このことにより銅山川に魚がいない原因がつかめたように思えます。そこで、水槽実験についても予定していた内容を変更し、我々が立てた仮説の検証を行っていきたいと思います。
水槽実験は、過去に本科で挑戦していた「焼酎粕のリサイクルに関する研究」で使用していた用具を流用します。この日は用具類を徹底して洗浄し、動作確認等を行いました。それと並行して銅山川の岩石で簡単な実験を行いました。以前、報告したように銅山川の岩石には鉄や銅が含まれています。それらを水に浸してパックテストを実施しても、鉄や銅は検出されません。そこで、何気にお湯でもかけてやろうかと思い立ち、100℃の熱湯をかけて放置しました。それをパックテストで調べてみると、なんと5mg/Lの銅が検出されたではないですか。このことにより銅山川に魚がいない原因がつかめたように思えます。そこで、水槽実験についても予定していた内容を変更し、我々が立てた仮説の検証を行っていきたいと思います。
銅山川の調査8 H24.11.15(木)
前回、銅山川の地形測量を実施し基準点を8箇所設置した。この日は、それぞれの準点から水面の高さを求めていった。スムーズに測量できるところもあれば、急斜面だったり、けものみちを少しずつ測量していかなければならない場所があり、とても苦労した。入手したデータを持ち帰り、前回の地形断面図に書き込んでいった。今後、この地図を頼りに水温や溶存酸素について調査をしていくことになる。また、これと並行して銅山川の岩石や水を採取して、水槽実験を実施していく予定である。
銅山川の調査7 H24.10.30(火)~11.12(火)
9月から11月初めにかけて体育大会や球磨工フェスタ、2級土木施工管理技術検定があるため、銅山川の調査を一時中断していた。それ以降に実施したものをまとめて報告したいと思う。
10/30(火)銅山川の水にCu(銅イオン)やFe(鉄イオン)が含まれている可能性があったためパックテスト(測定範囲Cu:0.5~10mg/L、Fe0.2~10mg/L)を使い調べてみた。調査は、魚の姿が見られないエリアに限定し、採掘坑前の第二砂防ダム、それより下流の第一砂防ダム、さらにそれよりも下流で唯一そのエリアに居住する老人宅前の3点で行った。それぞれのエリアで3本ずつ、計18本実施したが、銅イオンや鉄イオンは検出されなかった。したがって、魚がいない理由は他にあるということだ。
11/1(木)以前から気になっていたことだが、砂防ダムの影響で銅山川の水が滞留している箇所がある。そこには奇妙な色をした苔が繁殖し、いかにも水質が悪いといった印象である。したがって地形的な要因で魚が住めない環境になっている可能性がでてきた。そこで、次回の調査に向けて、3時間かけてみっちりミーティングを行った。それは、砂防ダムによる銅山川の水面の変化を測定するためである。広範囲な測量になるため、この日は綿密な計画(測量方法、使用機器、順序など)を練った。
11/6(火)銅山川の水位の変化を測量するためには、まず基準点を設ける必要がある。そこで、この日は調査範囲1.3kmにわたって縦断測量(地形の高低差を測量すること)を行い、8箇所の基準点を設けた。今後、各基準点から水面の高さを求めていくことになる。なお、デジタルカメラを持参したが、バッテリーを入れ忘れたため測量風景の画像はない。
11/8(木)前回実施した縦断測量のデータ整理を行い、地形の縦断面図を作成した。ここに、水面を高さを測量し書き込むことになる。
11/12(火)悪天候のため、これまでの調査結果をまとめたり、以前、魚のいないエリアで数匹発見した謎の水生生物をインターネットで調べた。その結果、謎の水生生物はドロムシと呼ばれるものであることが判明した。
10/30(火)銅山川の水にCu(銅イオン)やFe(鉄イオン)が含まれている可能性があったためパックテスト(測定範囲Cu:0.5~10mg/L、Fe0.2~10mg/L)を使い調べてみた。調査は、魚の姿が見られないエリアに限定し、採掘坑前の第二砂防ダム、それより下流の第一砂防ダム、さらにそれよりも下流で唯一そのエリアに居住する老人宅前の3点で行った。それぞれのエリアで3本ずつ、計18本実施したが、銅イオンや鉄イオンは検出されなかった。したがって、魚がいない理由は他にあるということだ。
11/1(木)以前から気になっていたことだが、砂防ダムの影響で銅山川の水が滞留している箇所がある。そこには奇妙な色をした苔が繁殖し、いかにも水質が悪いといった印象である。したがって地形的な要因で魚が住めない環境になっている可能性がでてきた。そこで、次回の調査に向けて、3時間かけてみっちりミーティングを行った。それは、砂防ダムによる銅山川の水面の変化を測定するためである。広範囲な測量になるため、この日は綿密な計画(測量方法、使用機器、順序など)を練った。
11/6(火)銅山川の水位の変化を測量するためには、まず基準点を設ける必要がある。そこで、この日は調査範囲1.3kmにわたって縦断測量(地形の高低差を測量すること)を行い、8箇所の基準点を設けた。今後、各基準点から水面の高さを求めていくことになる。なお、デジタルカメラを持参したが、バッテリーを入れ忘れたため測量風景の画像はない。
11/8(木)前回実施した縦断測量のデータ整理を行い、地形の縦断面図を作成した。ここに、水面を高さを測量し書き込むことになる。
11/12(火)悪天候のため、これまでの調査結果をまとめたり、以前、魚のいないエリアで数匹発見した謎の水生生物をインターネットで調べた。その結果、謎の水生生物はドロムシと呼ばれるものであることが判明した。