日誌

校長室からの便り

今、熊聾では・・・(その159)

 今年もゆめマートユニオン様から子供達にクリスマスケーキをプレゼントしていただきました。ニコニコ堂時代から30年以上にわたって本校に寄贈していただいています。心より感謝申し上げます。

 午前10時から本校会議室において、小学部児童3名、中学部生徒2名、高等部生徒2名が出席し、贈呈式が行われました。贈呈式の後、学校からのお礼、高等部生徒代表からお礼を述べて全員で記念写真を撮りました。

 早速、給食時に切り分けて美味しくいただきました。どの子どもの顔もニコニコと満足しており、とっても嬉しそうでした。子供達の笑顔を見ていると私たちも幸せになります。子供達にはいつまでも感謝の気持ちを持ち続けてほしいと思います。

 今年は新型コロナウィルスの影響でサンタクロースが訪問しない家もたくさんあると聞いています。例年以上に心に響く素敵なクリスマスプレゼントになりました。お忙しい中、ケーキを届けてくださったゆめマートユニオンのサンタクロース、内田様、福永様本当にありがとうございました。

 
令和2年12月23日        
熊本聾学校 副校長 山本誠二  

今、熊聾では・・・(その158)

 12月18日、中学部生徒会役員任命式を行いました。

 新生徒会長、副会長になった2人の生徒は、熊本聾学校中学部を引っ張っていき、理想の中学部をつくりあげてこうという決意を自分の言葉でしっかりと表明してくれました。

 また、旧役員の2人からは、生徒会活動をとおして変わることのできた自分を見つめていたり、挨拶運動推進などの確かな活動の実績を述べたりと、落ち着いた発表をしてくれました。そして、最後には新生徒会に襷(たすき)をつないで託したい思いを語ってくれました。聞いている私は、「確かにそうだなあ…。自分を冷静に分析できているなあ!」と感心しました。様々な活動を通じて生徒たちが成長し、一皮むけて大人に近づいている様子を感じることができ、とても幸せな気分になりました。

 さて、来年度は中学部の在籍者数が増える予定です。生徒会活動の幅がさらに拡がり、活気づいていくことを期待しています。

 
令和2年12月22日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その157)

【手話講座中級編】

 

 12月14日、職員向けの手話講座(初級、中級)が開かれました。

 中級コースでは、私が覗きに行ったときは「手の形しりとりゲーム」が行われていました。ゲームのルールは

①   必ず両手で表現する。

②   左手は前の人の手の形を引き継ぐ。

③   引き継いだ手の形を使って両手で表現する。

 ※手の形の不一致はNG

といったものです。

 耳で聞いた日本語を手話単語に置き換えて表現することには慣れている先生方ですが、手の形から手話表現を考えるといった思考回路は意識して鍛えている訳でもないので、少々苦戦している様子も・・・。

 和気あいあいとした雰囲気の中にも、心地よい刺激があり、頭の体操ができるという、良く考えられた内容の研修でした。

 
令和2年12月21日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その156)

  12月14日、職員向けの手話講座(初級、中級)が開かれました。

 初級コースの講師は幼稚部の野田先生、中級コースは高等部の住吉先生に務めていただき、コースごとに工夫を凝らしながら講座が進められました。

 初級コースでは2人組を作り、その2人が事前に渡された会話文の手話表現を考え、他の参加者に読み取ってもらい、そして最後に野田先生からの解説を加えての模範表現を参加者同士で確認しました。今年本校に赴任された先生方ばかりでしたが、皆さん頭が柔らかく若いからでしょうか…吸収力の早さには驚かされました。

 また、野田先生の巧みな手話表現に、音声日本語に引きずられない表現方法や「ろう者の見方、考え方」についても参加された先生方は気づかれたのではないでしょうか。ろうの子供たち、聴覚に障がいのある子供たちを理解するうえでもとても良い研修内容で、全ての先生たちと共有したいほどの内容でした。

 加えて、何より先生たちが生き生きと楽しみながら手話習得に励んでもらっていることが一番!だと思いました。

 
令和2年12月18日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その155)

 明日、砂田アトム氏を講師としてPTA研修Ⅰが開催されます。さらに、研修の前には本校の子供たち向けに「芸術鑑賞会」を学部年齢別に分かれての2部構成で開催します。いずれもWeb方式による東京と熊本を結んでの講話と公演です。

