学校からのおしらせ

熊聾時々新聞

今、熊聾では・・・(その409)

 3月28日(月)、転退任式を行いました。

 このたびは令和3年度末の定期異動により、18人の教職員が熊本聾学校を離れることとなります。(18人の内、3人は再任用等で引き続き熊聾にお世話になります。)

 退職、転出される先生方におかれましては、熊聾にお勤めいただいた期間に長短はありますが、子供たちの成長を願って御尽力された方ばかりです。どうか新天地でも、それぞれの持ち味を発揮されますよう、そして何より健康でいらっしゃることをお祈りしています。

 

 また、私も3月末をもって定年退職を迎えます。これまで多大な御支援をいただきました保護者の皆様、関係諸機関の皆様には大変お世話になりました。あらためて、深く感謝申し上げます。

 結びになりますが、今後益々の熊本聾学校の発展と子供たちの健やかな成長を心からお祈り申し上げ、退職の御挨拶とさせていただきます。

 これまで、本当にありがとうございました。

 
令和4年3月31日      
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

今、熊聾では・・・(その408)

 3月22日(火)、高等部1年生が家庭科の授業で製作したおもちゃ(2種類)を幼稚部の子供たちにプレゼントしてくれました。

 幼稚部の子供たちは「お兄ちゃん、お姉ちゃんたち、何を持ってきてくれたんだろう‥⁉」という表情を浮かべ興味津々の様子でした。

 翌日、幼稚部の子供たちは登校するや否や、おもちゃ遊びに没頭していたそうです。

 高等部の子供たちは、きっと自分たちの幼稚部時代のことを思い起こしていたに違いありません。幼稚部から高等部までの子供たちが通う聾学校ならではの良さが見られた場面でした。

 
令和4年3月24日      
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

今、熊聾では・・・(その407)

 校内には、一年を通じて折々に季節の花を飾っていただいていますが、今年度内では1位2位を競うほどの生け花が卒業式でお披露目されました。卒業式の会場だけでは勿体ないので、式後には玄関に飾っています。

 式に御来賓は来られませんでしたが、校長室にも立派に飾っていただきました。「お花は心の栄養源」ですね。

 
令和4年3月23日      
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

今、熊聾では・・・(その406)

 先週水曜日、熊本中央ライオンズクラブ会長の濱田様が来校されました。

 毎年、幼稚部・小学部の子供たちは当クラブの皆様からアイススケートの御招待を受けてアクアドームに行くのですが、ここ数年はコロナの影響を受け実現していません。当クラブでは、熊本聾学校の子供たちのために何かできないだろうかと考えてくださり、このたび幼稚部・小学部の卒業生に対して卒業記念品(学用品)をお届けされたのです。

 本校の子供たちは実に多くの団体から御支援をいただいています。

 いつも子供たちに言っていることですが、感謝の気持ちを忘れずに勉学やスポーツ等にますます励んでほしいと思います。

 
令和4年3月22日      
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

今、熊聾では・・・(その405)

 3月15日(火)、幼稚部では緑組(5歳児)さんの卒業にあたり、お別れのプレゼント交換会がありました。卒業児一人一人に対して、赤組(3歳児)青組(4歳児)の子供たちからは手作りの額に入った集合写真がプレゼントされました。また、卒業児からは、こちらも手作りの首飾り(女の子用)と腕時計(男の子用)、そして一人一人に向けたお便りが在校児に贈られました。

 まさか卒業児からプレゼントをもらえると思っていなかった赤組・青組の子供たちは、ワーワーキャーキャー…と大喜びでした。(特に赤組の女の子たち…)

 様々な行事の経験や子供同士の交流をとおして、子供たちが物事の仕組みを理解したり、先を見通す力が付いたりしていく様子を顕著に見て取れるのが本校幼稚部です。いろんなやりとりの中で、自分で考える力、相手を思いやる優しい心など、心が豊かになっていく様子を間近で見ることが出来、本当に嬉しく思います。

 

令和4年3月18日      
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

今、熊聾では・・・(その404)

 

 本日は小学部卒業証書授与式、幼稚部修了式(5歳児)を開催します。コロナ対策として学部を分け、開始時刻をずらして行うことにしています。高等部、中学部の卒業式から始まり、3週間にわたって4回の卒業式を実施することになり、今日をもって本年度の全学部の卒業式が終了します。

 私が平成12年に熊聾に赴任した当時は、学部毎に卒業式があっており、特に高等部の卒業式の時には他学部は指定休業日にして、全職員で高等部卒業生を盛大に見送っていた記憶があります。また、幼稚部の修了式は幼稚部ホールで行なっており、子供たちの1年間~3年間の成長の凄さを感じることのできる場でした。

 時は流れて、御来賓への配慮であったり、負担軽減であったり、コロナ対策であったりと、実施方法がめまぐるしく変わりましたが、子供たちに一番あった方法は、やはり学部別に行う方法です。今後、どのような形で卒業式を行うかは、職員間でも検討していくことになると思いますが、私にとって最後の卒業式を学部別に行うことが出来たのはとても有り難いことです。

 教師を続けていると何回も卒業式は経験しますが、子供たちや保護者の皆様にとっては一生に一度の大切な節目となる儀式です。思い出に残る卒業式になるよう、職員一同心を込めて式に臨みます。

 
令和4年3月17日      
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

今、熊聾では・・・(その403)

 本校の学校評議員として以前お世話になっていた佐々木順二先生(現文教大学教授)が御来校されました。

 佐々木先生から群馬県では知らない人はいないほど有名な「上毛かるた」をお土産にいただきました。群馬県内の子供たち(小学生)は皆、暗記するほど練習に励むらしいです。

 本校図書室に所蔵していただきますので、ご利用ください。

 暗記で思い出したのですが、過去に本校幼稚部5歳児さんで、小倉百人一首を丸暗記していた子供がいました…。子供の頭は実に柔らかいです。大人が「出来ないだろう」と決めつけることは本当に怖いことです。戒めなければ…。

 
令和4年3月16日      
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

今、熊聾では・・・(その402)

 今年の熊本県公立高校入試「後期選抜」の社会の問題の中に、熊本県知事による記者会見のようす(写真:熊本県知事と手話通訳が映っている画面)から問う問題がありました。熊本県では、共生社会の実現に向け、社会的な障壁を取り除くための様々な取組や対応を行っているのですが、写真からどのような対応をしているのかを問いかける良問(私が言うのも変ですが…)でした。

 公立高校の入試問題に取り上げられるほど、世の中が変わってきていること、そして、手話通訳に対する社会的認知が更に進んでいくことに期待が高まり、とても嬉しく思った次第です。

 
令和4年3月15日      
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

今、熊聾では・・・(その401)

 3月7日(月)、本校生徒が受験した大学の一般入試合格発表があり、高等部卒業生の合格の知らせが舞い込みました。合格した本人もにこやかな表情で報告に来てくれ、希望に胸膨らませている様子でした。これで、本年度の高等部卒業生10人全員の進学と就職が決定・内定し、卒業式が終わっても私の気掛かりなこととして残っていたモヤモヤが吹き飛びました。

 午後には、他の卒業生もチラホラと校内で見かけました。卒業したのに、熊聾がもう恋しくなったのでしょうか‥。

 
令和4年3月14日      
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

今、熊聾では・・・(その400)

  今日3月11日は、東日本大震災発生から11年となる日です。

 本校では、半旗掲揚を行い、震災の発生時刻(午後2時46分)に黙とうを捧げるよう、職員及び子供たちに伝えています。

 保護者の皆様、本校関係の皆様におかれましても、弔意表明について御配慮いただきますようよろしくお願いします。

 熊本県民である私たちは、併せて「熊本地震」の記憶と教訓についても、後世に語り継いでいくことが大切な使命だと思います。

 

令和4年3月11日      
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

今、熊聾では・・・(その399)

 NHKから連絡があり、TV番組「ろうを生きる難聴を生きる」で以前放送されましたテーマ「このままで大丈夫 聞こえない子どもたちのこころのケア」が好評により、再放送されるそうです。放送日は以下のとおりです。

 

 3月12日(土) 20時45分~

 3月18日(金) 12時45分~

 

 前回の放送を見逃された方は是非ご視聴ください。(私、見逃しました。)

 
 令和4年3月10日      
 熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

今、熊聾では・・・(その398)

 本日は本校中学部の卒業式です。

 今年の中学部卒業はT君一人です。コロナ禍の対応として熊本県では基本的には生徒は卒業生のみの参加ですが、本校では県教委の許可を得て、中学部在校生も式に参加して、中学部全員で卒業生の門出をお祝いすることにしています。

 T君は3年間の中学部生活を終えるとともに、9年間の義務教育を修了し、基本的生活習慣を確立してきたことはもちろん、将来のことにも少しずつ具体的なイメージが出来てきているようで、とても頼もしく思います。これからもしっかり応援していきますよ。

