(3)「永続性」を持った農業教育実践と人材育成

活動日誌(3)SPH「永続性」を持った農業教育実践と人材育成

・第15回球磨酪農ベビーショウ 【SPH】 (2018/7/3)

・第15回球磨酪農ベビーショウ 【SPH】  (2018/7/3)
7月3日(火)球磨畜産農業協同組合 家畜市場で、第15回球磨酪農農協乳牛改良同志会ベビーショウが行われ、本校から4頭出品しました。台風7号が接近する悪天候の中でしたが、総合農業科2年動物コースやデイリークラブの生徒らが参加、リードマンや農家さんからアドバイスをもらいました。

平成30年度春作飼料に係る現地検討会参加

 校外に出て牧草の学習会に参加させて頂きました。栽培する牧草を選定するとき、農家の経営状態や地域の気候・天候によって最適な品種を決めます。百聞は一見にしかず。本やインターネット、パンフレットなどの資料を見るより、球磨地域で実際に育った様々な品種の牧草を実際に見ることで大変学びの深い経験ができました。

 球磨郡相良村展示圃場で酪農マザーズの牧草専門家から説明して頂きました。

 「イタリアンライグラスの中に、こんなにたくさんの種類があるの?」微妙な違いに驚いている様子でした。

 「私より大きい」ライ麦との背比べ。
 栄養価?収量?嗜好性?畜産をとおして牧草に興味を持った生徒がいるようです。くま農業活性化協議会、県南広域本部球磨地域振興局、酪農マザーズ、管内畜産農家の方々など現地検討会を実施して頂きありがとうございました。地域の方々のおかげで生徒達は学習する機会を得ることができました。今回学んだことを大切にしながら今後の学習活動につなげていきます。

2018年度日本草地学会熊本大会参加

 日本草地学会の全国大会が熊本県で実施されました。
 本校は日本草地畜産種子協会より放牧実践牧場として認証されており、プロジェクト活動として放牧を用いた牛の飼養管理に取り組んでいます。これまでの取り組みを「高校生の部 ポスター発表」にて発表させていただきました。学問や研究に取り組んでおられる方々に対して情報発信に挑戦です。


 準備を終え、発表です。これまでポスター作成から発表練習など発表の準備を一生懸命に取り組んでいました。


 発表者の早田君は物怖じすることなく、堂々と発表していました。

 他校の高校生の発表を視聴させてもらいました。「このポスターみやすいな」「発表が聞きやすい」「スマホ?新しい発想だな」参加した生徒達は様々な感想を持ったようです。


 審査の結果、残念ながら優秀賞を頂くことができませんでした。しかし、研究者の方々や教授の方々など、様々な方から声をかけていただきました。
 中には「子牛の周年放牧」に一緒に取り組んでみないですか?という声かけを頂きました。放牧飼育の今後の発展として大変興味深い内容でした。連絡先を教えて頂けた研究機関の方々や大学の方々とこれからも連携しながら学習を深めていきたいと思います。
 また、優秀賞を獲得した北海道の農業高校は素晴らしい発表でした。発想、調査データの取り方、プレゼンテーションなど学ぶことが多くありました。生徒達は同級生として次の目標が見えたように思います。

最後に、くまモンと写真撮影。このときが一番、生き生きとしていたのは気のせいでしょうか・・・。これからも様々な活動に挑戦していきます。ご指導お願いします。

子牛・妊娠牛競り市参加

本日、肉用牛のせりに参加させていただきました。
本校からは子牛3頭、妊娠牛1頭を出品。購買者の皆様、ありがとうございました。

早朝から牛を洗って球磨家畜市場に到着。ここからは最後の調整に取り組みます。


順番待ち。高校生にとって「大人の前に立つ機会」、そんなに多くはありません。「大切な牛を評価してもらうため」緊張しますが、私たちが変わらなければ。


「宜しくお願いします」購買者の方々にしっかりとお願いすることができました。


購買者の皆様、ご購入ありがとうございました。これからも牛を大切に育てていきます。生産者の方々、ご指導のほど宜しくお願いします。

IT農業実践へ 株式会社ファームノートとの打ち合わせ

 地域農業のクリエーター育成を目指すSPHの取組みもいよいよ2年目を終えようとしています。今年度の成果や問題点を洗い出し、来年度の活動に向けて動き出しています。

 昨日は、農場や牛のデータをクラウドに集積し、データの共有、見える化を図るシステムを更に活用するために、株式会社ファームノート「Farmnote」藤冨さんと打ち合わせを行いました。

 本校ではすでにこの無料システムを使用していますが、さらに生徒達も活用でき、情報の共有ができる方策を検討中です。