学校生活
【建築科】未来の職人へ 待望の木工実習スタート!
将来、「ものづくり」に携わりたい、自分の手で何かを形にしたいと考えているなら、水俣高校建築科でその第一歩を踏み出しませんか?
建築科1年生は今日から、待ちに待った木工実習をスタートさせました。この実習は、建物づくりの基礎となる職人の技を体で学ぶ、非常に重要なカリキュラムです。
・職人の基本、墨付けに挑戦
最初の課題は「墨付け」。これは、木材を加工するための印をつける工程で、建築の正確さを左右する重要な作業です。生徒一人ひとりに配られた角材と、職人の必須アイテムである「さしがね」や「墨つぼ」を使います。
最初は、さしがねの表と裏の使い分けに戸惑ったり、角材を一周しても始点と終点の線がうまくつながらなかったり…と、予想通り手こずる場面も。しかし、そこは未来の建築家たち。集中して練習を重ねるうちに、みるみるうちにコツを掴み、誤差のない正確な線が引けるようになりました。
・のこぎりを使いこなす!
墨付けの次は、いよいよ「のこぎり」の体験です。先生が手本を見せると、そのスピードと寸分の狂いもない精度に、生徒からは驚きの拍手が起こりました。代表生徒が挑戦した後、全員がのこぎり挽きに何度も挑戦。最初はぎこちなくても、クラスメイトの良いところを観察し、真似ることで上達のスピードが加速します。まるで修行のような真剣さで取り組む生徒たちは、体と頭をフル回転させて、いい汗をかいています。
・大工技能士を目指そう
水俣高校建築科では、このように実践的な学びを通して、将来大工技能士をはじめとする立派な技術者を目指します。単なる勉強だけでは得られない、「自分の手で未来を創る」という確かな手応えと、仲間と一緒に技術を高め合う楽しさが、ここにはあります。「建築」に少しでも興味があるなら、ぜひ一度、水俣高校建築科の学習の様子を見に来てください。未来の技術者として、一緒にスタートを切りましょう!
【普通科】九州大学未来創成科学者育成プロジェクト(QFC-SP)報告
九州大学未来創成科学者育成プロジェクト(QFC-SP)に、本校生徒6名が参加しました。
このQFC-SPは、九州・山口地方の高校生を対象に、将来グローバルに活躍できる次世代の科学技術人材を育成するための、高度で実践的な教育プログラムで、約3ヶ月間実施されました。本校からも熱意ある6名生徒が参加し、大学の先生方による専門的な講義や研究活動を通じて、大きな成長を遂げました。
本事業はまず、プレセミナーに参加・聴講しレポート提出し、そこで合格した者のみが参加できるものです。本校生徒6名が見事にプレセミナーを合格し参加することができました。
先日、閉講式が行われ、なんと本校生徒が、全参加者の中でBio&Natureコースを代表して「受講生代表スピーチ」の大役を務めました。
代表スピーチに選ばれた生徒は、この3ヶ月間にわたるプログラムを通して学んだこと、そして課題解決能力を身につける中で感じた自身の変化や将来への展望について、堂々と、そして熱意のこもった言葉で語り上げました。
参加者の前で、自身の体験と学びをしっかりと伝えるその姿は、本校生徒のひたむきな努力と確かな成長を証明するものであり、会場にいる参加者や大学関係者の方々から大きな拍手が送られました。
水俣高校は、今後も生徒たちの知的好奇心を満たし、グローバルな舞台で活躍できる力を育むための活動を積極的に支援していきます。
QFC-SPでの学びを糧に、参加者の今後のさらなる活躍に期待します!
