日誌

2022年2月の記事一覧

今、熊聾では・・・(その381)

 先週、幼稚部に鬼が登場しましたが、小学部では子供たち自身が鬼になって走り回っています。いわゆる“鬼ごっこ”です。

 行間や昼休みの時間には中庭での“鬼ごっこ”がブームになっていて、学年が入り乱れての仲睦まじい光景が目に飛び込んできます。

 
令和4年2月8日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

今、熊聾では・・・(その380)

 2月3日(木)、幼稚部では豆まきがありました。例年、幼稚部ホールに赤鬼と黒鬼が現れるのですが、鬼も密になることを恐れたのでしょうか!?鬼は各クラスを回って子供たちに襲いかかりました。

 赤組(3歳児)の子供たちは、キャーキャー泣きわめきながらも豆を必死に赤鬼に投げつけていました。

 青組(4歳児)、緑組(5歳児)になると、少し余裕を見せながらも、鬼が間近に接近してくると、青ざめた表情で逃げながら豆を投げたり、鬼に捕まった先生を勇敢に助けに行ったりと子供たちの成長が良く分かりました。

 自分の中の悪い鬼も退治できたかな? 

 
令和4年2月7日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

今、熊聾では・・・(その379)

 PTA研修として予定していた映画「咲む」の鑑賞会は残念ながら中止となりました。また別の機会を捉えて企画していただければ有難いです。 

 映画と言えば、現在「CODA あいのうた」が全国で上映中です。熊本では、TOHOシネマズ光の森とTOHOシネマズ熊本サクラマチの2カ所で上映されています。映画では、幼い頃から通訳者として生きてきた主人公、ろう文化と聴文化の間で生きる主人公とその家族の絆等々が描かれており、実に感動的な作品です。また、キャスティングでCODA以外の家族3人は皆、ろうの俳優さんということにも凄さを感じます。

 コロナ禍で映画館に出向くのを躊躇う方もいらっしゃるかと思いますが、いつか必見の映画です。

 
 CODAとは「Child of Deaf Adults」の略語で、ろう者の両親を持つ聞こえる子供を指しています。

 

令和4年2月4日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

今、熊聾では・・・(その378)

 校長室入り口ドアの横に掛けられていた「校長室」看板を本日取り外しました。と言っても、校長室が無くなる訳ではありません。

 ずっと以前から掲げてあった看板(私の記憶では平成10年代頃から)で、生徒が制作活動の一環で作ったものと思われます。
 デザインを見ると、立派な髭をモチーフにしてあり、校長のイメージを表現してあります。
 作成された頃の生徒たちから見た校長のイメージは、威厳があり、ちょっと近寄り難く、強面だったのかもしれませんね。
 しかし、昨今はジェンダーフリーが叫ばれている世の中です。従来の固定的概念にとらわれないことが大切であるとの思いから、私自ら看板を外しました。外した看板は生徒が作った貴重なものなので、「くまろう歴史館」に所蔵したいと思います。

令和4年2月3日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

 

今、熊聾では・・・(その377)

 熊聾の職員朝会での情報保障の方法が進化しています。

 これまでは、職員室中央に聴覚障害のある先生方に集まってもらい、そこで手話通訳と字幕表示による情報提供をしていたのですが、GoogleMeatを用いることで、自席でパソコンを見ながら、手話通訳及び字幕による情報保障が可能となっています。

 また、自宅待機をする職員が出た場合に、必要な情報がリアルタイムで届けられることも大きなメリットです。

 コロナ禍にあることで一気に進歩した技術と言えますね。

 
令和4年2月2日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