 砂田氏は日本ろう者劇団にも参加され、全国各地で舞台に立たれています。また、手話関係のイラスト・絵画活動、手話指導、芝居等でご活躍中の方です。

 子供たちが公演を楽しんでくれることは間違いないでしょうが、併せて幅広い視野を持ってくれることを期待しています。

 砂田さんの活動に興味をお持ちの方はYouTubeで閲覧されることも可能ですよ。

 
令和2年12月17日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その154)

 快晴の下、本校グラウンドにおいて小学部の持久走大会が開催されました。

 1・2年生がグラウンド5周(1km)。 

 3・4年生が7周(1、4km)。

 5・6年生が10周(2km)です。

 この日のために、体育の授業をはじめ、早朝練習や自主練習で鍛錬してきた子供達は、保護者の熱い声援を受けながら、誰一人棄権することなく、最後まで全力で走り抜けました。

 そして、ほとんどの子供が練習時の記録を上回りました。一つの目標を達成し、困難を乗り越えたことで、今日も子供達はまた成長しました。

 子供達の一生懸命な姿は我々大人に感動と勇気を与えてくれます。と、同時に「昔は自分もあんなに元気よく走れたのになあ。年は取りたくないなあ。自分も子供達に負けないように頑張らないとなあ・・・」と郷愁と反省の気持ちでいっぱいになります。子供達全員に感謝します。

 怪我もなく素晴らしい大会となりました。熱い声援ありがとうございました。

 23日(水)は中学部・高等部の駅伝大会です。

 
令和2年12月16日        
熊本聾学校 副校長 山本誠二  

今、熊聾では・・・(その153)

 12月11日(金)、熊本工業高等学校の御了解をいただき、熊工の公務員課外に本校高等部生徒4人が参加させていただきました。

 熊工生60数人の中に混じり、他校の高校生が熱心に取り組む様子や緊張感のある雰囲気を間近で感じ、少なからず良い刺激を受けてくれたことと思います。今回の経験をもとに、本校では早速、1月に公務員模試を実施することにしました

 本校寄宿舎内でも進路を見据えて、様々な活動や勉強の仕方に良い変化が見えてきている生徒もいるようです。将来の進路については希望や不安、悩みなど、様々な感情があるでしょうが、どれも今後の取り組み方の糧にしてほしいと思います。

 
令和2年12月15日        
熊本聾学校  校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その152)

 ここ最近、昼休みに幼稚部緑1組の子供たちが「牛乳パックはありますか~?」と、事務室・校長室・副校長室を連日訪ねてきます。

 「何か作るの?」と聞いたところ、「クリスマスツリーを作ってるの~」という返事が返ってきました。教室に行くと、確かに製作途中のツリーがありました。今週中には完成するでしょうか!?(完成させてくださいね。)

 また、教室での「おはなし」の時間の板書を見ると、子供たちと先生とのやりとりが残っており、クリスマスに関連してどんどん話題が広がっている様子が手に取るように分かりました。

 

令和2年12月14日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その151)

 12月10日(金)、「難聴児の切れ目ない支援体制構築と更なる支援の推進に向けた全国研修会」に参加します。本校からは、私を含め関係職員4人が事前に配信された講義等の動画の視聴を既に済ませ、本日は双方向会議システム(Zoom)を使用した講義・交流会等に参加し、幾つかの講義や各地の実践報告を視聴し、全国の乳幼児教育相談の様子等について学ぶことにしています。

 乳幼児教育相談については、これまでもその重要性と効果が検証されているにもかかわらず、保健・医療・福祉・教育等の有機的連携が十分に取れていない状況が依然として大きな課題です。

 本校の乳幼児教育相談については出来得る限りの活動を行ってきており、センター的機能としての役目を果たしていますが、様々な課題も抱えています。

 今後、熊本聾学校として熊本県の状況にあった支援体制をどのように構築していけるのかを考えながら、研修会に参加したいと思っています。

 

追伸

 研修会と時を同じくして、本校小学部の持久走大会が行われています。そちらの応援に行けないのがとても残念ですが、皆最後まで頑張ってくれることと思います。

 

令和2年12月11日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その150)

 小学部では持久走大会に向けて、先週から毎朝の5分間走を始業前に行っています。

 子供たちそれぞれに早い遅いはあっても、5分間を同じペースで走り切ることを目標に実施しています。どの子も途中で走りを止めることなく、息を弾ませながら走っている様子は見ていてとても気持ちいいものです。

 さて、明日がいよいよ持久走大会本番で、午前11時15分に先ずは1,2年生がスタートします。

 多くの皆さんの応援を是非よろしくお願いします。

 
令和2年12月10日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その149)

