令和2年度 1学期

地歴・公民科「倫理」から3年文系の皆さんへ

 休校期間も3週目に入ろうとしていますが、3年文系の皆さん、「倫理」の自主学習は進んでいますか? 順調ならば、そろそろ「青年期」が終わるころではないでしょうか。

 「青年期」の単元の重要項目の1つに「防衛機制」がありますが、理解はできましたか?「抑圧」「合理化」「同一視」「投射」・・・。暗記するのは大変ですね。

 ところで、「倫理」という科目の長所は、自分の生活に置き換えて考えることができること。この「防衛機制」を、今の生活に当てはめて考えてみてはいかがでしょうか。

 そもそも「防衛機制」とは何か。倫理の教科書によりますと(14ページ)「日常生活における葛藤や欲求不満に対して、無意識に自己を守るしくみを防衛機制という。・・・(中略)・・・。防衛機制は自己を守るためのしくみであるが、たとえば無用な言い訳に終始したり、真の解決を避けてしまうことにもなりかねないため、防衛機制によってのみ解決がはかられることは避けるべきである。わたしたちは、葛藤や欲求不満を意識的に受け止め、それを合理的に解決する努力を払う必要がある。」とのことです。

 今、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、今まで当たり前にできていたことができなくなっています。頭で分かってはいても、やはり「欲求不満」が生じていると思います。その欲求不満の解決のために、今、自分がしていることは「合理的解決」なのか、「防衛機制」になっていないか、見つめてみてはいかがでしょうか。「防衛機制」について詳しくは資料集12ページにも掲載されています。

 皆さんが、各自の「合理的解決」を見いだしてくれることを期待しています。