学校からのおしらせ

今、熊聾では・・・(その203)

 今日、3月11日は10年前に「東日本大震災」が発生した日です。

 もうそんなに月日が経ったのだろうかと思うくらい、時の流れの速さを感じずにはいられません。

 つい先日、福島県沖を震源とする震度5の地震が起きましたが、東北地方太平洋沖地震の余震であるという気象庁の解説を聞きました。10年経ってもそのような大地震が起きるなどとは東北地方の方々は予想していないことだったかもしれません。

 熊本地震からは約6年が経とうとしていますが、熊本でもエネルギーを蓄えた活断層があちらこちらに存在し、いつまた大規模な地震に襲われるかも分かりません。

 大切なことは震災の記憶や経験を風化させず、後世の人たちに伝えていくこと、そしてその体験から得た教訓を防災に活かしていくことです。

 熊聾では、東日本大震災発災10年となる今日、哀悼の意を表するため、震災の発災時刻(午後2時46分)に黙とうを捧げます。

 

令和3年3月11日        

熊本聾学校 校長 五瀬 浩