 12月7日(月)、熊本中央ライオンズクラブから3人のお客様をお迎えしました。
 例年、当クラブからはアイススケート会場(アクアドーム)への御招待があっており、新聞やテレビでも報道されるほどの一大イベントですが、今年度は新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、招待スケートの代わりとしてお菓子を持参してくださいました。
 そこで、本校幼稚部と小学部低学年の子供たちが参加してのお菓子の贈呈式を幼稚部ホールで行いました。
 45年以上の長きにわたって、毎年御支援をいただいている熊本中央ライオンズクラブの皆様方に、あらためて深く感謝申し上げます。

令和2年12月9日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その148)

 高等部3年生にとっては、卒業の二文字が浮かんでくる季節になりました。
 12月4日(金)には、卒業記念写真撮影のため、3年生8人全員が校長室を訪れてくれました。なんとも教師冥利に尽きるものです。
 皆、校長室に入る時は、やや緊張した面持ちの生徒もいましたが、少しずつ表情がほぐれ、いつものにこやかな表情が見られ嬉しく思いました。
 今後、校内のいろんなところで、撮影が行われるようです。
 残りが見えてきた高校生活を悔いの残らないように過ごし、級友との思い出を沢山つくってくれることを願っています。

令和2年12月8日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その147)

 高等部パソコン室のパソコン台ですが、かなり以前に買っていただいたもので、大型プリンターがあった頃の代物です。現在では少し大きすぎて使い勝手が悪く、併せて教室環境もより良いところに移転を…と考えています。

 早速、高等部就労コースの生徒たちがパソコン台の再生に取り組んでくれています。きっと綺麗に生まれ変わることでしょう。

 さて、パソコン室の移転先ですが・・・まだ秘密です。

 
令和2年12月7日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

 

今、熊聾では・・・(その146)

 本校「うさぎルーム」では新しいパンフレットを作成しました。

 コロナ禍で例年通りに県内各地域でのサテライト方式による教育相談が行えないための対応策の一つです。

 今回のパンフレットの特色はQRコードを加え、簡単に学校ホームページやうさぎルームのページにアクセス出来たり、メール作成画面に移行出来たりするところです。スマホ世代のお母さん方には、簡単に利用できるのでは‥と思っています。

 今後、県内関係各所にパンフレットを配布し、少しでもお母さん方・御家族の方のお悩みや相談に対応していきたいと思っています。

 
令和2年12月4日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

 

今、熊聾では・・・(その145)

 今年度の本校施設整備事業の一つとして、技術工芸棟を含む周辺の解体作業が始まりました。
 先ずは、体育館裏の温室が既に解体されました。この後、職員駐車場が広く使えるようになる予定です。
 技術工芸棟やそこに続く通路が解体されるときには、ある程度の音も出るかと思います。また、やがて仮囲いが設置され北門からの車両の進入もできなくなりますが、保護者の皆様にはご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

 
令和2年12月3日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その144)

 第5回県内特別支援学校文化作品展において、豊田遥人君の作品が「熊本公徳会」賞を受賞したことを先週お伝えしたところですが、さらに嬉しいことに、豊田君の作品は全国特別支援学校文化作品展への出展作品にも選ばれました。全国でも高い評価が得られることを祈っています。

 また、同じくエントリーしていた中学部2年田上碧君の作品は、多くの校長先生方からの票を獲得し、熊本県特別支援学校長会賞に選出されました。田上君の作品は「感情が巡る血管」という題の水彩画です。木工ボンドを下地として、その上から水彩絵の具を落とし、思春期の様々な感情を表現したものです。今回は彼の作品を写真で紹介します。

 
令和2年12月2日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

 

今、熊聾では・・・(その143)

 【中高合同スポーツ大会(午後の部)】

 昼食後、体育館にて大縄跳びと綱引きが行われました。大縄跳びではリズム良く、そしてスピーディーに跳びはねる子供たちの運動能力の高さに驚かされました。綱引きでは綱が千切(ちぎ)れてしまうのではないかというくらい熱のこもった闘いが展開されました。

 最後はグラウンドでメインイベントの団対抗リレーです。

 赤団2チーム、白団2チーム、そして若手主体の教員チームの計5チームが一人100Ⅿ(教員は30Ⅿ~100Ⅿ)ずつを走る真剣勝負です。1走ごとに順番が入れ替わるなど、最後まで手に汗握る白熱した勝負となりました。

