食農科学科 県内企業の理解促進事業
食農科学科の1・2年生が県内企業を訪問し、「直接、知る機会」として、県内企業で働くことの魅力にふれ、熊本地震からの創造的な復興を支える産業人材を育成することを目的に、3つの事業所を訪問しました。
まず訪れたのは、「株式会社井関熊本製造所」です。「~農家の方を過酷な労働から解放したい~」を企業理念に、熊本製作所ではコンバインの組み立てだけでなく、機械加工やプレス加工、溶接、塗装といった全行程を行う一貫生産をされていました。
1台2,000万円程の超大型コンバインの性能をバーチャルで体験し、その刈り取りスピードと性能に圧倒されました。
最後に御担当者から新入社員としての心構えについて「元気ではきはきとした挨拶」「体調管理をしっかり行い休まない」の2点を将来の新入社員である生徒に対して熱いエールをいただきました。
次に「らくのうマザーズ阿蘇ミルク牧場」を訪問しました。バイキングレストランでおいしい料理をたくさんいただきました。その後、牛舎で乳牛の種類や違い、特性などについて説明して頂きました。加工場ではチーズの製造や品質管理の様子の見学を行い、飼育から生産、加工、販売までの6次化産業について学ぶこともできました。
最後に熊本県認定ブライト企業の熊本県農業協同組合連合会熊本工場を訪れました。豊かな熊本の風土で栽培された果実や豊富で良質な地下水を利用し安心で安全な製品の製造が行われていました。食品製造の授業も受けている生徒にとって、衛生管理の行き届いた工場は生徒も興味津々でした。また、地下水を豊富に利用されていることから、地下水をかん養するために冬場の水田に水をはる取組もされているとのことでした。
3つの事業所を見学させていただいことで、食や農業に関連する多くの仕事について学ぶことができました。今後の進路選択に役立てていきたいと思います。
貴重な時間をいただきました事業所の皆様、本当にありがとうございました。