 また、嬉しいことに4月からの高等部生活では新しい仲間が4人増えることになります。同級生同士が互いに切磋琢磨しながら高め合ってくれることを期待しています。

  
令和4年3月9日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

今、熊聾では・・・(その397)

 新型コロナウイルス感染症の感染防止策の一つとして、校内の手回し式水栓を全てレバー式の水栓に取り替えました。トイレごと改修された箇所については自動水栓になるなど、改善が図られています。

 校長室の水栓もレバー式に替えていただき、手先を使うことなく肘等で開閉することも可能になりました。

 
令和4年3月8日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

今、熊聾では・・・(その396)

 3月3日(木)、小学部では送別遠足が行われました。

 久~しぶりの小学部での遠足は時折冷たい風が吹いたものの、好天に恵まれ、現地では心地良い時間を過ごすことが出来ました。子供たちも職員も(私も)学校から水前寺江津湖公園までを徒歩で往復し、ケガなく無事に終えることが出来ました。

 また、この日のために新児童会の4・5年生が諸々の準備をしてくれました。

 準備時間も十分にはありませんでしたが、低学年の子供たちも一緒に参加できるレクリエーションの内容を自分たちで考えてくれたお陰もあって、ゲームはどれも大盛り上がりでした。6年生にとって、きっと思い出に残る送別遠足になったと思います。卒業の日まで、時間の許す限り、学年の枠を超えて交流を深めてほしいものです。  

 6年生が卒業しても安心してお任せできる頼もしい新児童会役員の皆さん、諸準備本当にありがとう。ご苦労様でした。

 
令和4年3月7日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

今、熊聾では・・・(その395)

 給食週間にちなんで小学部の子供たちが調理場の先生方にお礼状を届けたところ、調理場の先生方がとても喜んでくださり、お一人お一人から子供たちにお返事をいただきました。

 いただいたお便りは小学部棟に掲示する予定です。 

 感謝の気持ちを伝えあうことでお互いのハート♡がほっこりしますね。

 
令和4年3月4日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

 

今、熊聾では・・・(その394)

 3月1日(火)、高等部本科の生徒達10人が本校を巣立ちました。

 卒業生の凛とした姿、熊聾生として立派に成長した様子をみて、本当に嬉しく愛おしく思いました。

 卒業という大きな節目を迎えられたことは喜ばしいことではありますが、熊聾で最も在籍者数の多い学年だっただけに、残された私たちには寂しさも込みあげてきます。

 卒業式後のHR終了後には再度生徒保護者職員が体育館に集まり、記念撮影を行いました。また、思いもかけず保護者の皆様から職員にプレゼントがあり、重ね重ね有難く思いました。

 卒業生の皆さんがこれからも益々健康で新天地で活躍されることを祈っています。

 
令和4年3月3日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

今、熊聾では・・・(その393)

 過日、本校初代校長の安藤丑熊(あんどうしぐま)氏の御子孫でいらっしゃる市川様が御夫妻で来校されました。そこで、盲学校と本校がそれぞれに制作した「創立110周年記念誌」を、盲学校の校長先生と一緒に、直接お渡しすることが出来ました。

 またいつか御来校いただいた折には、ゆっくりと校舎内を御案内させていただきたいと思います。

 
令和4年3月2日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

今、熊聾では・・・(その392)

 梅の花、菜の花、春を告げる花々が咲き誇っている今日の佳き日、本校高等部卒業証書授与式を挙行します。

 本年度は10人の生徒が本校を巣立ち、新天地へ旅立っていきます。生徒たちは勿論保護者・御家族の皆様におかれましても、卒業の喜びはひとしおかと思います。誠におめでとうございます。

 卒業生の皆さん、卒業後の新たなステージに期待と不安はあるでしょうが、様々な人たちとの交流をとおして、多様な価値観や考え方を学び続けてほしいと願っています。そして、是非、多くの仲間や協力者を増やしていってください。きっと、貴方たちの将来の夢実現、目標達成のための大きな力のひとつになるはずです。

 あらためて、御卒業おめでとうございます。

 熊本聾学校はこれからも卒業生を応援し続けます。

 
令和4年3月1日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

今、熊聾では・・・(その391)

 2月21日(月)、寄宿舎で送別会が開かれました。

 最初の計画では送別夕食会が予定されていましたが、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、夕食会は取りやめて、思い出のスライド上映と在校生・卒業生の言葉、そして記念撮影というシンプルな形で会が行われました。

 スライド上映では、寄宿舎での舎生たちの日常やイベント時のスナップ写真など、思い出がたくさん詰まった映像が流れ、会場には自然と笑いが起こったり、ある生徒は涙していたりと、寄宿舎生の絆の深さを感じることが出来ました。かなりの時間をかけて、かつ丁寧にスライドを作成してくれたのだろうと想像しました。

 また、高等部3年生は、時折声を詰まらせながらも、寄宿舎の先生方や友達に対して感謝の気持ちを語ってくれました。子供たちの成長と寄宿舎の先生方の温かさを感じたひとときでした。

 

令和4年2月28日      
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

今、熊聾では・・・(その390)

 高等部3年生が本校で過ごす日々もあと僅かになりました。

 先週は、小雪がちらつく中、高等部全体体育の中でキックベースボールが行われました。3年生チームと1・2年生チームに分かれて試合がありましたが、体力と経験に勝る(!?)3年生チームが圧倒的な強さを見せていました。

 また、別の日には高等部生徒と職員が参加しての送別ポートボールも行われ、生徒そして職員にとっても、思い出の1ページがまた一つ増えました。

 

 ※今週24日と25日は本校高等部入学者選抜学力検査及び幼稚部入学者選考考査のため、校長室からの便りはお休みします。

 

令和4年2月22日     

熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

今、熊聾では・・・(その389)

 先週16日(水)昼休み、今年度3回目のシェイクアウト訓練を実施しました。

 前回までの訓練と大きく異なる内容は、昼休み中の実施ということで、子供たちは思い思いに過ごしている状況であり、近くにいる職員が連携し、如何に早く安全を確保するかというところでした。

 室内、運動場などでの安全確保のための行動が上手くできたか、放送等による伝達に問題がなかったかどうか等の検証を行い、今後の防災教育に生かしていきたいと思います。

 
令和4年2月21日      
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

 

今、熊聾では・・・(その388)

 2月16日(水)、小学部4・5年生が「ペンタゴン交流」(旭川聾学校、岡崎聾学校、浜田ろう学校、熊本聾学校、筑波技術大学)に参加しました。

 一番盛り上がった場面は、旭川聾学校からの「○×クイズ」でした。「旭川の最低気温は?」、「2m以上のつららが出来るか?」、「校庭でスキーが出来るか?」「6人乗りのリフトがあるか?」等々、雪国ならではのクイズに本校の子供たちは興味津々でした。中でも、生中継で旭川聾の子供たちが校庭でスキーをしたり、水を含んだタオルを振り回すことでたちまち氷ってしまい、タオルが立ったりすることを見た時には、「やば~い」「うそでしょう!?」と興奮気味でした。

 技術の進歩によって、遠く離れたお友達ともリアルタイムでつながることが出来るようになったことには隔世の感があります。今後、様々な取組に発展し、広がっていくことを期待しています。

 

令和4年2月18日      
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

今、熊聾では・・・(その387)

 幼稚部の子供たちが「春を見つけにいこう」の学習で、校内の春探しをしていました。

 白梅、蠟梅、山茶花、パンジー、アジサイ等々、今が旬の花々もあれば、まだまだ蕾を固くしている木々もあります。

 私を見つけた青組(4歳児)の2人の子供たちが、すぐさま私に駆け寄ってきて、ハート形の花びらと山茶花の蕾をおすそ分けしてくれました。優しい心が育っている子供たちの振る舞いに私の胸はほっこり温かくなりました。

 写真は、赤組(3歳児)の子供たちが春の風を感じようと、渡り廊下に仰向けになって寝そべっている様子です。可愛らしいですよね。

 
令和4年2月17日      
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

今、熊聾では・・・(その386)

 2月10日(金)、高等部本科3年生以外の生徒を対象として、本校の卒業生を雇用していただいている県内の企業2社(平田機工株式会社、株式会社肥後銀行)による会社説明会を開催しました。

 この取組は、県内の企業や仕事に対する生徒たちの理解を深め、意欲を高めることに繋がることをねらって、聴覚障がい者の雇用実績がある企業説明会を行ったものです。

 2社からは、本校卒業生それぞれ1人ずつの参加があり、生徒たちには良い刺激となったように思います。

 
令和4年2月16日      
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

今、熊聾では・・・(その385)