 結果は・・・・・この日のために自主トレを重ねた教員チームが大人げなく

 トップでゴールテープを切りました(申し訳ございません)。

 全種目合計では2点差で白団優勝となりました。

 好天にも恵まれ、子供たちの心にいつまでも刻まれる素晴らしい大会になりました。

 
令和2年12月1日         
熊本聾学校 副校長 山本誠二  

今、熊聾では・・・(その142)

【中高合同スポーツ大会(午前の部)】 

 11月25日(水)、中高合同スポーツ大会が開催されました。開会式に続き全員で元気よく「熊聾体操」を行いました。この日のために「熊聾体操」を御指導いただいた佐藤先生や野崎先生、相島先生が御観覧されました。

 佐藤先生からの講評では「演技の間、君たちの瞳を見ていた。光り輝いていて一生懸命さが伝わってきた。素晴らしかった」とのお言葉を頂戴しました。

 その後、体育館でポートボールとボッチャを行いました。ポートボールでは一個のボールをチーム一丸となって追いかけ、寒さを吹き飛ばす白熱したゲームが繰り広げられました。

 ボッチャは来年開催予定のパラリンピックでの公式競技に採用されています。

 
令和2年11月30日        
熊本聾学校 副校長 山本誠二 

 

今、熊聾では・・・(その141)

 運動場の砂場付近に5台のベンチが置いてありますが、随分と老朽化が目立ってきました。背板の裏側を見ると、「平成23年度産業工芸科制作 〇〇、△△、□□…」と卒業生の名前が書かれています。ということは、約9年の長きにわたって風雪や日照りに耐えてきたことになります。
 このたび、住吉先生、菖蒲谷先生、古閑先生、白石先生の手によって、ベンチの錆落とし、研磨、塗り替え、板の取替が終わり、ほぼ完成・・設置間近です。
 9年前に作られた時と同じように、若草色に染め上げられました。
 皆さん、どうぞ大切に使ってあげてください。

 
令和2年11月27日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その140)

 11月20日(金)、公益財団法人日本教育公務員弘済会熊本支部様から教育文化研究活動支援金を頂戴しました。
 これは本校手話落語部の近年の活躍(功績)と長年にわたる活動実績を高く評価していただいたことによるものです。学校や部員たちにとって大変ありがたく、手話落語部の活動充実に繋がるものであり、今後部員たちの士気がますます高まっていくものと確信します。
 このたびの支援金給付を機に、手話落語部の伝統が引き続き発展していくことを願っています。

 
令和2年11月26日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その139)

 先般行われました熊本県特別支援学校文化作品展での選考会において、本校高等部1年の豊田君の作品が、「熊本公徳会賞」を受賞しました。
 11月20日(金)には、一般財団法人熊本公徳会の甲斐事務局長様が本校にお出でになり、豊田君に賞状と副賞をお渡しいただきました。
 甲斐様からは「豊田君の作品は巧みな色使いで表現されていて、個性が良く表現できています。」との評もいただきました。豊田君は受賞後に、「賞をいただき大変うれしく思います。更に良い作品を作っていきたいです。」とお礼の言葉を述べてくれました。
 来年度の作品展は、もっともっと沢山の人たちの目に触れていただけるような状況になっていることを願っています。
 

令和2年11月25日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その138)

 JA熊本果実連様からミカンのお届け物がありました。
 幼稚部の先生方の応募抽選が当たり、ミカン150個が届けられたのです。子供たちはミカン箱の中を覗き込むなど興味津々…大喜びでした。
 幼児期は様々な野菜や果物等との出会いをきっかけに、「食」への興味が増大する時期です。
何でも食べてすくすく育ち、大きくなあれ!

 
 令和2年11月24日       
 熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その137)

 九州ルーテル学院大学の学生さん達6人の教育実習が本日(11月20日)をもって終了します。
 2週間という短い実習期間内で、子供たちとの関係構築から始まり、指導案を書いての授業実践まで、かなりの労力を注いで来られたことと思います。
 また、事前のオリエンテーション以降に手話や指文字を学んでもらったことは本校ならではの特別課題でした。
 実習の最後には、それぞれの学生さんから実習の感想を聞きたいと思っています。本校教育実習での学びが、6人の皆さんにとって今後の学生生活や卒業後の社会生活を送るうえで何等かお役に立てれば幸いです。

 
令和2年11月20日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その136)

 昨日、小学部5・6年生が県北方面(山鹿、荒尾)に向けて修学旅行に出発しました。
 見学箇所は装飾古墳館、八千代座、民芸館及びグリーンランドなどで、見学や体験を通して、子供たちには古代の人々の生活や文化、また熊本の文化や特産品に対する興味関心を高めることをねらいとしています。
 特に6年生にとっては小学生生活最高の思い出となるよう、宿泊や集団での活動を通して楽しい2日間となることを願っています。
 出発前には小学部他学年の子供たち、先生、保護者の方々、そして他学部や事務室からも先生達が多数見送りに来ていただき、温かムードの出発式となりました。