【建築科】建物のカタチが見えてきた!1年生軸組模型製作
建築科1年生による軸組模型製作もいよいよ大詰めです!前回までの軸組(骨組み)に続き、4回目の実習では建物の輪郭を形作る壁の立ち上げと、建物の傘となる小屋組み(屋根の骨組み)の製作に取り掛かりました。
・緊張の壁の立ち上げ!「直角」へのこだわり
模型製作において、柱が直角に立っているかどうかは、建物の安定性と美しさの命です。生徒たちは、これまでに組んだ骨組みに対し、壁の部材を垂直になるように慎重に接着・固定していきました。図面を見ながら作業するだけでなく、「しっかり目で見ること」を意識し、少しの傾きも見逃さないよう、班員同士で確認し合いました。この丁寧な作業が、本物の建物を建てる時と同じくらい大切であることを肌で感じています。
・模型のクライマックス!小屋組みの製作
壁が立ち上がると、いよいよ建物の屋根を支える小屋組みの製作です。
小屋組みは、複雑な形の部材を正確に組み合わせていく必要があり、難易度が上がります。座学で学んだ母屋(もや)や棟木(むなぎ)、垂木(たるき)といった部材の配置を、立体的に再確認しながら慎重に作業を進めました。
「ここはどう組むんだ?」「この角度で合ってるかな?」といった声が飛び交う中で、お互いに教え合い、助け合うチームワークが光りました。難しい作業ですが、パーツが組み上がり、屋根の形が見えてくると、生徒たちの顔には達成感が溢れていました。
・完成まであとわずか!協力してゴールへ
製作開始から約1ヶ月、模型は残すところ仕上げの段階です。
一つ一つの作業が学びであり、全員で協力して取り組むことで、建築への理解が深まっています。最後の工程まで気を抜かず、班員一丸となって、正確で美しい軸組模型を完成させることを目標に頑張ります!
次回の完成報告をお楽しみに!
【建築科】【WCP】「本もの」の技に触れる!「Wood Connect Project」でプロの技術を学ぶ
建築3年生は「Wood Connect Project 2025 〜塩釜神社復興プロジェクト〜」に取り組んでいます。山での伐採実習から始まり、現地調査や文化財の講話、そしてプロの建築士からの指導を経て、ついに「ものづくりマイスター」による本格的な実技指導がスタートしました。
プロのスピードと正確さに驚き!
今回指導してくださったのは、建築の世界で長年の経験と卓越した技術を持つ「ものづくりマイスター」。生徒たちは、神社に取り付ける観音開きの格子戸を製作するため、まずは墨付けという、木材を正確に加工するための重要な印つけ作業を教わりました。マイスターの迷いのない手つき、段取りの良さ、そして作業のスピード感はまさにプロフェッショナル。生徒たちは驚きつつも、今まで授業で磨いてきた技術を活かしながら、「本もの」の現場での作業を体感しました。
効率と正確性を追求した熟練の技
その後の加工工程では、機械への材料のセットの仕方、作業中の姿勢、手順の一つ一つに至るまで、全てにおいて無駄がなく効率的な作業のためのアドバイスをいただきました。熟練の技から生まれる効率と正確性は、生徒たちに大きな感動を与えました。
「本もの」のプロから直接技術を学ぶこの体験は、教科書や教室だけでは得られない貴重な経験です。水俣高校建築科では、このように歴史的なプロジェクトに参加しながら、未来の建築のプロフェッショナルを目指すことができます。ものづくりや歴史ある建物の修復に興味がある中学生の皆さん、水俣高校建築科でプロの技術と本物の経験を積み、私たちと一緒に未来を創りませんか?次回のマイスター指導も、さらに深い学びになるはずです。生徒たちは、このプロジェクトを通じて、自分たち自身も「本もの」の技術者に一歩一歩近づいています。
水俣高校 建築科で、私たちと一緒に君の未来をデザインしよう!
【機械科】旋盤実習2年生 ねじ切り編
2年生機械科で旋盤実習を行いました。
本日は全4回の工程の最後になり、いよいよねじ切り作業に入ります。
段付きの部品を作成し、ネジ部分となる「おねじ」を作っていきます。
ピッチと外形を上手くできれば作った場所にナットがスムーズに入ります。
材料は技能検定の練習で使用した材料を切削して再利用をして作っています!
突っ切り加工で溝を作って、、、
複数回に分けてねじを切削していきます。
最後はねじとして出来上がります。
上手く入ったようですね!