 熊本県内の特別支援学校5校(盲学校、熊本聾学校、松橋支援学校、ひのくに高等支援学校、鏡わかあゆ高等支援学校)には寄宿舎が設置してあります。

 毎年、寄宿舎指導員自らが寄宿舎教育における指導・支援の方法や内容、今日的課題等について学びを深めることで、寄宿舎指導員としての資質向上を図ることを目的として研修会を開いています。

 今年度と来年度は熊聾が事務局校として企画・運営の中心を担っており、先週木曜日には各校の代表者による運営委員会をZoomにて開催しました。前向きで建設的な意見が多く出されていて、頼もしい雰囲気を感じたところでした。

 今後もそれぞれの学校の状況やニーズ等を踏まえ、より良い研修会実施と寄宿舎在舎児童生徒の豊かな寄宿舎生活につなげていきたいと思います。

 
令和4年2月15日      
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

今、熊聾では・・・(その384)

 今の時期に開催することが恒例となっている手話落語部の「(校内)引退寄席」ですが、現在の新型コロナウイルス感染症の県内の状況を鑑み、中止することとなりました。

 大変残念ですが、生徒たちが演技しているときの喜怒哀楽の表情や事物の特徴を捉えた巧みな動きなど、豊かな表現力は私たちの目に焼き付いています。

 是非、次の演目披露の時まで、しっかりと構想を練り、表現力に磨きをかけてほしいと思っています。

 
令和4年2月14日      
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

今、熊聾では・・・(その383)

 共同教育センター棟のエレベーター設置及びトイレ改修工事が進んでいます。

 大きな音の出る工事は山を越えたようで、これから内部の工事が行われると思います。

 今年度中は使用できる状況にならないので、しばらくは引き続き本校舎内(学部棟・管理棟)で授業を行うことになります。高等部卒業生は新しい環境での学習を経験することが出来ず残念かと思いますが、思い出の詰まった校舎、教室での卒業までの残り僅かな大切な時間を過ごしてください。

 

令和4年2月10日      
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

 

今、熊聾では・・・(その382)

 本校創立110周年記念誌が出来上がりました。

 関係の皆様、保護者の皆様にも近々お手元にお届けいたします。

 創立100周年を迎えた後、熊本養護学校高等部東町分教室の本校敷地内での開設、その後の熊本はばたき高等支援学校開校。平成28年の熊本地震。令和2年から今日に至るまでの新型コロナウイルス感染症に関する諸対応。まさに本校にとっては激動の10年間でした。

 それらのことも盛り込みながら編纂したのが「創立110周年記念誌」です。是非、お手に取っていただき、熊聾の歩みと子供たちの成長を感じていただければ幸いです。

 
令和4年2月9日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

今、熊聾では・・・(その381)

 先週、幼稚部に鬼が登場しましたが、小学部では子供たち自身が鬼になって走り回っています。いわゆる“鬼ごっこ”です。

 行間や昼休みの時間には中庭での“鬼ごっこ”がブームになっていて、学年が入り乱れての仲睦まじい光景が目に飛び込んできます。

 
令和4年2月8日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

今、熊聾では・・・(その380)

 2月3日(木)、幼稚部では豆まきがありました。例年、幼稚部ホールに赤鬼と黒鬼が現れるのですが、鬼も密になることを恐れたのでしょうか!?鬼は各クラスを回って子供たちに襲いかかりました。

 赤組(3歳児)の子供たちは、キャーキャー泣きわめきながらも豆を必死に赤鬼に投げつけていました。

 青組(4歳児)、緑組(5歳児)になると、少し余裕を見せながらも、鬼が間近に接近してくると、青ざめた表情で逃げながら豆を投げたり、鬼に捕まった先生を勇敢に助けに行ったりと子供たちの成長が良く分かりました。

 自分の中の悪い鬼も退治できたかな? 

 
令和4年2月7日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

今、熊聾では・・・(その379)

 PTA研修として予定していた映画「咲む」の鑑賞会は残念ながら中止となりました。また別の機会を捉えて企画していただければ有難いです。

  映画と言えば、現在「CODA あいのうた」が全国で上映中です。熊本では、TOHOシネマズ光の森とTOHOシネマズ熊本サクラマチの2カ所で上映されています。映画では、幼い頃から通訳者として生きてきた主人公、ろう文化と聴文化の間で生きる主人公とその家族の絆等々が描かれており、実に感動的な作品です。また、キャスティングでCODA以外の家族3人は皆、ろうの俳優さんということにも凄さを感じます。

 コロナ禍で映画館に出向くのを躊躇う方もいらっしゃるかと思いますが、いつか必見の映画です。

 
 CODAとは「Child of Deaf Adults」の略語で、ろう者の両親を持つ聞こえる子供を指しています。

 

令和4年2月4日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

今、熊聾では・・・(その379)

 PTA研修として予定していた映画「咲む」の鑑賞会は残念ながら中止となりました。また別の機会を捉えて企画していただければ有難いです。 

 映画と言えば、現在「CODA あいのうた」が全国で上映中です。熊本では、TOHOシネマズ光の森とTOHOシネマズ熊本サクラマチの2カ所で上映されています。映画では、幼い頃から通訳者として生きてきた主人公、ろう文化と聴文化の間で生きる主人公とその家族の絆等々が描かれており、実に感動的な作品です。また、キャスティングでCODA以外の家族3人は皆、ろうの俳優さんということにも凄さを感じます。

 コロナ禍で映画館に出向くのを躊躇う方もいらっしゃるかと思いますが、いつか必見の映画です。


 CODAとは「Child of Deaf Adults」の略語で、ろう者の両親を持つ聞こえる子供を指しています。

 

令和4年2月4日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

今、熊聾では・・・(その378)

 校長室入り口ドアの横に掛けられていた「校長室」看板を本日取り外しました。と言っても、校長室が無くなる訳ではありません。

 ずっと以前から掲げてあった看板(私の記憶では平成10年代頃から)で、生徒が制作活動の一環で作ったものと思われます。
 デザインを見ると、立派な髭をモチーフにしてあり、校長のイメージを表現してあります。
 作成された頃の生徒たちから見た校長のイメージは、威厳があり、ちょっと近寄り難く、強面だったのかもしれませんね。
 しかし、昨今はジェンダーフリーが叫ばれている世の中です。従来の固定的概念にとらわれないことが大切であるとの思いから、私自ら看板を外しました。外した看板は生徒が作った貴重なものなので、「くまろう歴史館」に所蔵したいと思います。

令和4年2月3日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

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今、熊聾では・・・(その377)

 熊聾の職員朝会での情報保障の方法が進化しています。

 これまでは、職員室中央に聴覚障害のある先生方に集まってもらい、そこで手話通訳と字幕表示による情報提供をしていたのですが、GoogleMeatを用いることで、自席でパソコンを見ながら、手話通訳及び字幕による情報保障が可能となっています。

 また、自宅待機をする職員が出た場合に、必要な情報がリアルタイムで届けられることも大きなメリットです。

 コロナ禍にあることで一気に進歩した技術と言えますね。

 
令和4年2月2日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

今、熊聾では・・・(その376)

 1月27日(木)、進路指導部主催による「くまろう夢叶え塾」を中高生対象に開催しました。

 今回は、ろう者としての先輩であり、プロフェッショナルの経験を聞くことで、生徒たちが将来の進路実現に向け、夢にチャレンジしていく精神を養うことを目的として、約1年前に東京から熊本に引っ越してこられた写真家の齋藤陽道(さいとうはるみち)様をお迎えし、御講演をいただきました。

 齋藤様には初めて熊聾にお越しいただきましたが、コロナ禍でもあり、生徒たちとの十分な関わりの時間は持てませんでした。このたびの御縁をきっかけに、今後は他学部の子供たちとの交流も含めて、本校にお出でいただける機会を是非設けていきたいと思います。

 
令和4年2月1日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

 

今、熊聾では・・・(その375)

 オミクロン株による感染拡大の影響が本校でもチラホラと出始めており、自宅待機やリモート授業の実施、会議・研修の中止や開催方法の変更などを余儀なくされています。第6波の特徴はオミクロン株による感染がその大変を占めていること、感染力が強いこと、潜伏期間が短いこと、10代や10代未満の子供たちの感染が増えていること等々が挙げられています。誰が感染してもおかしくない状況の中で、私たちができることはこれまでも言われてきた基本的な対応・取組の実施です。もうしばらくは、感染拡大が続きそうな状況です。これまで以上に意識を高く持って、年度末の大切な時期を乗り越えていきましょう。

 さて、このような時期でもあり、先週はハイブリッド方式の授業(通常授業+リモート参加)をスムーズに実施するための研修会を2回に分けて実施しました。小学部はクラス担任による授業がメインであり、中高等部は教科担当者の授業が中心であるため、それぞれの学部の状況に応じた入室の方法や画面提示の仕方など、山田先生からのレクチャーを受けるタイムリーな研修をしていただきました。

 

令和4年1月31日      
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

 

今、熊聾では・・・(その374)

