つなぐ・つながる・つくりだす
熊聾時々新聞
今、熊聾では・・・(その206)
【抜去】
本校の正門から入ってすぐ右側の花壇にある梅の木ですが、一昨年までは大きな二つの幹の先に紅白の花を咲き分けていました。昨年は片方の幹には花が咲かず、心配していたところなのですが、今年はもう片方にも花をつけず、とうとう枯れてしまい、抜去するしかありませんでした。熊聾のシンボル的な木だったのでとても残念です。これまで十分私たちの目を楽しまることができたと梅の木も安心したのでしょうか。
その代わりではありませんが、反対側の花壇に教材用の松の木を新しく植えました。
令和3年3月16日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その205)
旧寄宿舎跡地に整備中のグラウンドですが、工事も最終段階に入り、先週竣工検査が行われました。本格的に使用できるのは今週末か来週あたりからだと思われます。
また、事務長先生から業者の方に竣工後の学校写真撮影をお願いされたところ、快諾いただき、ドローンを使った写真や動画の撮影をしていただくことになりました。撮影期日は未定ですが、昼休みを利用して子供たちが中庭、そして新グラウンドに出て手を振る様子などを撮ってもらうことにしています。
今年11月には本校創立110周年記念事業の開催を予定していますが、それに向けた貴重な資料になると思います。
ドローン撮影に御協力・御支援いただきます施工業者様に、心より感謝申し上げます。
令和3年3月15日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その204)
本日は、小学部・中学部卒業式を午前9時30分から、幼稚部修了式を午前10時30分から実施します。
本年度は幼稚部修了生8人、小学部卒業生7人、中学部卒業生3人、計18人が卒業を迎えます。
ところで、幼稚部単独での修了式開催は実に久しぶりのことです。いくつかの学部と合同の卒業式では、子供たちにあった話をじっくりできないジレンマに悩まされましたが、今回の式辞では幼稚部の子供たちに合わせた話ができるので、私個人としてはとても楽しみにしているところです。きっと子供たちや保護者の方にとって分かりやすく、子供たちの成長の様子を感じることのできる卒業式になると思います。(今年度の運動会と同じように、これもコロナ禍にあっての怪我の功名です。)
小・中学部、幼稚部どちらの式の中でも、子供たち一人ひとりの紹介(得意なことや頑張ったこと)を式辞の中に織り込むことにしています。
令和3年3月12日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その203)
今日、3月11日は10年前に「東日本大震災」が発生した日です。
もうそんなに月日が経ったのだろうかと思うくらい、時の流れの速さを感じずにはいられません。
つい先日、福島県沖を震源とする震度5の地震が起きましたが、東北地方太平洋沖地震の余震であるという気象庁の解説を聞きました。10年経ってもそのような大地震が起きるなどとは東北地方の方々は予想していないことだったかもしれません。
熊本地震からは約6年が経とうとしていますが、熊本でもエネルギーを蓄えた活断層があちらこちらに存在し、いつまた大規模な地震に襲われるかも分かりません。
大切なことは震災の記憶や経験を風化させず、後世の人たちに伝えていくこと、そしてその体験から得た教訓を防災に活かしていくことです。
熊聾では、東日本大震災発災10年となる今日、哀悼の意を表するため、震災の発災時刻(午後2時46分)に黙とうを捧げます。
令和3年3月11日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その202)
朝、校長室に入ると桜のつぼみをたくわえた一輪挿しが目に留まりました。
いつも季節の花を生けてくださる先生のお心遣いです。
この桜は、解体された技術工芸棟の前にあった大木の桜の枝で、伐採された時の枝をかき集めて今日まで大切に保管されていたそうです。
決して、折ってきた桜の枝ではありませんので…。
「桜切る〇〇、梅切らぬ〇〇」という諺を思い出しました。
令和3年3月10日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
管理責任者 校長 市原留美子