新元号 “令和” に込められた思い
昨日発表された新元号 “令和” 。
速報として昨日も記事を掲載しましたが、正式な報道がありましたのでお知らせします。
令和は、日本最古の和歌集「万葉集」巻五の梅花の歌三十二首并せて序に記されている「初春令月、氣淑風和、梅披鏡前之粉、蘭薫珮後之香」から出典されたそうです。
【読み下し文】
初春の令月にして、氣淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫す
【読み方】
氣淑く(きよく)、和ぎ(やわらぎ)、鏡前の粉(きょうぜんのこ)、披き(ひらき)、珮後(はいご)、薫す(かおらす)
【現代語訳】
新春の良き月、空気は美しく風はやわらかに、梅は美女の前の鏡の前に装う白粉のごとく白く咲き、蘭は身を飾った香の如きかおりをただよわせている。(講談社文庫「万葉集全訳注原文付」引用)
この令和に込められた思いを「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ。梅の花のように、日本人が明日への希望を咲かせる国でありますように。」と語られました。
新たな時代の到来までもうすぐです。
天草高校で学んだ生徒たちが、令和の時代を創造する。
そういった夢を持ち、日々生活しましょう。
万葉集歌一覧(巻一~巻四) → http://manyou.plabot.michikusa.jp/manyousyu_0.html
万葉集歌一覧(巻五~巻八) → http://manyou.plabot.michikusa.jp/manyousyu5_8.html
※第五の梅の花の歌序(大伴旅人)をクリックすると、令和引用文がでできます。
※万葉集は巻二十まで存在します。