 昨日、蠟梅の話題で事務室の先生と話をしていると、「校長官舎の梅も咲いていますよ。」と教えていただきました。まだまだ一分咲き程度ですが、毎日近くを通っているのに気づかないとは何とも情けない気分になりました。しかし、実際に間近で梅の花を見てみると、自然とウキウキした気分になります。花木が持っている力は凄いですね…春は少しずつ近づいてきているようです。

 
令和4年1月28日      
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

今、熊聾では・・・(その373)

 幼稚部駐車場の横にある蠟梅が見頃を迎えています。花壇の端っこに位置しており、保護者の皆様の目には映りにくいかもしれませんが、是非とも愛でてください。

 また、少しばかり剪定した枝(花)は無駄にせず、生け花担当の先生にお渡ししようと思います。近々、校舎内の何処かにお目見えするはずです。

令和4年1月27日      
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

今、熊聾では・・・(その372)

 1月25日(火)、幼稚部のマラソン大会がありました。

 今年は各クラス(年齢)別にスタートし、年齢に合わせてグラウンドを周回しました。これもコロナ対策の一環です…。

 グラウンドの外から御家族の応援もあったため、子供たちは親御さんの前を走る時には、手を振りながら走ったり、思わずお母さんのもとに駆け寄ったりと、ほのぼのとした場面も見ることができました。

 どの子も決められた距離を走り切り、最後には私から子供たち一人一人に金メダルを授与させていただきました。

 今回も沢山の保護者の皆様の応援、ありがとうございました。

 
令和4年1月26日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その371)

 連日理容科の話題になります。

 2月1日(日)に開催される理容師国家試験(実技)に向け、専攻科の生徒達が日々技術力向上を目指して頑張っています。

 先週、久しぶりに実習モデルとなり、カットをしてもらいました。技術指導を横でされている先生のコメントを聞きながら、簡単にカッティングされているようで、実は細やかな技術力が伴っていることを知りました。

 実技試験が終わった約1か月後には筆記試験が控えています。頑張れ~!!

 

令和4年1月25日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その370)

 1月20日(木)放課後、長崎県立ろう学校理容科の生徒さん達と本校理容科生徒たちとの交流会をZoomにて行いました。

 本来は長崎校に参集して「九州地区聾学校理容技術交流会」が開かれる予定でしたが、年明けからの新型コロナウイルス感染症第6波の影響拡大で技術交流会は中止とし、生徒たちの交流会のみを急遽企画したところです。

 昨年が中止で、生徒たちは「今年こそは長崎に行ける!」と思っていましたので、今生徒たちは本当に辛い思いをしていると察します。

 しかし、リモート交流を通じてモニター越しではありましたが、長崎校の生徒さん方と交流できたことを本校生徒たちはとても喜んでいました。

 交流の実際では、互いの自己紹介に始まり、理容科で生徒それぞれが課題として取り組んでいること、得意なこと等、1時間近く会話が弾みました。

 長崎校からは女子生徒2人が参加、本校からは男子生徒4人が参加したのですが、長崎校のしっかりした女生徒さんのリードに本校男子諸君はやや押され気味!?の感がありました。

 
令和4年1月24日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

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今、熊聾では・・・(その369)

 毎年2月に開催されていました熊本中央ライオンズクラブ主催の招待スケートですが、昨年はコロナ禍のため中止となりました。

 今年こそとライオンズクラブの方々も開催に向けた準備を進めてこられたそうですが、オミクロン株による感染者の急増のため、今年も中止となることが決定されました。

 ただ、今年は招待スケートに替えて、過去の招待スケートの動画を編集され、後日学校に送ってくださるそうです。

 本校の子供たちのために、あの手この手で支援をしていただいていることに心感謝いたします。

 
令和4年1月21日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その368)

 昨日、幼稚部の各クラスを回りました。

 赤組(3歳児)の子供たちは高等部のお兄さんお姉さんが作ってくれた「毀滅の刃」の衣装を着て追いかけっこをしていました。ぽかぽか陽気のもと、走るだけで楽しそうな子供たちです。

 青組(4歳児)では、3学期から新しく入った女の子が、「こうちょうせんせ~い!」と呼んでくれるほどすっかりクラスに打ち解けていて、活動に落ち着いて参加していました。

 緑組(5歳児)では、間近に迫ってきている卒業までの活動や小学生になる意識を高めながら見通しをもって活動していました。

 クラス(年齢)それぞれに、今の時節に応じてしかも着実・元気に活動している様子を見てとても頼もしく思いました。

 
令和4年1月20日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その367)

 新型コロナウイルス感染症第6波による影響が熊本県内にも及んできています。

 近日中に「まん延防止重点措置」が適用される見込みであり、本校では各学部行事や会議、研修等の開催方法の見直しを進めているところです。やむを得ず、急な変更等を迫られるかと思いますが、どうか御理解と御協力のほどよろしくお願いいたします。

 
令和4年1月19日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その365)

 1月11日(火)、本校高等部生徒の保護者でいらっしゃる乗富秀人氏を講師としてお招きし、「手話で生きる」という演題で御講話をいただきました。

 乗富様には日頃から乳幼児教育相談や幼稚部の保護者さん向けの手話講座を務めていただいており、大変お世話になっております。

 今回は、御自身の生い立ちや聾学校で受けてこられた教育(聴覚口話法)の実際、海外での様々な経験等についてお話をいただきました。また、お話の後半では私たち教職員に向けて、「聴者として何のために生まれてきたのか」という問いかけをされました。その問いに対する明確な答えをすぐさま思い浮かべることができず、心を揺さぶられた職員は多かったように思います。

 私たちが意識せずに育ってきた「聴文化」のことを尊重したうえで、「ろう文化」「手話」についても尊重していくべきであることを突き付けられたように私は感じました。

 
令和4年1月18日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その364)

 全国交通安全運動に合わせた取組みの一つとして、熊本市東区土木センターが、本校正門から北に位置する東町団地・第二高校・本校との交差点に常設式の交差点ハンプが設置されます。昨年、本校正門前に設置されたものと同様のものです。
 この交差点ハンプを設置することにより、自動車の走行速度の低減を図るとともに歩道と横断歩道の段差を減少させ、横断歩道の通行がスムーズになります。

 自動車やバイクでで走行される保護者・職員の皆様、交差点での減速をくれぐれもよろしくお願いいたします。

 
令和4年1月17日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

 

 

今、熊聾では・・・(その363)

 本校の学校運営協議会の委員でいらっしゃる小野康二様から、図書を2冊贈呈していただきました。そのうちの一冊「図書館のアクセシビリティ」からは、障害者から見た図書館のアクセスや利用のしやすさ等について学ぶことができますし、熊本県聴覚障害者情報提供センターのこれまでの取組、そしてこれからの取組などについて小野様が執筆されています。

 また、もう一冊の「日本の図書館の歩み」の中にも聴覚障害者情報提供施設が担っている役割等について小野様が執筆なさっています。

 本校図書館の蔵書として大切に保存させていただきます。 

 
令和4年1月14日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その362)

  昨年末に工事が完了していた管理棟トイレですが、3学期から使えるようになりました。工事前までは管理棟トイレは1,2階だけに設置されていましたが、今回の営繕工事で3階部分にもトイレが設置され、動線的にもかなり使い勝手が良くなっています。

 トイレの中の空間は広くなり、もちろん便器も新調されました。ある先生が「トイレに行くのが楽しくなりました~」と言われるほど、居心地の良い場所に様変わりしています。

 

令和4年1月13日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その361)

 1月11日(火)、3学期の始業式を行いました。

 2学期の終業式は久しぶりに全学部合同で行うことができ、喜んでいたところでしたが、新年に入ってからの新型コロナウイルス感染症第6波到来により、3学期始業式は幼・小・中高と3回に分けての開催となりました。

 小中高生に向けては、「BIG BOSS」(新庄剛志新監督)の話題と動画を少し紹介し、私からのメッセージを伝えました。

 また、今月から幼稚部には新しいお友達が増え、幼稚部在籍者数は21人、学校全体では88人となりました。

 あっという間に過ぎてしまう3学期ですので、一日一日を大切に過ごしていきたいものです。

 
令和4年1月12日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その360)

 昨年末、職員駐車場の水たまり解消のために、砂利入れ作業を急遽行いました。

 作業のための呼びかけに、寄宿舎からも応援の先生が駆けつけてくださるなど、一声かけると気持ちよくサッと集まってくださる先生方の機動力と協力体制には感謝しかありません。

 トラック3台分の砂利入れ作業も、短時間でスムーズに終えることができました。

次に控えているのは、体育館裏の畑跡と温室跡地の整備です。

 
令和4年1月11日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

 

今、熊聾では・・・(その359)

 12月21日、熊本県キッズサッカー協議会様から小学部児童にクリスマスプレゼントが届けられました。また、22日には「ゆめマートユニオン」様から全幼児児童生徒にクリスマスケーキを贈呈していただきました。

