校長室より

2020年12月の記事一覧

【校長ブログ】冬休みに向けて(2)

1・2年生に取り組んでほしいことを3点あげます。
1点目は、自分の目標をしっかり持つことです。この時期は、新年を迎え決意を新たにするときです。自分は何がやりたいのか、自分には何ができるのか、自分を見つめてほしいと思います。目標が定まるとより意欲が増すと思います。
2点目は、人間性を磨くということです。進学・就職試験で問われるのは総合的な人間性です。また、これからは知識よりも思考力・判断力・表現力・実行力などがより重視されます。人間性を磨くのに大切にして欲しいのが日頃の生活です。あいさつや掃除、早起きなど、生活が安定しているとぶれることがありません。落ち着いた生活が送れますし、学習にも集中できます。学習であってもその基盤は生活面です。日頃の生活を大切にしてほしいと思います。
3つ目は、社会の一員としての自覚と責任を果たしてほしいということです。コロナが感染拡大傾向にあります。県の感染リスクレベルは最も重い5の厳戒警報です。マスクの着用、手洗い、消毒、3密を避ける行動様式など感染防止に取り組んでほしいと思います。いつどこで感染するかわかりません。無症状で感染させる可能性があるかもしれません。感染拡大時の影響を自分のこととして考えてほしいと思います。
最後に、この冬休み、寒さに負けそうになるときもあるかと思いますが、ライバルは自分です。目標を胸に、自分で自分を成長させてほしいと思います。

【校長ブログ】冬休みに向けて

3年生は、先日、大学入学共通テスト30日前集会を実施しました。課外や模試を頑張ってきた3年生もいよいよテストが近づいてきました。日夜、学習に頑張っていることでしょう。既に合格している人もいますが、多くの人はこれからが正念場、入試の結果や模試の結果が気になったりするのは当然です。不安や焦りもあるでしょうが、皆同じです。先輩たちも同じように悩み、最後には合格を勝ち取ってきました。
時間が迫り精神的にも苦しい時期となりますが、自分と向き合い落ち着いて最終的な仕上げに取り組んでほしいと思います。
この時期、天高生は最後の一日まで伸びます。「できる・伸びる」です。慌てず、焦らず、諦めず、自分はできると信じて、最後まで粘ってほしいと思います。健康に留意し、一日一日を大切にして欲しいと思います。この30日を考える時に、「30日しかないではなく」、「30日ある」です。先生方のご指導のもと、計画を立て効果的に取り組んでほしいと思います。
受験は団体戦です。手はつなげませんが、心はつなげます。お互いに励まし合い、緊張感や不安を和らげましょう。保護者、先生方も応援しています。頑張れ!3年生

【校長ブログ】2学期を終えて

今日で2学期を無事に終えることができました。印象としては、新型コロナウイルス感染症対策に終始した感があります。
2学期は、休校に伴う学習時間の確保のため夏休みを短縮し例年より早く始めました。どうしても学習中心の中で、何か学校生活のメリハリとなるものができないか、何か思い出づくりとなるものができないかと生徒会を中心に取り組んできました。そんな中、新たな行事として雛鵬祭が開催され、大いに盛り上がりました。天高生としての団結力や絆、一体感が育まれたと思います。生徒の発想力、創造力、行動力はすごいと感じました。天高生のパワーを感じました。
また、部活動面においても、コロナの影響で思うような練習ができないところがありましたが、本日、運動部や文化部、応募の表彰を5団体21個人に行いました。素晴らしい成果です。その他にも、地域ボランティアにも積極的に参加しています。
このように、コロナ禍であっても、今できることを大切にし、2学期を乗り切ってきた生徒の頑張りと活躍に、心より感謝と敬意を表したいと思います。
コロナ禍では先生方も計画の変更・改善や創出など大変です。どうしても勤務時間が長くなってしまいます。アイディアを絞りながら、生徒の活動を支えていただいた先生方にも心から感謝したいと思います。

【校長ブログ】人権メッセージ(2)

前回に引き続き、人権メッセージ募集『大切な人へのメッセージ~あの人へ贈る“ありがとう”や“エール”~ 』優秀作品に選定された本校生徒のメッセージを紹介します。
作者は、「不要不急の外出をひかえ、人のために動ける人は、ほんのひと握りしかいないと思うので、その優しい心を持った人に私もなりたいです。」とコメントしています。
本校生徒の作品を含む優秀作品は、「人権メッセージ作品集『あの人へ届け』」として作成されています。医療従事者をはじめとした多くの人たちに届くことを願っています。
また、作品に応募してくれた生徒の皆さんに感謝します。

              母へ

   マスクしなさい。手洗いしなさい。
   それが最近母の口癖で
   自分は医療の最先端で働いてないけど
   患者さんと関わる仕事だから。
   と自分だけではなく周りの人のために考えて
   行動できる母が
   すごくかっこよく尊敬しています。

【校長ブログ】人権メッセージ

本校では、熊本県が実施する「令和2年度(2020年度)人権メッセージ募集『大切な人へのメッセージ~あの人へ贈る“ありがとう”や“エール”~ 』」に多くの生徒が応募しました。この度、優秀作品30点の発表がありましたが、その中に本校生徒の作品2点が選定されましたので紹介します。作者は、新型コロナウィルスや災害で苦しんでいる人が、もとの生活に少しでも早く戻って、元気を取り戻してほしいという思いを込めたそうです。

          コロナや災害で苦しんでいる人へ

   すぐに行けない、
   すぐに会えない、
   すぐに助けられない。
   でも、今は気持ちだけ早く届きますように。
   あたりまえの日常が戻りますように。
   今はただじっと耐え忍ぶしかできないけれど
   皆の所に明るい光が降り注ぎますように。