2月に「不知火」の収穫を終えたハウス。
今日は、役目を果たした麻ひもを、誘引用のワイヤーから撤去する実習です。
■地道な実習、時々「強敵」
外はまだ穏やかな春の陽気ですが、一歩ハウスに足を踏み入れると、そこには初夏を思わせる熱気と湿度が立ち込めていました。
汗を拭いながら、ワイヤーに結わえられた無数のひもを一つずつ切り取っていきます。
実習自体は淡々と進みますが、時折、思わぬ「伏兵」に遭遇します。
大半のひもはスルスルと解けるのに、ふとした拍子に、なぜかガチガチに固まってワイヤーに食い込んでいる結び目が……。
そんな時、静かなハウスのどこからか、ボソッとツッコミが漏れます。
「ちょ、誰やねん……こんなガチガチに結んだの(笑)」
「これ絶対、後の人のこと考えてないやろ〜」
格闘すること数十秒。
ようやくパチンと切り落とした瞬間、小さく漏れる「ふぅ」という溜息。
そんな光景が、実習のあちこちでポツリポツリと見受けられました。
■「苦戦」が教える、未来の知恵
この「たまにやってくる苦労」を通して、生徒たちは大切なことを学びます。
吊るす時にしっかり結ぶのはプロとして当然。
けれど、「解く時の効率」まで考えて結べてこそ、本当に仕事ができるということ。
「取りやすい結び方」を習得するのは簡単ではありませんが、その一工夫が、未来の自分や仲間の時間を生む。
その重要性を、頑固な結び目と対峙することで、身をもって実感したようです。
■スッキリの裏側にある「誓い」
「次はもっと、スマートに解ける結び方にしたる……」と心の中でリベンジを誓いながら、最後の一本まで地道に撤去。
ワイヤーがスッキリと整った頃には、生徒たちの手も、そして「効率への意識」も、ひと回り成長したように見えました。
次にこのワイヤーが使われるのは、さらに気温が高くなる夏。
今日の湿気と熱気は、まさにその季節が近づいている合図でもあります。
再びやってくる「玉吊り・枝吊り」のシーズンには、今日の苦戦を糧にした、機能美あふれる結び目がハウス中を彩るはずです。
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