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SS国語探究「水俣学連続講座③」

10月21日(金)、グローバル探究コース(1年2組)を対象に、水俣学連続講座を実施しました。

講師は熊本学園大学水俣学研究センターの井上ゆかり先生です。

今回で3回目となる講座のテーマは「不知火海沿岸漁村の暮らしと水俣病」。

不知火海の海流の流れと被害の分布等、様々な科学的データを元に講義をしていただきました。

以下、生徒の感想です。

「今日の講話の中で印象に残ったのは『中立って何だろう?』という原田医師の言葉です。水俣病認定患者である岩本さんのお父さんが庭先でしゃがんで包丁で魚をさばく写真があります。その写真を見て、熊本県は『症候は認められないか、認められるとしても軽度であった。昭和48年の両親の写真でも起⽴時の姿勢に異常は認められない。
(略)したがって、原告の両親が認定患者であることから、直ちに原告がメチル⽔銀中毒症を発症するに⾜りるだけのメチル⽔銀暴露があったとはいえない』と告げたと聞き、衝撃を受けました」

この連続講座もあと2回です。次回は本校卒業生でもある、熊本日日新聞社の石貫様がご来校くださいます。

 

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