 いずれも本校が長くお世話になっている方々です。

 子供たちへの一足早いクリスマスプレゼントをありがとうございました。

 プレゼントを手にした子供たちの笑顔が浮かんできそうです。

 

 さて、校長室からの便りですが、年内掲載は本日分が最後となります。

 次号は、3学期始業式以降になります。

 
令和3年12月24日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その358)

 第4回「障がい児者・きょうだい・両親の作文発表会」テーマ『ありがとう』において、本校高等部水本さんの作文が最優秀賞を受賞しました。

 この作文発表会は3年前から始まったものですが、昨年からはコロナの影響により、発表会は行われず作文集配付という形になっています。主催者である熊本県障害児・者親の会連合会会長の坂田様のお話によれば、水本さんの作文には、審査者全員が高得点をつけていただいたそうです。

 水本さんの作文はこちらから閲覧可能です。

  ↓

https://sh.higo.ed.jp/kumaro/blogs/blog_entries/view/114/2352d0f5779ed454dd847be0c3ee9a34?frame_id=88

 
令和3年12月23日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その357)

 12月20日(月)、高等部生徒会主催によるスポーツ大会が開かれました。

紅白に分かれ、生徒だけではなく職員もハチマキを締めて参加し、賑やかな大会になりました。

 午前の部では、ポートボール、ソフトバレー、人借り競争、午後の部では大縄跳び、綱引き・リレー、と全員が楽しめる競技を生徒会執行部が考えてくれました。お陰で、生徒・職員の歓声が飛び交う催しとなり、終始盛り上がりました。

 午後の部からは中学部生徒も参加し、中高間の親睦を深める良い機会にもなりました。

 みんな、ありがとう。

 
令和3年12月22日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その356)

 中学部修学旅行2日目は、「天草ロザリオ館」「大江天主堂」「﨑津天主堂」を午前中に廻りました。ロザリオ館には、祈りを捧げるための隠し部屋が再現されています。江戸幕府による厳しい弾圧下にあっても、密かに信仰を続けた人々の苦しみ悲しみ、そして逞しさや強さを感じました。必見の価値ありです。
 また、午後は高浜焼の窯元で絵付け体験をさせていただき、生徒共々思い出づくりもできました。

 今回の旅行では、同じ熊本県内に居ながら、足を運ぶことがほとんどない場所に行くことができ、本当に良い学習ができました。

 3日目、生徒たちはボルダリングに挑戦‥レベルを少しずつ上げていき、腕全体がヘトヘトになるまで頑張っていました。おそらく翌日は凝りまくったことでしょう。インストラクターのお兄さんからは、熊聾からの修学旅行団に対応するために事前に手話を学んだり、筆談用具を用意されたりしたことを聞きました。有難いことで、とても嬉しくなりました。

 3日間の食事も格別で、思い出に残る美味三昧になりました。お裾分けとはいきませんが、写真でどうぞ‥

 
令和3年12月21日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その355)

中学部修学旅行①

 中学部2・3年生は、12月15日から2泊3日の旅程で天草方面に修学旅行に出かけました。
 1日目は「天草四郎ミュージアム」、「富岡城跡」「苓北町歴史資料館」を訪ね、天草の地に刻まれたキリシタン史を中心に学びました。教科書での学びと実地での見聞を併せることで、興味が湧き
、知識がより確かなものになるように思いました。
 車中で雲仙普賢岳を眺めながらの雲のできかた講座、石垣や石畳を凝視しながらの鉱物ラーニング、植物観察、砂州のこと等々、いろんな学びがありました。
 生徒たちは帰ってからのまとめが大変かも‥

令和3年12月20日     
熊本聾学校 校長 五瀬 浩

 

今、熊聾では・・・(その354)

 管理棟の廊下の幅を狭くしていた仮囲いが外され、トイレ工事の終了が見えてきました。新調されたトイレは12月末からは使用できる予定です。

 こちらの工事はやがて終わるのですが、先週末に共同教育センター棟に新たな仮囲いが施されました。これは、共同教育センター棟にエレベーターが設置されるためのもので、3月までは工事が行われます。

 日中、大型車両の出入りがありますので、特にグラウンド手前の通路を通る際には注意が必要です。

 皆様の御協力をどうぞよろしくお願いいたします。

 

 追伸

 明日から3日間、中学部修学旅行に同行しますので、その間は校長室からの便りはお休みさせていただきます。 


令和3年12月14日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

 

今、熊聾では・・・(その353)

 12月10日(金)、小学部では持久走大会を行いました。

 当日朝方までは降っていた雨が上がり、気温は高すぎず、低すぎず、絶好のコンディションで臨むことができました。

 それぞれの学年に応じた距離をどの子も完走することができました。去年まではペース配分ができなかった子がペースを考えながら走っていたり、高学年ではタイムより順位を気にしながら走っている様子が見られたり、腹が痛いのに耐えながら歯を食いしばって走っていたりと、全員が成長している様子を見ることができました。

 応援していただいた保護者の方々は20人を超えていたようです。ご参観くださり本当にありがとうございました。

 
令和3年12月13日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その352)

 小学部の取組として、北海道の旭川聾学校、愛知県の岡崎聾学校、島根県の浜田ろう学校、筑波技術大学、そして本校が連携しての「ペンタゴンプロジェクト」が今年からスタートしています。これまで、浜田ろう学校で収穫したひまわりの種を各学校で栽培するなどの取組を行ってきましたが、12月7日(火)に子供たち同士の初めての顔合わせとなるオンライン交流を行いました。

 本校からは小学部4,5年生9人が参加し、1時間の交流を楽しみました。各学校からの地域や学校紹介&質問コーナーがあったり、ゲーム交流があったりと、はじめは緊張していた子供たちですが、次第に盛り上がりを見せていました。

 今後は、子供たちの意見やアイデアも取り入れながら、将来的には授業交流等にも繋がっていければと思っています。

一昨日の熊本日日新聞朝刊に当日の様子が掲載されましたので、まだ御覧になっていない方はどうぞ御一読ください。

 
令和3年12月10日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その351)

 12月7日、中学部の教室を回りました。1,2年生は生徒会役員選挙に向けた準備と練習を、2,3年生は来週実施予定の修学旅行を前に、事前学習を進めていました。

 1年生は、どの生徒も皆、真剣な眼差しで取り組んでおり、生徒のひたむきさと頼もしさを感じました。

 2,3年生の生徒たちの関心が高いのは、食事やお土産のこと…?!

 予算やインターネットで調べた資料をもとに、楽しげに先生や友達と相談していました。私も2泊3日の修学旅行に同行します。生徒・先生たちとの道中をとても楽しみにしています。

 
令和3年12月9日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その350)

 12月1日、PTAと進路指導部の共催で小学部4年生以上の児童と中高生、そして保護者を対象に「スマホ・携帯安全教室」を開催しました。

 講師としてKDDI(株)のタンジ紅子さまをお迎えし、携帯・スマホの課題について理解を深め、児童生徒一人一人が危機意識を持つことを目的に開催したものです。

 当日は講話だけでなく、多くの動画を提示していただきながら、SNSを通じて知り合った相手との関わり方や、「スマホ依存症」の恐ろしさなど、被害者になってしまった時の恐怖と絶望感を忠実に御教示していただきました。

 これからの時代、子供たち自身が危機回避できる能力が求められています。御家庭でも折に触れ、このことに関しても話題にしていただきながら学校と連携し、子供たちの理解を深めて参りましょう。

 
令和3年12月8日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その349)

 12月2日(木)、本校卒業生(令和元年度卒)で、現在、肥後銀行に勤めている西垣さんと上司の方2名が来校されました。西垣さんの職場での頑張りを高く評価していただいていることを上司の方から伺い、とても嬉しくなりました。せっかくの来訪でしたので、高等部生徒たちとの対面の場を休み時間に設け、在学当時の担任である藤原先生から西垣先輩の紹介をしました。

 照れ屋の西垣さんですが、職場での「あいさつ」の大切さを語ってくれました。また、寄宿舎での生活が職業人となった今、大変役に立っていることを話してくれたことは更に嬉しいことでした。

 次回熊聾に来ていただくときには、しっかりと時間をとって後輩向けに講話をしてもらいたいと思っています。西垣さん、そのときはどうぞよろしくお願いします。

 
令和3年12月7日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

 

今、熊聾では・・・(その348)

 12月1日から2日にかけて、A中学校の生徒さんが1泊2日で、本校での授業体験、聴力測定及び寄宿舎での宿泊体験をしました。

 新型コロナウイルス感染症のリスクレベルが下がったことで、他の学部でも交流授業が実施可能となったり、教育相談の依頼が増えてきたりしています。

 教育相談や交流授業等の依頼は随時受け付けていますので、どうぞ積極的な活用をお申し出ください。 

 
令和3年12月6日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その347)

