(3)「永続性」を持った農業教育実践と人材育成

活動日誌(3)SPH「永続性」を持った農業教育実践と人材育成

・バーンミーティング【SPH(3)】(2018/9/19)

・バーンミーティング【SPH(3)】(2018/9/19)
9月19日(水)バーンミーティングが神殿原農場で行われ2年生と農家さんらが参加。
北海道帯広市のオールジャパン ブリーダーズサービス株式会社の竹田秀臣総務部長が、乳牛の統一スコアについて説明。乳器40%、デーリィキャラクター20%、肢蹄15%、骨格15%、体積10%で判断。5つの主要部位を、細かく説明がありました。
その後、農場の牛3頭A・B・Cを各自で採点し、「序列回答シート」に記入し、箱に投票しました。
その後、竹田部長から、順位の発表がありました。午前の部では、農家20件の内、正解は3件という結果で、難しい問題でした。
バーンミーティング=熊本県乳牛改良同志会技術向上研修会
松野会長や熊本県酪農農業協同組合連合会の森本さんらが参加。


・第69回球磨畜産共進会 【SPH(3)】(2018/9/11)

・第69回球磨畜産共進会 【SPH(3)】   (2018/9/11)
9月11日(火)第69回球磨畜産共進会が、球磨家畜市場(錦町一武)で行われ、「ゆうり9」を出品。生徒23名が参加しました。「ゆうり9」は平成25年12月生まれの雌牛。本大会は、球磨郡市家畜の改良増殖の促進と自給飼料の増産を推進し、その生産意欲高揚を図り、畜産経営の安定と振興に資することを目的に開かれているものです。
110頭が出品。生徒は、南稜高校の牛「ゆうり9」をはじめ、農家さんの牛を「引き手(リードマン)」として導き、畜産農家の方々との交流から学びました。また、運営役員として、清掃活動やライン引き、テント設営などの運営業務をてきぱきと行っていました。


平成30年度あさぎり町家畜管理品評会参加


あさぎり町家畜管理品評会に参加しました。

本校からは2頭の参加。そのうち、経産牛(3産以上)の部で「ゆうり9」号が首席を頂きました。ゆうり9号は人吉球磨の共進会に参加させて頂きます。

これからも牛を観察しながら飼養管理を行い、良い牛を育てていきたいと思います。畜産農家の皆様、ご指導ご鞭撻をお願いします。

家畜審査競技会参加


農業クラブ 家畜審査競技会
 乳牛、肉牛の外ぼうを見ながら、牛の生育状態を判断する競技です。
今日は南稜、熊本農、天草拓心、菊池農、阿蘇中央高の各校の参加者で競いました。
結果は次の通りです

○乳牛の部
最優秀賞(1位)生産科学科 豊永さん
○肉牛の部
優秀賞(3位)生産科学科 早田君

以上でした。南稜高校からは15名の参加でした。全員、猛暑の中集中力を切らさず
全力で審査競技を行っていました。
今年は農業クラブの全国大会が鹿児島で行われ、肉牛の部のみ上位2まで全国大会出場でした。





・第15回球磨酪農ベビーショウ 【SPH】 (2018/7/3)

・第15回球磨酪農ベビーショウ 【SPH】  (2018/7/3)
7月3日(火)球磨畜産農業協同組合 家畜市場で、第15回球磨酪農農協乳牛改良同志会ベビーショウが行われ、本校から4頭出品しました。台風7号が接近する悪天候の中でしたが、総合農業科2年動物コースやデイリークラブの生徒らが参加、リードマンや農家さんからアドバイスをもらいました。

平成30年度春作飼料に係る現地検討会参加

 校外に出て牧草の学習会に参加させて頂きました。栽培する牧草を選定するとき、農家の経営状態や地域の気候・天候によって最適な品種を決めます。百聞は一見にしかず。本やインターネット、パンフレットなどの資料を見るより、球磨地域で実際に育った様々な品種の牧草を実際に見ることで大変学びの深い経験ができました。

 球磨郡相良村展示圃場で酪農マザーズの牧草専門家から説明して頂きました。

 「イタリアンライグラスの中に、こんなにたくさんの種類があるの?」微妙な違いに驚いている様子でした。

 「私より大きい」ライ麦との背比べ。
 栄養価?収量?嗜好性?畜産をとおして牧草に興味を持った生徒がいるようです。くま農業活性化協議会、県南広域本部球磨地域振興局、酪農マザーズ、管内畜産農家の方々など現地検討会を実施して頂きありがとうございました。地域の方々のおかげで生徒達は学習する機会を得ることができました。今回学んだことを大切にしながら今後の学習活動につなげていきます。

2018年度日本草地学会熊本大会参加

 日本草地学会の全国大会が熊本県で実施されました。
 本校は日本草地畜産種子協会より放牧実践牧場として認証されており、プロジェクト活動として放牧を用いた牛の飼養管理に取り組んでいます。これまでの取り組みを「高校生の部 ポスター発表」にて発表させていただきました。学問や研究に取り組んでおられる方々に対して情報発信に挑戦です。