 
令和2年11月19日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その135)

 11月12日(木)、熊本県難聴・言語障がい教育研究会(県難言研)の11月例会が行われました。県難言研は毎月第2木曜日の午後に開催されており、県内の難聴学級、通級指導教室(難聴・言語障がい)、本校、ひばり園の先生方が会員となってそれぞれの専門性を高めるために実施している研究会です。
 例年であれば、年1回は本校を会場として開催していただいているのですが、今年は新型コロナウイルス感染症の影響により、Zoomを活用してのリモート研修が行われています。
 今回は、本校幼稚部の野田尚子先生より「音のない世界と私」という演題でお話をしていただきました。講演を聴かれた先生方のご感想等はいかがだったでしょう…。
 野田先生の講話については、校内でも職員向けの研修会をする予定があると聞いています。乞うご期待です!

 
令和2年11月18日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その134)

 伝統ある熊聾体操②
 
 前号に引き続き、熊聾体操に関する話題です。
今回は、熊聾体操の創始者である佐藤先生と野崎先生から本校生徒たちへのメッセージを以下に紹介します。
 
 お互いに無理強いすることなく、気持ちよく教え合い、励まし合い、学習する過程で思いやりと協力の大切さ、仲間の存在の有難さを実感してほしいと思います。
 みんなと一緒だから「できる!できた!」という達成感と充実感を味わってほしいと思います。そして、その自信と誇りの源であったみなさんの熱意を今後の学校生活の他の面や日常生活に活かすことができれば、より意義深いものになります。一人一人の技能の上達・体力向上と全体としての向上・発展を心から期待しております。
(令和2年11月11日 旧職員 佐藤・野崎)
 
 佐藤先生、野崎先生…熱い御指導と温かい励ましの言葉をいただき、本当にありがとうございました。(11月25日の中高合同スポーツ大会には両先生にもお越しいただくようご案内しています。)

 
令和2年11月17日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その133)

 伝統ある熊聾体操①
 
 11月11日(水)6校時、本校で体育教師として長くお勤めいただいていた佐藤正雄先生と野崎きぬ子先生をお招きし、中高等部生徒向けに熊聾体操の特別授業を行っていただきました。
 熊聾体操は昭和60年に佐藤先生によって考案された本校オリジナルの体操で、“からだを鍛える”ことを目指す運動として、先輩たちから長年引き継がれてきました。当時の県内の体育の先生方からも高い評価を得ており、誇り得る財産と言ってもいいでしょう。
 佐藤先生には実際の指導場面で、一つ一つの動きのポイントを御指導いただき、また野崎先生には生徒たちの呼吸に合わせた見事な太鼓のバチさばきを見せていただきました。
 生徒たちだけでなく、私たち指導者にとっても教わることの多い充実した時間となりました。

 
令和2年11月16日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その132)

 来年度(令和3年度)の本校創立110周年記念行事の開催に向け、昨年度から校内では準備委員会を立ち上げ、会議を重ねてきています。
 開催する方向で準備を進めてはいるものの、今、最も懸念していることは、新型コロナウイルス感染症の影響です。感染症対策を練りながらどの程度の規模・内容にしていくかを詰めていきますが、入場者の制限はやむを得ない状況になるかと現時点では予想しています。
 今後も本校同窓会やPTA、関係機関等とも連携しながら準備を進めていきますが、現在決定している大きな内容は下記のとおりです。


 

期日:令和3年(2021年)11月20日(土)

   ※この日は本校創立記念日にあたります。

場所:熊本聾学校体育館

 
令和2年11月13日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その131)

 今週月曜日(11月9日)から九州ルーテル学院大学の6人の学生さん達を教育実習生として本校で受け入れています。受け入れ学部内訳は幼稚部4人、小学部1人、高等部1人で、今月20日(金)までの2週間、特別支援学校教諭の基礎免許状取得に係る教育実習を行う予定です。
 特別支援学校における教育実習については、障がいのある子供たちの保育・教育に将来携わるであろう学生さん方の礎となり、子供たちに直接的に還元されるものと捉え、コロナ禍ではありますが実習を受け入れた次第です。
 大学側でも新型コロナウイルス感染症の感染防止対策をしっかり整えていただき、学生さんも私たちも安心して実習に臨める体制を整えています。
 学生さん達にとっては2週間という短い期間ですが、熊聾のことについても理解を深めてもらい、熊聾の良き発信者・応援者になってもらいたいと思っています。