 12月1日(水)、幼稚部青組の子供たちが「お店見学」に出かけました。前日の大雨の影響を心配したのですが、朝方までには雨も上がり、寒空ではありましたが、安心して健軍商店街に徒歩で向かうことができました。お家の方とは現地で集合し、お話しながら一緒に買い物を楽しんでくれたことでしょう。

 来週は他のクラスでも「お店見学」が予定されています。

 師走の街やお店の様子、雰囲気を感じ取ってほしいと思います。 

 
令和3年12月3日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

 

今、熊聾では・・・(その346)

 11月30日(火)、「2021チャレンジ小国GO」手話学習会が小国高校で開かれました。

 この事業は地域の高校生が地域社会との交流の機会を持ち、様々な体験活動を通じて、福祉への理解を深め、社会の中での連携(共生の心)の意識を育むことを目的として、小国町社会福祉協議会と南小国町社会福祉協議会が中心となって毎年開催されているものです。

 今年も当協議会から本校に、2回にわたる講師派遣の依頼があり、1回目(一昨日)は野田先生、齊藤先生が講師として出向き、簡単な手話クイズ、あいさつ、気持ちや動きの表現、そして指文字表を用いた高校生自身の自己紹介を中心に学習会を行いました。

 初めて手話や指文字に出会う高校生も多くいたようですが、学習会の最後には全員が自分の名前を指文字で表すことができており、頭の柔らかい高校生の様子を間近で見て驚かされました。

 2回目は来週8日、住吉先生、山田先生が講師を務めます。小国高校受講生の皆さん、楽しみにしていてください。

 
令和3年12月2日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その345)

 11月26日(金)、「ろうのフリーランス」として様々な活動をされている盛山麻奈美さんが本校に来訪されました。

 盛山さんは生まれも育ちも東京ですが、御主人である「ろうの写真家」齋藤陽道さん、そして子供さんと一緒に、昨年12月に熊本に引っ越してこられたそうです。

 いつかお会いしてみたいと思っていた方ですが、コロナ禍でなかなか実現しませんでした。ですが、やっとその願いが叶った日でした。

 近いうちに、本校の子供たちとの触れ合いの時間を設けたく思っていますので、御主人ともども御来校いただけるよう、各学部と相談し検討していこうと思っています。

 
令和3年12月1日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その344)

 11月26日(金)10:00本校会議室においてオンラインにて熊本聾学校「PTA研修Ⅱ」を開催しました。講師は札幌聾学校の保護者、並木英子様です。並木様は3人の男子ろう児(19歳、14歳、9歳)の母親です。

 

 以下は、講演の中でお話された内容の一部です。

 「子供に聴覚に障がいがあることが分かったときには、とてもショックでした。これからの子育てに悩む中、札幌聾学校、龍の子学園、明晴学園、ろうの保護者等との多くの出会いや経験を通して、「子供を手話で育てたい」「子供たちと手話で自然なコミュニケーションをとりたい」と思い、日本手話を第一言語として学ばせ、育てることを選択しました。日本手話を第一言語として生き生きとコミュニケーションをする子供たち、自分の思いや考えを手話で表現できる子供たちの成長していることがよく分かりました。」

 

 また、札幌聾学校での授業の様子やNPO法人バイリンガルろう教育を推進する会の活動の紹介もあり、実りある研修となりました。

 最後に、私の子育てにおいて大切にしていきたいこととして

 ・ろう者とろう社会との関わり

 ・聾学校とのチームワーク

 ・子供の力を信じる気持ち

 ・子供と一緒に自分の人生を楽しむこと

を述べられ、「子供に聴覚障がいがあったので、多くの人と出会い、多くの経験を積むことができ、自分自身の成長につながっている」ことを語られました。 

 

令和3年11月30日        
熊本聾学校 副校長 西山拓洋  

今、熊聾では・・・(その343)

 少し遡りますが、先週の創立110周年記念式典を迎えるにあたり、各学部で清掃・整美を頑張ってくれました。

 写真は、小学部のクリーンタイムの様子と、鏡わかあゆ高等支援学校から購入した花苗を植えている小学部・中学部の子供たちの様子です。

 鏡わかあゆ高等支援学校の生徒さん達が丹精込めて育てられた花が、本校を彩っています。ありがとうございます。


 令和3年11月29日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その342)

 11月20日(土)、本校創立110周年記念式典を挙行いたしました。

 御来賓として同窓会長、歴代校長5人、PTA会長をお迎えし、1時間にわたり体育館にて執り行いました。

 保護者や卒業生の方々など、関係の皆様には、式典の様子を少しでも見ていただけるよう、準備しました。

以下のURL https://youtu.be/XNUb84GwMUY から閲覧可能です。期間は、本日から12月13日(月)までとします。本校ホームページトップ画面からも、見ることができます。

 
令和3年11月26日       

熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

 

今、熊聾では・・・(その341)

 11月24日、熊本県果実連様から幼稚部の子供たちに県産「みかん」のプレゼントがありました。

 昨年に引き続き、今年も幼稚部の先生たちが申し込んでくださったことが実を結びました。

 今年は8月が長雨だったものの、9月・10月と天気が持ち直したこともあり、甘いみかんが収穫できているそうです。つい2週間前に幼稚部で「みかん狩り」に行ったタイミングなので、子供たちの果物に関する興味をさらに引き出せそうです。

 県果実連の皆様、ありがとうございました。

 

令和3年11月25日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その340)

 11月18日(木)、中学部で花卉事業協同組合から9人の講師をお迎えして、生花を使ったフラワーアレンジメント教室を開きました。

 生徒たちはそれぞれ同じ材料(縄文杉、コチア、バラ、ガーベラ、カスミ草、松ぼっくり等)を使ってアレンジしていましたが、どれひとつとっても同じような作品にはならず、個性のある作品に仕上がっていました。また、花を生けるときは、皆とても優しい表情で無心になって臨んでいました。

 出来上がった作品は、110周年記念式典の会場で、御来賓の方々のテーブルに飾られます。そして、終了後には各自自分の作品を家庭に持ち帰り、勤労感謝の気持ちを伝えて御家族の誰かに渡る予定です。

 
令和3年11月24日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その339)

 以前お知らせしていましたが、本日NHKEテレ「ろうを生きる 難聴を生きる」で、下記の内容が放映されます。

1 番組  Eテレ「ろうを生きる 難聴を生きる」

       午後8時45分~午後9時

2 テーマ 「聞こえない子どものこころのケア」

3 内容(以下、NHKホームページから一部引用)  

 これまで見過ごされてきた聞こえない子どものこころのケア、当事者や手話のできるカウンセラーなど、関係者の声から子供たちにとってどんな支援が必要か考える。

 「聞こえない自分に自信が持てない」「悩んでも手話で相談できる場所がない」 ろう・難聴の子どもたちの心の問題はこれまで見過ごされて来ました。悩みは深く、深刻な状況に追い込まれる子どももいます。聞こえない子どもたちの心を支えるには何が必要か。当時者の声や、日本でも数少ない手話のできるカウンセラーへのインタビュー、そして新しく始まった幼少期の子どもたちへの支援の様子から考えます。

 

「平成28年熊本地震」における本校スクールカウンセラーによる子供たちへの支援について、本校中学部山本先生が取材を受けられましたので、その内容も一部紹介があると思います。是非ご覧いただきたいと思います。

 
令和3年11月20日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その338)

 小学部では12月10日(金)に実施する「持久走大会」に向けて、体育の授業の他、職員朝会のない火・水・木曜の朝自習の時間帯に5分間走を始めました。

 子供たちへの当日の応援、どうぞよろしくお願いします。

 
令和3年11月19日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

 

今、熊聾では・・・(その337)

 11月20日(土)午前中は本校創立110周年記念式典を挙行しますが、その日の午後、幼稚部では乳幼児教育相談「うさぎルーム」学習会を開催します。

 学習会の時間は、午後1時から午後3時30分までで、前半に「きこえに関する学習会」を、後半に「手話学習会」を設定しています。

 きこえに関する学習では、「耳の仕組みときこえについて」「難聴疑似体験」をテーマにして、本校職員が説明します。手話学習会では、本校職員の他、日頃お世話になっている乗富秀人氏を講師としてお迎えし、「乳幼児期の子育てのための手話」について学ぶ機会となります。

 聴覚に障がいのある乳幼児と保護者の方だけでなく、関係する保健師、保育園・幼稚園の先生方もどうぞお申し込みのうえご参加ください。

 お問い合わせは幼稚部(雑賀、北岡)までお願いします。まだまだ、間に合います。

   Tel. 096(368)2135

   Fax. 096(368)2137

   e-mail. Kumamotorou-s@pref.kumamoto.lg.jp

 

令和3年11月18日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その336)

