熊本県高等学校教育研究会地学部会
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牛深溶結凝灰岩
場所:牛深町 下須島最南端
鶴葉山公園から海中公園の海岸を東に歩いたところ。
暗灰色の強溶結凝灰岩と淡黄色の塊状溶結凝灰岩の大露頭が出現する。ここで牛深溶結凝灰岩は2枚あることが確認できる。近接した鹿児島県長島には似た溶結凝灰岩を産する。
溶結凝灰岩Aのほうは本質レンズがなく、異質岩片もほとんどない。
溶結凝灰岩Bは本質レンズがあり、阿蘇火砕流によく似た溶結凝灰岩です。牛深溶結凝灰岩Aは約300万年前というデータがある。
重力異常データと八代海南部沿岸沿いの溶結凝灰岩の存在から八代海南部にカルデラの存在の可能性を指摘している研究者もいる。
人から上が溶結凝灰岩B、下が溶結凝灰岩A。
鶴葉山公園から海中公園の海岸を東に歩いたところ。
玄武岩(1000万年前)の浸食面の上に溶結凝灰岩Aが重なる。
溶結凝灰岩は砂礫層を敷いている。