 
令和2年11月12日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その130)

【土曜授業風景part.2】
 11月7日(土)、小学部・中学部・高等部では授業参観及び学級懇談を実施しました。
 小雨が降り続き、足元が悪い中でしたが遠方からも多数の保護者の御参加をいただき、本当にありがとうございました。
 小中学部では通常の授業展開でしたが、高等部では通常授業に加え、作品販売会と現場実習報告会のビデオ放映を行いました。また、午後からは九州ろう学生懇談会と本校高等部の進学コースの生徒たちとのZOOMによる交流も行われました。
 作品販売会では就労コースの生徒たちが丹精込めて作り上げた木製の椅子、お盆、コースター、ティッシュケース等が並べられ、瞬く間に完売となりました。「もし、売れ残ったら校長先生が全部買うよ!」と言っていたのですが、私は嬉しくも残念ながら買うことができませんでした。

 
令和2年11月11日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

 

今、熊聾では・・・(その129)

【土曜授業風景part.1】
 11月7日(土)、幼稚部では午前中通常授業を行いました。
 現在、「うんどうしらべ」の単元を展開中で、縄跳びやボールつき、体ささえ等、様々な種目に子供たちが挑戦中です。
 幼稚部段階の子供たちの身体能力の発達は目覚ましいものがあり、1年間の成長には驚かされます。
参観していて感じたことですが、年齢が上がっていくにつれ、出来ることが増えていく喜びを全身で感じ取っているようでした。ボールつきをしている緑組(5歳児クラス)の子供たちの様子を見ていると、誇らしげな表情を浮かべていたり、「もう一回もう一回…」とやりたさを連発したりする子もいて、逞しく育っている様子に私の胸も弾みました。 

令和2年11月10日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その128)

 先月半ば、本校の学校薬剤師による照度検査を養護教諭立ち合いのもと行っていただきました。照度については、学校環境衛生基準によって、学校施設の人工照明の照度基準が示されています。
 その内容としては細かい条件はあるものの、例えば、教室は300ルクス以上、コンピュータを使用する教室等は500~1000ルクス程度、テレビやパソコン等の画面の垂直面照度は100~500ルクス、廊下は100ルクス以上といったところです。
 実際に行った検査は、本校の全室ではなく、いくつかの諸室に絞り込んでの検査でしたが、およそ数値をクリアしていました。しかし、一部照度が足りていない箇所も見られました。その箇所については、照明器具の取替、増設、反射板取替、さらには教室配置の変更などによって改善を図っていきたいと考えています。

 
令和2年11月9日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その127)

 昨年は上通りびぷれす広場で2日間にわたって熊本県特別支援学校作品展が開催されましたが、今年度は新型コロナウイルス感染症拡大が心配される状況であったため、作品展は中止となりました。

 そのため、11月4日(水)、共同教室にて熊本県内特別支援学校の文化作品を展示し、公徳会様、善意銀行様による公徳会賞、善意銀行賞の選考及び県内特別支援学校の全校長による全国作品展への出品作品選考・審査が行われました。本校からは、豊田君(高等部)と田上君(中学部)の作品を学校代表作品として出品しました。審査の結果が分かり次第お伝えしたいと思います。
 また、子供たちの活躍を広く知っていただくために、出品された全作品が作品集(冊子・CD)としてまとめられることになっています。
 審査後、これらの作品は熊本県人権フェスティバル(11月15日)にて展示される予定です。詳細が分かり次第こちらについてもお伝えできればと思います。 

 
令和2年11月7日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その126)

 南小国町社会福祉協議会及び小国町社会福祉協議会からの依頼により、11月6日(金)と11月12日(木)の2回にわたり、本校職員が小国町に出向き手話講座を開講します。
1回目は野田先生(幼稚部)と齊藤先生(小学部)が、2回目は住吉先生(高等部)と山田先生(中学部)が講師となって講座を進めます。
 参加予定者は小国高校の生徒さん達、小国支援学校の先生方、施設の方々等と聞いています。内容は初歩的なものになると思われますので、手話や聴覚障がい者・ろう者について知っていただき、少しでも手話を広めるきっかけになればと思っています。
 講師となる4人の先生方どうぞよろしくお願いします。

 
令和2年11月6日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その125)