【探究活動】熊本保健科学大学訪問
9月25日(木)1年生の1・2組と2年生の希望者で熊本保健科学大学に大学訪問をしてきました。
そこでは、医学検査学科、看護学科、リハビリテーション学科の理学療法学専攻、作業療法学専攻、言語聴覚学専攻、それぞれの模擬授業を体験させていただきました。さらに、水俣高校の卒業生からの話も聞かせていただきました。
人の血液型は4種類ではなく、なんと300種類以上であることを知り、血のサンプルから血液型を調べてみました。
また様々なストレッチを行い、硬かった体が柔らかくなる体験もすることができました。
それぞれ40分程度の模擬授業でしたが、すぐ終わったと感じてしまうほど授業は充実していました。
熊本保健科学大学の様々な学科の模擬授業を体験し、先輩方の大学生活の話も聞き、学食も食べることができ、
大学というところが分かったと思います。自分の将来の進路選択に繋げられれば良いかと思います。
【機械科】君ならこのロボットをどうやって使う?!2025ロボットアイデア甲子園熊本大会
9月23日(火・祝日)東海大学熊本キャンパスにてロボットアイデア甲子園熊本大会の決勝大会が行われました。
この大会は産業用ロボットの新たな利用方法を自由な発想で考え、提案・発表をおこないます。
予選会には機械科3年生の5名が参加し、選考で選ばれた機械科3年の田尻君が発表を行いました。
1人5分間のプレゼンテーション+質疑応答と「創造性」「社会性」「実現性」「市場性」「アピール性」「表現性」の6項目の合計点で審査されます。
「除草ロボットによる挑戦」というテーマで産業用ロボットを用いたアイデアを作成し、発表を行いました。
今回は入賞はありませんでしたが 、堂々と立派に発表することができ貴重な経験になったと思います。
【商業科】税理士講話が行われました!
令和7年9月22日、地元で活躍される税理士事務所の方々に御来校いただき、税理士講話を実施していただきました。商業科1年生を対象に、税理士の仕事内容や地元で活躍されている企業を御紹介していただきました。
永田税理士事務所の皆様、お忙しい中、ありがとうございました。
【カヌー部】水俣市長表敬訪問
9月12日、インターハイに出場した10人で水俣市長に表敬訪問を行いました。
今回のインターハイでは男子は2年連続の総合優勝、女子も昨年の最高成績を上回る結果を残すことができ、高岡市長からもねぎらいの言葉と、これからの大会に向けた激励の言葉を頂きました。
来週は県新人大会、10月は国民スポーツ大会、九州新人大会と今後も大会が続いていきますが部員一同練習を頑張っていきます。
【建築科】廃材から生まれる新たな価値!建築機械の技術を椅子づくりで学ぶ
建築2年生は全員が「3級建築大工技能士」です。その課題の練習で使った木材を再利用し、工作機械の使い方を学ぶために木製椅子を制作中です。
1.廃材が生まれ変わるまで
通常なら捨てられてしまうはずの廃材も、建築の生徒にとっては宝の山。安全に配慮しながら、手押しかんな盤や昇降盤などの機械を安全第一で使って丁寧に木材を製材し、椅子の材料として生まれ変わらせました。
2. 設計から組み立てまで
プロの建築大工が使う道具や技術を使い、木材のどの面を使うか、どう組み合わせるかを考え、材料に番号を振る「番付け」や「墨付け」といった作業に挑戦。廃材を形にしていきました。
水俣高校建築科で未来の建築家へ
水俣高校の建築科では、専門的な知識と技術を実践的に学べます。今回の椅子づくりは、建築大工の技術を習得すると同時に、「廃材を再利用する」というSDGsの観点も学ぶ貴重な体験となりました。作った椅子は、生徒が持ち帰り自宅で使用します。
将来、建築士や大工として活躍したい、ものづくりが好き、SDGsに貢献したいと考えている皆さん、ぜひ水俣高校建築科で私たちと一緒に学びませんか?