学校生活

林業関係高校と林業研究グループとの交流会

8月18日〜19日、毎年恒例の
県内の林業関係の先生たちと林業研究グループとの交流会が、
人吉・球磨地域で開催されました。

緑科学科の先生たち6人も参加し、
林業をされている県内各地の方々とともに伐採現場等の研修をしました。

人吉市が行っている「スマート林業」についての説明、
林業関係高校の活動及び進路状況報告、
意見交換会がありました。

また、
第一索道商事所有林(カシ他雑木・木炭用)の

伐採作業現場を視察、
最近は珍しくなった索道を張った集材の様子を視察しました。

伐採されたカシは、すべて炭用に搬出され
その他の雑木はチップ用に出荷されています。

その後、
球磨郡あさぎり町にある
尾鷹林業の木炭製造工場の視察研修をしました。
20窯の炭窯があり、年間を通して炭の生産を行われています。
製品は、全国のホームセンターナフコ各店でレジャー用として販売されているほか、
茶の湯用や火鉢などに使用する目的で全国に出荷されています。

この事業は、林業研究グループ連絡協議会の協力により、
熊本県林業振興課 林業担い手・特産振興班、
球磨地域振興局林務課の方々にお世話いただいて開催しています。
矢部高校の卒業生も県の担当者として参加していました。

全国には、林業関係高校が72校あります。
その中でも熊本県が最も多く、
5校(阿蘇、山都、八代、球磨、芦北)の林業を学べる高校があります。
各校に2〜6人の林業を専門にする先生方がおり、
林業・木材産業等の関連産業や地域の人材の育成のためにがんばっています。

矢部高校緑科学科(林業科)からも多くの卒業生が、
林業・木材関連の就職や、
熊本県をはじめとした公務員林業職に就いています。