日誌

鉛筆 ありのまま 紡ぐ言葉に 答えあり

 10月16日(金)、2時間目のLHR。

 本日は少し特別な時間となりました。

 いつもは農業、林業、福祉と、それぞれ専門の学びを深める3年生たちが一堂に会し、学年での取り組みとして「弁論大会 学年予選」が実施されたのです。

 今回のテーマは『ありのままの自分を見つめて』。

 生徒たちは夏休み期間中からじっくりと原稿を書き上げ、9月のクラス予選を経て、選ばれた各クラス2名の代表者がマイクの前に立ちました。

 

【静寂に響く、等身大の葛藤と決意】

 シーン……。

 総合学習室を包み込む独特の緊張感の中、代表生徒たちの発表が始まります。

 ・進路選択の岐路で、迷いもがいていた自分

 ・思うようにいかず、壁にぶつかった介護実習での悔しさ

 ・中学時代から今日までの、自分自身の泥くさい成長

 ・周囲の目や成果と自分を比べ、一人で抱え込んでいた悩み

 ・林業をみつめ、興味を知識にする大変さ

 

 堂々。淡々。滔々(とうとう)。切々(せつせつ)。

 表現や使う言葉に違いはあれど、どの発表者も飾らない自分の言葉でまっすぐに語りかけます。

 みずからの気持ちを言葉にするのは、とても難しいこと。

 指先まで神経を研ぎ澄ませて、それを他者に伝えることは、さらに難しいことです。

 それでもマイクの前で一語一語を大切に紡ぎ出す姿から伝わってきたのは、「これからの自分の人生は、自分自身で舵を取りたい」という強く確かな意思でした。

 

【「ありのまま」に向き合う、それぞれの答え】

 壇上の言葉を受け止め、聞き手の生徒たちは真剣に採点を記入していきます。

 代表生徒が自身の生き方や葛藤、等身大の姿をさらけ出す様子に触れることで、聞いている側もまた自分自身と向き合い、これから歩むべき道に思いを巡らせていました。

 

 「ありのままの自分」とは、一体何なのか——。

 

 その感じ方や答えは、生徒一人ひとりによって異なります。

 決まった正解などなく、生徒たちが自分自身の心で感じ、考え抜いたことこそが、それぞれの「正解」なのだと深く考えさせられる時間となりました。

 

【未来を照らす光を胸に、11月の芦高祭へ】

 厳正な審査の結果、本日の学年予選から2名の学年代表生徒が選出されます。

 11月13日(金)に開催される「芦高祭(文化祭)」の本選では、全校生徒やご来校の皆様の前で、学年代表としてステージ発表に挑みます。

 誰が壇上に立っても、きっと「ありのままの自分」を自分の言葉で力強く表現してくれるはずです。

 クラス予選で語られたすべての生徒たちの想い、文章、そして本日の代表者たちの発表。

 自分の心と正直に向き合ったそのひとときが、これから歩んでいくそれぞれの長い人生を明るく照らす、確かな「光」となりますように。

 

 最後になりますが、緊張感ある大会を陰で支え、見事な司会進行とスムーズな運営を行ってくれた文化・放送委員の皆さん、本当にありがとうございました。