つなぐ・つながる・つくりだす
熊聾時々新聞
今、熊聾では・・・(その221)
4月14日(水)は熊本地震の発生からちょうど5年にあたる日でした。
午前10時に、全校一斉の校内放送によるお知らせ、そして各教室では電子黒板での情報保障を併用しながら、熊本地震で犠牲となられた方々への黙祷を捧げました。
発災で大きな被害を受けた熊本城天守閣や阿蘇大橋などは復興のシンボルとして随分と修復や再生がなされてきています。しかしながら、復興半ばのところがあったり、人口流出があったり等、まだまだ課題は山積みです。そのような中、
先週から「熊本地震・東日本大震災報告写真展~あの日を忘れない~」が熊本県庁(新刊ロビー及び地階通路)と熊本城ホール(2階エントランスロビー)にて、4月27日(火)まで開催されています。お近くを通られた時には立ち寄られてみてはいかがでしょうか。
東日本大震災や熊本地震、昨年の7月豪雨などから得た教訓を次世代の人たちに伝えていくこと、記憶を風化させないことは今の私たちに与えられた使命です。本校での防災教育についても、丁寧に進めていきたいと思っています。
令和3年4月19日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その220)
4月12日、寄宿舎にて歓迎夕食会が開かれました。
今年度は、小学部・中学部・高等部それぞれの学部段階の子供たちの入舎があり、舎生総勢18人でのスタートとなりました。
初めて親元を離れて暮らし始める子もいるので、最初は寂しい思いをするかもしれませんが、頼もしいお兄さんお姉さん達がいますので、すぐに慣れてくれることでしょう。また、県外から本校への進学を決め、入舎した生徒もいます。早くみんなが打ち解けて、楽しく充実した寄宿舎生活を送ってくれることを願っています。
令和3年4月16日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その219)
昨年度末、旧寄宿舎跡地に新たな運動場が整備されたことで、広い運動場が2カ所となりました。
これまでも本校と熊本はばたき高等支援学校間では、互いの学習活動を保障しながら施設設備を共有してきましたが、今後も事前に時間割の調整をしながら教育活動を行っていきます。
また、運動場が2カ所になったことから、その呼び方も「第1グラウンド(トラック及び芝のフィールドがある側)」「第2グラウンド(旧寄宿舎跡地)」として、区別するようにします。
皆さんにもその呼び名に早く馴染んでいただければと思います。
令和3年4月15日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その218)
教職員の聴覚障がい教育の専門性向上を図るため、毎年、各分掌部の企画による研修会を開いています。早速、聴覚支援センター部の年間研修計画が出され、主に本校赴任1年目の先生方を対象にした「新任者オリエンテーション」が近々開始されます。研修の講師は本校経験5年以上の職員が担当することになります。講師役を担うことで、その先生方も学びなおしが必要となりますね。頑張ってほしいと思います。
ちなみに、聴覚支援センター部の企画では以下のような内容が取り上げられています。
① 聴覚障がいについて(聴覚障がい疑似体験)
② 聴力測定について(オーディオグラムの見方等)
③ 乳幼児教育相談について
④ 補聴器、人工内耳について(補聴器装用体験を含む)
⑤ 情報保障機器体験、視覚的支援について
⑥ 授業について
⑦ 自立活動について
⑧ 進路について
⑨ 福祉について
⑩ ろう者の話に学ぶ
令和3年4月14日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その217)
春休み期間中の風が強かった日のことです。
中高等部棟と共同教育センター棟の間にある桜の木が、強風で倒れてしまいました。業者の方に見てもらったところ、倒れた幹にも倒れなかった樹木の中にも菌が入っており、今後倒木の危険性があるということで、翌日には伐採することとしました。
近々、桜の苗3本が届くと思いますので、何処かに植栽する予定です。
令和3年4月13日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
管理責任者 校長 市原留美子