 準備を終え、発表です。これまでポスター作成から発表練習など発表の準備を一生懸命に取り組んでいました。


 発表者の早田君は物怖じすることなく、堂々と発表していました。

 他校の高校生の発表を視聴させてもらいました。「このポスターみやすいな」「発表が聞きやすい」「スマホ?新しい発想だな」参加した生徒達は様々な感想を持ったようです。


 審査の結果、残念ながら優秀賞を頂くことができませんでした。しかし、研究者の方々や教授の方々など、様々な方から声をかけていただきました。
 中には「子牛の周年放牧」に一緒に取り組んでみないですか?という声かけを頂きました。放牧飼育の今後の発展として大変興味深い内容でした。連絡先を教えて頂けた研究機関の方々や大学の方々とこれからも連携しながら学習を深めていきたいと思います。
 また、優秀賞を獲得した北海道の農業高校は素晴らしい発表でした。発想、調査データの取り方、プレゼンテーションなど学ぶことが多くありました。生徒達は同級生として次の目標が見えたように思います。

最後に、くまモンと写真撮影。このときが一番、生き生きとしていたのは気のせいでしょうか・・・。これからも様々な活動に挑戦していきます。ご指導お願いします。

子牛・妊娠牛競り市参加

本日、肉用牛のせりに参加させていただきました。
本校からは子牛3頭、妊娠牛1頭を出品。購買者の皆様、ありがとうございました。

早朝から牛を洗って球磨家畜市場に到着。ここからは最後の調整に取り組みます。


順番待ち。高校生にとって「大人の前に立つ機会」、そんなに多くはありません。「大切な牛を評価してもらうため」緊張しますが、私たちが変わらなければ。


「宜しくお願いします」購買者の方々にしっかりとお願いすることができました。


購買者の皆様、ご購入ありがとうございました。これからも牛を大切に育てていきます。生産者の方々、ご指導のほど宜しくお願いします。

IT農業実践へ 株式会社ファームノートとの打ち合わせ

 地域農業のクリエーター育成を目指すSPHの取組みもいよいよ2年目を終えようとしています。今年度の成果や問題点を洗い出し、来年度の活動に向けて動き出しています。

 昨日は、農場や牛のデータをクラウドに集積し、データの共有、見える化を図るシステムを更に活用するために、株式会社ファームノート「Farmnote」藤冨さんと打ち合わせを行いました。

 本校ではすでにこの無料システムを使用していますが、さらに生徒達も活用でき、情報の共有ができる方策を検討中です。

畜産先進地研修【高鍋農業高校・高千穂牧場】

 農業全般を学ぶ1年総合農業科ですが、来年度2年生
で動物コースを希望する生徒対象に研修を実施しました。

 まずは、宮崎県立高鍋農業高等学校へ訪問。
この学校は、本校と同様スーパー・プロフェッショナル・
ハイスクール校に指定されており、畜産学習が盛んな
高校です。また、ご存じの方もいらっしゃると思います
が、高鍋農業高校は平成22年に発生した口蹄疫で、飼育
していた家畜すべてを殺処分された歴史があります。


 まず最初に、農場内の教室で当時の状況をスライドを
使ってお話しいただきました。


 その後、牛舎内を見学。牛一頭一頭が大切に育てられ
ているのが私たちにも良く伝わってきました。
案内いただいたのは、酪農を担当されている福留先生です。


 そして最後に牧草地に案内いただきました。ここには、
殺処分された家畜達が埋蔵された場所です。今では牧草
が生えていますが、当時は大量の石灰がまかれ、房が生え
難い状況が続いたそうです。

 次の研修地は高千穂牧場。ここでは、観光牧場として
動物とのふれあい体験や加工体験ができる施設が揃って
いました。

 売店で販売されている商品を見学し、乳加工品の品揃え
に生徒達は驚いた様子でした。

 この研修から、家畜を飼育していくためには、日々の
防疫意識が必要な事や、家畜がいて勉強できる環境は決し
て当たり前ではないと強く感じました。

・第57回球磨酪農郡市乳牛共進会 【SPH(3)】 (2017/10/2)

・第57回球磨酪農郡市乳牛共進会 【SPH(3)】  (2017/10/2)
10月2日(月)10:30から、錦町一武の家畜市場で、第57回球磨酪農郡市乳牛共進会が行われました。南稜高校からは、3年生産科学科 川口さん、小田君、1年総合農業科1組 御前さん、松下さん、1年食品科学科 丸山さんの5人が参加。
小田君が、リードマン(引き手)を務めました。

リードマン 小田君 右から3番目

ドライヤーとブラシで 整えます

ブラッシングを丁寧していきます

優勝旗 まさに、プロフェッショナルです

農家さんと綿密な打ち合わせ

リードのためベルトを 装着します

ベルトを装着します

バリカンで毛をそろえます

小田君がリードマンをつとめます 米澤先生(右端)も参観です

審査員 松島さんの合図で 牛をリードします



組合長から入賞を授与 3等賞でした

給餌 

1年総合農業科 松下さん

1年総合農業科 尾前さん

1年 食品科学科 丸山さん

3年生産科学科 川口さん

・第68回球磨畜産共進会 【SPH(3)】 (2017/9/27)

