九州大学主催「世界に羽ばたく高校生の成果発表会」に参加しました
12月22日(日)に九州大学において「世界に羽ばたく高校生の成果発表会」が開催され、本校から2年3組の鹿子木くんと古川くん、2年5組の南木くんの3名が参加し、「柿渋を混ぜたカゼインプラスチックの研究」というテーマでポスター発表を行いました。このイベントは、九州大学が行う高大連携の一環として行われており、九州一円から61テーマ約400名の生徒が参加し、人文、理工、生物、複合の4つのテーマに分かれて発表を行いました。
ポスター発表とは研究発表等において見られる発表形式で、自らの研究をA0の大きさのポスター1枚にまとめ、それを壁や衝立に掲示して、立ったまま参加者に説明をするというものです。今回は研究発表5分、質疑応答5分の計10分を1ターンとして、計3ターンを各発表者が行うという形式で行われました。本校から参加した3名は、カゼインプラスチックを柿渋で強化することができるのではないかという研究テーマに取り組んでおり、発表を聞かれた大学の先生方から多くのアドバイスをいただいていました。このように他の人(特に大学の先生など)の前で発表をするというのは、人間的にも、課題研究的にも大きく飛躍できる機会となります。研究自体はまだ拙いものですが、今回の発表でも質疑応答にしっかりと受け答えできており、自分たちで試行錯誤しながら取り組んできた成果を発揮していました。
さて、この発表会は、生徒交流会(自己紹介と九大クイズ)も開かれるなど、和やかな雰囲気で行われました。また、発表会の後半では優秀賞として選ばれた4テーマが全体会で発表しました。優勝したテーマの一つは、植物が生成する化学物質を単結晶化し、それをスプリング8で構造解析まで行っているという大変高度なものでした。他にも防災の研究を実際の地震の現場で活かした例や、電源のいらないウェアラブルの高齢者見守り機器の研究など、ハイレベルな研究がありました。熊本からも多くの生徒が参加しており、本校からもより多くの生徒がこのような場を利用して、発表の経験をし、成長の糧にして欲しいと考えています。