 本年度の全国聾学校作文コンクールで、本校中学部3年生の田上君の作文が銅賞を受賞しました。

 保育園での職場体験と昨年7月の豪雨災害復興ボランティア体験を綴った作文を添付しますので、是非ご一読ください。

 実体験から様々なことを学び、吸収し、成長している田上君の様子がお分かりいただけるかと思います。

 

令和3年11月17日     

熊本聾学校 校長 五瀬 浩  


今、熊聾では・・・(その335)

 11月11日(木)、小学部1,2年生が国語科と生活科の学習と関連付けての見学旅行として、公共交通機関(市電、バス)と徒歩で、県立図書館、水前寺児童公園、熊本県庁を回りました。(私は最後の見学地の県庁だけ、時間を見計らって合流しました。)時折、冷たい雨が降る中での移動だったでしょうが、子供たちのはつらつとした様子にとても嬉しく思ったところです。

 暦の上では立冬を過ぎましたが、今年は冷え込むのが遅くなっているからでしょうか、県庁のイチョウは緑の葉っぱもまだ残っていました。それにしてもイチョウ並木のプロムナードは、子供たちが「きれ~い!」と声を上げるほどで、黄色い絨毯とずらりと並んだイチョウは壮観でした。

 また、子供たちはイチョウ並木と変わらないくらい、ワンピースのルフィ像に会えたことも嬉しそうでした。

 
令和3年11月16日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その334)

 11月27日(土)の正午から午後4時までの間、熊本県人権フェスティバルがホテル熊本テルサを会場として開催されます。

 くまモンのステージショー、絵本の読み聞かせ、中国舞踊、トークショー等が予定されていますが、本校手話落語部にも出演依頼があっており、当日は本校から4人の生徒が出演し、手話パフォーマンスを披露する予定です。

 なお、本校生徒の出演は、15:00~15:10です。

 多くの皆様のご声援をよろしくお願いいたします。 

 
令和3年11月15日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その333)

 11月20日(土)、本校創立110周年記念式典を開催する運びです。

 コロナ禍での開催ということもあり、計画決定においては、参加者を制限して行うことを決断いたしました。現時点では同窓会長様、歴代校長先生方、そしてPTA会長様のみを御来賓としてお迎えして式典を開催する予定です。

 同窓生、御来賓、関係の皆様等、多くの方々の御臨席を賜りたいところでしたが、やむを得ずこのような形で実施しますことを御了承いただければと思います。

 なお、当日の模様はダイジェスト版にして、関係の皆様には後日視聴できるよう、準備を進めていきたいと考えています。

 

令和3年11月12日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その332)

 本校ホームページをご覧になった熊本県聴覚障害者情報提供センター様から、県教育功労(優秀教員)表彰を受けられた山田先生の授業撮影とインタビュー依頼があり、11月9日に取材が行われました。

 取材は中学部1年生の英語の授業で、パソコンを用いた前置詞の学習場面でした。生徒たちはパソコン操作も慣れたもので、自分で問題を作成したり、他の生徒と画面を共有したり、発表し合ったりと、楽しみながらも理解が深まっているように感じました。

 今回の取材内容は、「みるっく」12月号(DVD)で紹介される予定です。

 
令和3年11月11日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その331)

 新型コロナウイルス感染症の新規感染者の減少とリスクレベル引き下げに伴い、本校理容科では11月から校内及び近隣校の先生方への実習モデル依頼を再開しました。

 少しでも生徒の技術向上に役立てばと思い、私も理容科での実習モデルを久しぶりにお願いしたところ、専攻科1年生のイケメン2人が、カット、シェイビング、シャンプー等、丁寧にしてくれました。

 他の先生方もお忙しい中に、協力をしていただいていることにあらためて感謝します。今後ともご協力のほどよろしくお願いします。

 
令和3年11月10日       
 熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その330)

 幼小学部昇降口手前の花壇にフォックスフェイスが植えられています。事務室の古閑先生が種から育てられているものですが、紫色の愛らしい花をつけています。ナス科の植物ということもあって、ナスの花とよく似た花です。

 これから寒い季節を迎えますので、結実するかどうか気にかかるところです。

 写真は、校長室や廊下に飾られた生け花です。どれがフォックスフェイスかはお分かりだと思います。なにせ「キツネの顔」ですから…

 
令和3年11月9日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その329)

 校長公舎周りや保健室前にある金木犀の香りが漂い始めて久しくなります。金木犀の香りは個人的に大好きです!「いつもこの香りがあったらいいのになぁ」と思うほど…。

 そんなことを思いながら、保健室前の廊下を歩いていると、「香害」について書いてある中高生向けの保健室だよりが目に留まりました。その中には、「自分が良い香りだと思っていても、周りの人も良い香りと感じるとは限らない。」ことが、柔軟剤やシャンプー、香水などを例に挙げて書いてありました。

 さて、金木犀の香りは皆さんにとってどうなのでしょう?

 多分、香害ではないと思います。香りが楽しめる期間もあとしばらくです。是非楽しんでみてください。 

 
令和3年11月8日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

 

今、熊聾では・・・(その328)

 中学部では給食の時間帯に、前日夜のNHK手話ニュース845を各教室で視聴しています。1学期まで各自外向きで給食をとっていた状態から、同じ方向を見て食べるようになったことに伴って、9月から始めているものです。

 写真は、生徒と職員が手話と日本語で表示されるテレビモニターを見ている様子です。世の中の動き等について学ぶと同時に手話表現や日本語を学ぶ一助になっているかな…⁈

 

令和3年11月5日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

 

今、熊聾では・・・(その327)

 小学部では5・6年生の水俣方面への社会見学旅行、たんぽぽ学級の校外学習を皮切りに、3・4年生、1・2年生の校外での学習が控えています。

 気候も穏やかで、天気に恵まれれば絶好の校外学習日和になることでしょう。

 子供たちは貴重な校外での学習の機会を心待ちにしていることと思います。安全に楽しく充実した学習が出来ることを願っています。

 写真はすでに学習を終えた5・6年生の水俣病資料館等での学習の様子です。

 
令和3年11月4日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その326)

 10月27日、幼稚部の「動物園見学」に同行させてもらいました。

 朝は少し肌寒い気候でしたが、天気も良く、ほどよい時期の動物園見学となりました。ひとりの欠席もなく、幼稚部の子供たち20人全員が揃って、クラス毎に動物たちを見て回りました。クラス単位で行動することで、子供たちの体力等に合わせて無理のない行程を組むことができていたようです。

 朝一の開園とほぼ同時に入ったからでしょうか、動物たちは元気に檻の中で歩き回ったり、水の中で動いてくれたりとサービス精神旺盛でした。 

 今回、私は青組(4歳児)さんと一緒に行動しましたので、写真は青組の子供たちの様子です。

 「動物園見学」の翌日、子供たちは「さるのおうちをつくるよ~」と言って、段ボール調達に奔走していました。

 
令和3年11月2日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

 

今、熊聾では・・・(その325)

 10月27日から11月9日までは「読書週間」です。

 以下斜体文は、読書推進運動協議会から出されている文書からの一部引用ですが、「読書週間」は、1947年(昭和22年)、終戦の2年後、まだ戦火の傷痕がいたるところに残っているとき、「読書の力によって、平和な文化国家を創ろう」と決意をひとつに、出版社、取次会社、書店と公共図書館が力をあわせ、新聞、放送のマスコミ機関も加わって、11月17日から、第1回が開催されました。そのときのイベントの反響が素晴らしく、翌年の第2回からは、文化の日を中心にした2週間と定められました。

 さて、先々週、本校では学校司書の池浦先生による中学部生徒向けに特別授業がありました。池浦先生からは中学生の時期に是非読んでもらいたい本や生徒へのメッセージ紹介などをいただき、生徒たちは勿論、中学部の先生方にとっても、有意義な時間を過ごすことができました。授業後の生徒たちの感想を読んでみると、読書意欲がさらに高まっている様子が窺え、とても嬉しく思います。

 

令和3年11月1日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その324)

 本校の山田京子先生(中学部所属)が熊本県教育委員会から熊本県教育功労(優秀教職員)として表彰(マスター部門)を受けられました。山田先生は本校教育を強力に牽引してもらっているお一人として本校職員誰もが認める先生であり、専門教科である理科や英語の教科教育は勿論のこと、情報保障、各教科等における手話の利活用、プログラミング教育等々、先生の研究分野は広く、留まることを知りません。

 このたびの表彰は、長年にわたるICT関連の研究、教科における手話表現の検討・工夫、コミュニケーション支援のためのアプリ開発、遠隔情報保障の研究等の実践的研究が高く評価されたことによるものです。

 どんなに忙しい時でも、優しく丁寧に相談に乗っていただける山田先生は、本校にとって無くてはならない存在となっています。

 写真は熊聾校長室にて県特別支援教育課長の牛野様から表彰状を受けられた時の様子です。

 
令和3年10月29日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩   

今、熊聾では・・・(その323)

