2月1日より3年生が家庭学習日に入りました。
彼らが毎日汗を流していた実習地や教室には、少し寂しい静けさが漂っています。
そんな中、本日暦は二十四節気の始まりである「立春」を迎えました。
ふと足元に目を向ければ、凍てついていた土の表情が心なしか緩み、ハウスの傍らには寒さに耐えながら出番を待つ小さな蕾が、わずかに膨らみ始めています。
厳しい冬の奥底で、生命が春に向けて一歩を踏み出す、そんな微かな胎動が聞こえる季節です。
■ 「立春」という暦の豆知識
二十四節気において、立春は一年のスタート地点です。
かつて旧暦では、立春を一年の始まりとし、立春の前日である「節分」は大晦日のような位置づけでした。
そのため、立春は「立春正月(りっしゅんしょうがつ)」とも呼ばれ、新しい一年の無病息災を願う特別な日とされてきました。
農業の世界でも、立春はカレンダーの「元日」のような役割を果たします。
例えば、種まきの目安となる「八十八夜」や、台風を警戒する厄日として知られる「二百十日(にひゃくとおか)」などは、すべてこの立春を起点として数えられます。
まさに、実りの秋に向けたすべてのスケジュールの「起点」となる日なのです。
■ 「白」に込める清めの習わし
そんな立春には「白いものを食べると縁起が良い」という習わしがあるのをご存知でしょうか。
中でも有名なのが「立春大吉豆腐」です。
豆腐の「白」は邪気を払い身を清める色とされ、さらに原料の大豆には「魔(ま)を滅(め)する=魔滅(まめ)」という、災いを払う意味も込められています。
立春に豆腐を食べることで、これまでの穢れを払い、清らかな心身で新しい一年のスタートを切るという意味が込められています。
3年生の皆さんは今、学び舎を離れ、それぞれの家庭で社会へ出るための準備を進めています。
この家庭学習日の期間が、白い豆腐のように、皆さんにとって「心を整え、まっさらな自分を作る」大切な時間となるよう願っています。
■ 私たちも新たな気持ちで
私たち1・2年生と教職員もまた、その教えにあやかり、清らかな気持ちで今年の農作業を本格始動させます。
3年生がこれまで大切に守ってきたこの土を、今年も真摯に耕していきたいと思います。
さて、立春に豆腐を食べると、健康にも恵まれ、一年の幸福を呼び込むのだとか。
「福を呼び込む」という言葉に弱い私……。
今夜の献立を考えながら、今日は仕事の帰りにスーパーで少し良い豆腐を買って帰ろうかな、なんて画策しています。
「立春大吉」
皆さんのもとにも、穏やかな春の光が届きますように。
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