 10月最終週から高等部の先生方による一人一授業公開が始まりました。
 全員が指導案を作成し、参観者から事後にアドバイスをもらい、授業改善に向けて取り組んでいくものです。
 今週末(11月6日)には高等部内での学部研究会が行われる予定です。
 写真は一人一授業での理容科3年生「ヘアカッティング」の実習の様子です。生徒たちのカッティングの技術が確実に上がってきています。

 
令和2年11月5日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その124)

 10月24日に県と熊本市が新型コロナウイルス感染リスクレベルを改定し、新基準(6段階)を設けました。
 新たな基準によれば、10月28日現在で熊本県内の感染者数は「縮小傾向にある」という分析で、レベル2と判断されています。縮小傾向にあるとは言え、経路不明の感染者が出ていますので気を緩めないことが大切ですね。
 熊聾では職員も健康観察シートを用いて、日々の健康チェックを継続して行っています。

 
令和2年11月4日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その123)

  毎年、九州地区の聾学校・聴覚特別支援学校が各県持ち回りで開催している九州地区聾学校体育文化連盟大会ですが、今年度予定されていた長崎大会は新型コロナウイルス感染症拡大の影響により中止となりました。そこで、中高生が楽しみにしている交流や学校紹介等については各校作成の映像視聴による方法が予定されています。
 さて、令和3年度は8年ぶりの熊本開催となります。次年度も新型コロナウイルス感染症の影響が心配されますが、現時点では実施の方向で計画を進めています。前回(平成25年度)の熊本大会は水前寺陸上競技場を借りての開催でしたが、当競技場の老朽化による改修工事が入る関係で、新候補地として益城町総合運動公園の借用を依頼していたところ、このたび益城町からの使用許可が出て、会場が決定しました。体育館、陸上競技場ともに、熊本地震後に新しくなったとても綺麗で素晴らしい施設です。
 九州地区聾学校の皆さんが、一堂に会することができるよう心から願っています。
 人気アニメ「ワンピース」のキャラクター『サンジ』も会場で待っていますよ。

令和2年10月30日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その122)

 来週11月5日は「津波防災の日」です。この日は熊本県下で実施される「熊本シェイクアウト訓練」の一環として、本校では今年度第2回目となるシェイクアウト訓練を行います。
 この訓練では、①地震等に対して自ら身を守り、防災に対する危機意識を高めること、②定期的な訓練をすることで、突発的な事態に対応する力を身につけることを目標としています。なお、シェイクアウト訓練の内容は地震発生直後の危機回避行動を身につけるためのもので、運動場への避難は内容に含めていません。
 4年前の熊本地震は前震・本震のいずれも夜中に起きました。学校にいる間であれば友達や先生達と一緒なので同じ行動がとりやすいと思いますが、家に居る時は異なる状況だらけです。学校外や家に居る時に地震等の災害が起きた時の対応の仕方についても、家族で話し合ってみましょう。

令和2年10月29日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その121)

 10月中に職員自主研修が数回にわたって行われました。
 内容は、Jcoss(日本語理解テスト)、絵画語彙発達検査、聴力測定、補聴器の基礎、日本語文法指導、UDトーク・IPトークの使い方等に関するもので、選択制による講座形式で開かれました。どの講座においても講師になった先生方が周到に準備をされていて、希望者だけに公開するのがもったいない程のいい内容でした。
 同時に2会場で行った講座もあるので、体が2つあれば…と思った先生方がきっといらっしゃることでしょう。
 このような研修会を自主的に計画・実施してくれる先生方が多くいることをとても頼もしく誇りに思います。
 是非、今後の研修の持ち方についても工夫していきましょう。

 
令和2年10月28日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その120)

 本年度の幼稚部、小学部それぞれの運動会が無事に終わりました。運動会の様子の紹介についてはそれぞれの学部からの便りに委ね、私からは別目線で感じたことを以下お伝えします。
幼稚部の運動会は天気の心配をせずに本番を迎えることができましたが、小学部運動会当日は前日からの雨が明け方まで降っていたこともあり、運動場での開催は無理かも…と思うくらい、トラックには水たまりがあちこちに広がっていました。
 幼稚部小学部どちらの運動会でも、全学部・寄宿舎・事務室の職員、高等部の生徒たち、はばたき校の先生や生徒さん達による早朝からのグラウンド整備やテント張り等のお手伝いのお陰で、最高のグラウンドコンディションで運動会を開くことができました。
『和』をモットーにして、お互いに支え合う雰囲気が見事に形となって表れた光景を見ながら、心地よい余韻に浸ることができました。
皆さん、これからもどうぞよろしくお願いします。