 中高等部校舎前の畑では、小学部の子供たちが植えた「はつか大根」や「人参」、その他諸々の野菜の種が芽を出し、葉を広げ始めています。

 乾燥した日が続いて心配していた時もありましたが、毎朝水やりに来る子供たちのお陰で、すくすく育っているようです。

 子供たちは水をかけていますが、私は「大きくな~れ、大きくな~れ!」とおまじないをかけています。


令和3年10月28日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その322)

 「平成28年熊本地震」における本校でのスクールカウンセラーの取組について、NHK制作局からインタビューを受けました。

 熊本県庁にある「平成28年熊本地震に関する資料」を見られ、熊本聾学校における取組を是非取材させてほしいとの申し出から受けたものです。

 取材された内容の一部が、NHK Eテレの「ろうを生きる 難聴を生きる」の15分番組の中で3分程度放映される予定です。

 放映予定日は、11月20日(土)20:45~21:00です。

 
令和3年10月27日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その321)

 10月20日(水)、寄宿舎で「お月見会」が開かれました。

 お月見会では、謂れ(いわれ)発表の後でお団子を食し、茶の湯体験をしました。私も茶の湯体験では小学生のSさんにお茶を淹れていただき、本当に有り難い経験となりました。

 ワクチン接種副反応等の関係で3人の生徒は共同教室には来られませんでしたが、なんと…皆、自宅からリモート参加をしてくれました。舎生の皆さん、そして先生方の周到な準備や配慮で、和やかでアットホームな「お月見会」となりました。

 

令和3年10月26日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その320)

 先々週までは気温30度超える日が続いていましたが、先週からは朝夕の冷え込みを感じるようになってきました。

 寒暖差による体調の変化やアレルギー反応等が出やすい時季です。衣服の調整や適度な運動など、日常の体調管理に気を付けて過ごしましょう。

 さて、グラウンド横のプロムナードには桜の木が数本並んでいますが、そのうちの1本だけが、季節を間違えたのか2分先程度に花を咲かせています。花びらをよく観察すると、ピンクと白の花が入り混じっています。グラウンドに出るとき、ちょっと視線を上にやってみてください。

 
令和3年10月25日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その319)

 本校正門前に可搬式ハンプ(スムーズ横断歩道)が設置されました。これは車側からすれば段差のある横断歩道で、設置により自動車の走行速度の軽減がどの程度図れるかという実証実験のための仮設のものです。11月16日(火)までの約1カ月間設置されます。
 交通事故防止に向けた様々な国の取組の中のひとつなのでしょう。ハード面の工夫によって事故を減らすことと併せて、運転手の安全運転に対する意識とマナーの向上が大切ですね。
 痛ましい事故を撲滅できるよう、まずは大人が気を引き締めましょう。

令和3年10月22日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その318)

 UDtalkを使った職員朝会での情報保障を始めて2週目となります。

 誤変換を修正するために3人の職員が担当し、情報保障に努めています。音声認識率はまだまだ高いとは言えませんが、今後のAIの進化に期待しましょう。

 日頃は無意識に言葉を聞き取っていたり、実際に聞こえた音を修正しながら聞いていたりと、瞬時に様々なことを処理している人間の脳には本当に驚かされます。

 

令和3年10月21日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その317)

幼稚部運動会③

 

 一年ぶりの運動会を迎えた青組(4歳児)、緑組(5歳児)の子供たちは、「かけっこ」の他、「むしさんの玉入れ」(青組)、「くまろう2021みどりんぴっく」(緑組)に出場しました。「むしさんの玉入れ」では、可愛らしいちょうちょ、カマキリに変身した8人がダンスをした後に、玉入れかごに向かって投げ方を工夫したり、友だちと協力したりする場面を見ることができました。また、東京オリンピック・パラリンピックが開催された年にちなみ、緑組の子供たちは「くまろう2021みどりんぴっく」で一人ひとりが得意な種目に挑戦し、それぞれに輝いている場面を見せてくれました。

 子供たちの1年間の成長ぶりには本当に驚かされます。これからも、もっともっと輝きを放ってくれることを願っています。

 

令和3年10月20日      

熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その316)

 10月13日、新任者オリエンテーションが開かれました。

 今回は「補聴器・人工内耳について」というテーマで、今年度本校に赴任された先生方向けに聴覚支援センター部長の齊藤先生からお話をいただきました。

 私も以前、齊藤先生と同じ立場で話をする機会が多くありましたが、齊藤先生の資料は少しずつ改良を重ねられ、充実してきているのが分かり、とても嬉しく思いました。このような専門性を継承していくことは全国の聾学校でも大きな課題となっています。本校でもあの手この手を考えていかねばならないと思案しています。

 さて、人工内耳に関しては、更に詳しく勉強できる「人工内耳自主研修会」を、明日実施予定です。お時間のある先生方、奮ってご参加ください。

 16時05分、多目的室集合~!!

 
令和3年10月19日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その315)

 幼稚部運動会②

 

 雲一つない秋空の下、2年続けて幼稚部だけの運動会を実施しました。

 10月とは思えないほどの暑さが続いているため、開始時刻を20分前倒ししての開会としました。

 初めての運動会を経験する赤組(3歳児)の子供たちは、「かけっこ」と技巧走「おすしだよ」に出場しました。

 「かけっこ」では、強い競争意識はまだまだ芽生えてはいないようですが、どの子もゴール目指し、途中立ち止まることなく走り抜けていきました。

 「おすしだよ」では、わさびのネット、にぎりの平均台、お醤油のフープ等、山あり谷ありのコースを通り、最後はお気に入りのポーズでお皿の上のお寿司に変身!可愛らしいお寿司の出来上がり~となりました。

 頑張った子供たち、夜の食事は本物のお寿司にありつけたのでは…。

 
令和3年10月18日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その314)

 幼稚部運動会①

 

 今日は幼稚部運動会本番の日です。

 幼稚部の2学期は、学部閉鎖、分散登校に始まり、通常登校が10月から開始されたばかりです。運動会の練習は各クラス単位での練習を中心に行い、全体練習は限られた時間で行うなど、十分な練習ができていない状況で本日を迎えました。

 しかし、子供たちにとっては、そんなことは関係ありません。頑張って練習してきた成果をしっかり発揮してくれることと思います。

 参観される保護者の皆様には、子供たちの可愛らしい仕草やにこやかに演技している様子、成長している姿等を感じ取っていただけたらと思います。

 写真は予行練習の時の様子です。どんな活躍が見られるか乞うご期待!

 
令和3年10月15日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その313)

 第4回「障がい児者・きょうだい・両親の作文」募集に対して、本校からは小中高等部の児童生徒13人の作文を応募します。

 日頃の何気ない日常の一端を表現した作文もあれば、聴者家族の中に一人だけ聞こえない自分がいることへの不満・葛藤、そしてそれを乗り越えた先の家族への感謝の気持ちを表現した作文等々、文の長い短いはありますが、どの子も心の声を素直に言葉で表現しています。どの作文も子供たちの心の豊かさ、言葉の温かさが私の心に染み入りました。

 

令和3年10月14日      

熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その312)

 寄宿舎の先生方を中心に「IPtalk(アイピートーク)」を用いた情報保障の研修会が開かれました。

 本校では様々な場面でIPtalkを使ってリアルタイムに文字を入力したり、事前に準備した文章を提示したりすることで、聴覚障がいのある子供たちや先生方への情報保障に大いに役立っているところです。私も、儀式や職員会議などのあいさつでは、事前に担当の先生へ原稿を渡しているのですが、そのことで当日の情報保障に係る作業がとても楽になるとを聞いています。

 今後、寄宿舎での活動において、どのような場面でIPtalkが披露されるのでしょう…、期待を膨らませています。

 
令和3年10月13日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その311)

 熊聾では、自動体外式除細動器(AED)の追加購入を検討中です。

 10月7日には聴覚障がいのある先生方に集まっていただき、実際の使用法等について説明を受けていただきました。

 新規に導入予定の機器は、音声による指示だけでなくイラストやアニメーション、文字情報が表示されることで、聴覚に障がいのある人にとって、視認性・操作性の面で機能が随分と向上していることが判りました。

 今後の購入の参考にしたいと考えています。

 
令和3年10月12日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その311)

 熊聾では、自動体外式除細動器(AED)の追加購入を検討中です。

 10月7日には聴覚障がいのある先生方に集まっていただき、実際の使用法等について説明を受けていただきました。

 新規に導入予定の機器は、音声による指示だけでなくイラストやアニメーション、文字情報が表示されることで、聴覚に障がいのある人にとって、視認性・操作性の面で機能が随分と向上していることが判りました。

 今後の購入の参考にしたいと考えています。

 
令和3年10月11日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