・第68回球磨畜産共進会 【SPH(3)】   (2017/9/27)
9月27日(水)第68回球磨畜産共進会が、球磨家畜市場(錦町一武)で行われ、「ふくこ」を出品。生徒20名が参加しました。「ふくこ」は平成28年8月生まれの雌牛。
本大会は、球磨郡市家畜の改良増殖の促進と自給飼料の増産を推進し、その生産意欲高揚を図り、畜産経営の安定と振興に資することを目的に開かれているものです。
76頭が出品。生徒は、南稜高校の牛「ふくこ」をはじめ、農家さんの牛を「引き手(リードマン)」として導き、畜産農家の方々との交流から学びました。また、運営役員として、清掃活動やライン引き、テント設営などの運営業務をてきぱきと行っていました。

プロの農家さんから貴重なお話を聞くことができました

審査のポイントを一頭一頭説明しています。

南稜高校の「ふくこ」引手は、椎葉さん(生産科学科2年)

窪田君「なおみ」号

山口君「はなこ」号

尾方君「さくら」号

角のケア、オイルを塗っています


審査のポイントを説明します


審査終了後、給餌します

農家さんから聞き取りをしならが学びます

運営役員の仕事もします

窪田君「なおみ」号

農家さんが見守ります

複数の審査員が、目視で、さらに、手で触りながら審査していきます。

尾方君「さくら」号

学んだことや気づいたことをメモします

農家さんから貴重なお話を聞くことができます

運営役員の仕事 清掃やライン引き、テントの設営などを行います

乾草の審査

サイレージの審査

美味しそうな発酵したにおいがします

審査の経過の発表です

賞に応じてさまざまな品々が用意されています

家畜審査競技会2017/07/14

7月14日(金)県立農業大学校にて、県内の畜産を学ぶ高校生が集まり「家畜審査競技会」が行われました。
 
この競技は、牛の体型を審査し「牛を見る眼」を競うものです。



 本校からは、乳牛の部へ9名、肉用牛の部に7名の生徒が出場しました。
この大会に向け、学校農場や地域の農家さんへお邪魔し練習を重ねて来ました。

 3年 生産科学科 山口君(錦中卒)が肉用牛の部で優秀賞を受賞しました。

1年総合農業科 「畜産実習」

 4月に入学した1年生。
 初めて牛に触れる生徒も多い中、今日は牛の保定実習です。


最初はなかなか上手くロープを扱うことができませんでしたが。

 
授業の後半には、他の生徒へ保定技術を教えるまでになりました。



そして3年生までになると、下の写真のように担当している牛を
自分で保定し、牛の手入れが出来る様になります。

・知的財産教育研修会 【SPH(3)】  (2017/5/28)

・知的財産教育研修会  【SPH(3)】  (2017/5/28)
5月28日(月)知的財産教育研修会を実施しました。講師は、合同会社「つちかい」代表の陳内秀樹先生です。
知的財産教育の、全国の高校などの事例紹介をもとに、「地域産業を愛し、地域から愛される子どもたち」のキーワードが出てきました。
私たちの暮らす、「球磨・人吉ってどんな地域?」かを考え、思いついたことをブレーンストーミングで発表しあい、まとめていきました。
【SPH】のテーマ、「永続性」を持った農業教育実践と人材育成
~ケースメソッドと知的財産教育を柱とした教育実践~ につながる研修会でした。
球磨中央高校の山冨先生も参加。
 

 

 

 
 

 

牛群審査 2016/12/15

 牛群審査???
 漢字のとおり、牛の群れ(農場内の牛の集団)を審査すること。


 ホルスタイン登録協会の審査委員の方が神殿原農場に来られ、飼育している搾乳牛8頭の審査をしていただきました。
この審査は年に2回実施され、牛一頭一頭の特徴を点数化し、やや欠点がある部位(例えばお尻とか、足)を改良していく目安にするものです。


 3年生産科学科 畜産専攻生の授業で実施し、まずは審査対象牛の身だしなみ(毛刈り)を行います。

 いよいよ審査開始。審査員の方が審査項目ごとに点数を付けられ、最終的には100点満点
で評価されます。



 生徒が牛の特徴(良いところ、惜しいところ)を挙げていきます。
 最後に牛の見方(審査)の振り返り。神殿原農場の牛の最高得点は、4歳で2回お産している牛で85点。
ちなみに日本で一番得点が高い牛は96点で北海道に1頭いるそうです。

「永続性」を持った農業教育実践と人材育成

「永続性」を持った農業教育実践と人材育成
~ケースメソッドと知的財産教育を柱とした教育実践~ 

  農業は食料生産及び多面的機能を持ち、地域を支える重要な構成要素であることを生徒に理解させる。
そのうえで、衣食住を支える素材の生産分野についての学習へ移行し、水稲栽培及び畜産経営に必要な
知識・技術教育を特化していく。