 
令和2年10月27日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その119)

 本校乳幼児教育相談室「うさぎルーム」では随時教育相談を受け付けています。しかし、本年度は新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、教育相談活動がなかなか思うように進められない状況が続いているのが悩ましいところです。
 ここ数年、教育相談のニーズが高くなっており、年間延べ1,000件ほどの依頼に対応する必要があります。そのため、新型コロナウイルス感染症対策を施しながら、個別や集団での相談活動を行っています。
 本年度は地域の保健センター等をお借りしてのサテライト教室設置が難しい状況ですので、来校していただくか電話等での相談になりますが、どうぞお気軽にご相談ください。
 さて、乳幼児教育相談室に、備品として「バランサー」(遊具)を購入しました。どんどん活用して思いっきり遊んでください。
 
追伸
幼稚部の皆さん…、大型遊具の設置はしばらく待ってくださいね。

 
令和2年10月26日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その118)

 熊聾では授業や各種研修会時にプロジェクター(投影機)を用いることがしばしばあります。聴覚に障がいのある児童生徒等に効率的・効果的に視覚情報を提供するうえで大変有効な機材であることは本校職員誰もが実感しているところです。
 しかし、使い方次第ではマイナス面が出てくることもよくあることです。本校経験が浅い方のためにあえて伝えておきたいことですが、スクリーンを鮮明に映し出すために室内の電灯を消せばとても画面が見やすくなることは間違いありません。一方で、本校では手話を用いるのが通常となっていますので、部屋を暗くすると子供たちからは手話が読み取りづらくなります。
 最近の機器は光源が強く、デイライト状態でもくっきり映せるようになってきていますので、部屋を暗くせずともくっきりと映し出せますし、或いはスライドの文字色や背景色などの色の工夫をすることで解決する場合も多々あります。
 本校の先生方、今一度、授業等の場面を振り返ってみましょうか。

 
令和2年10月23日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その117)

 10月20日(火)、本校高等部生徒が現場実習でお世話になっている熊本市学校給食共同調理場に行ってきました。
 調理場内外で、衛生面・安全面における細やかな配慮を見てとることができましたが、特に本校においても参考になる掲示物が目に留まりました。それは、調理場内の入り口に張り出されていた「手洗いに始まり、手洗いに終わる」と書かれた標語です。コロナ禍だから掲示されているということではなく、一つの作業が終わるたびに手洗いをすることがルーティンになっているとのことでした。
 本校でもコロナ禍である無しに関わらず、手洗い等衛生管理についての意識を高く持ち続けていきましょう。

 
令和2年10月22日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その116)

 10月19日(月)午後、お隣の熊本はばたき高等支援学校からパンの販売に来られました。
 はばたき校にとっては、学校外でのパンの販売は初めてのことで、どの程度売れるのかは実際にやってみないと分からないところがあったようです。そのようなこともあり、今回は本校職員のみを対象に会議室で販売会が実施されました。授業があっている中での販売会でしたので、限られた職員が買い求めに行きましたが、沢山あった約10種類のパンは20分ほどで完売しました。
 今後は、パンの種類も充実し、製造量も増え、できれば月1回程度の販売会を目指したいということです。
 熊聾にも立派な野菜ができていますので、こちらからも行商に出向いてみてはどうでしょうか?!


令和2年10月21日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その115)

 平成28年の熊本地震において、障がいのある児童等のいるご家庭が指定避難所に行くことができたかった等の事例を踏まえ、平成31年1月に熊本市と本校を含む熊本市内の県立特別支援学校4校及び熊大附属特別支援学校の間で「福祉子ども避難所」設置に関する協定を締結しました。

 協定書の締結には至りましたが、本校近隣の市民の皆さんにそのことを周知することが次の課題として残っていました。そこで、周知のための一つの方法として、この度、リーフレットを作成し近隣自治会を通じて配付することとしました。今後、熊本市と相談・協力しながら随時周知広報に取り組んでいきたいと考えています。 

 

令和2年10月20日      

熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

今、熊聾では・・・(その114)

 10月14日(水)、小学部で一人一授業公開がありました。たんぽぽ学級での道徳と小3の理科の授業が同時に展開されましたので、2つの教室を行き来しながら様子を見せていただきました。子供たちは大勢の参観があってもすっかり慣れているようで、どの子も授業に集中していました。
 今年度の本校の一人一授業公開の大きな変更点は、全学部で最低一回は「道徳」
の授業を行うことです。この日、たんぽぽ学級では先生同士の寸劇や子供たちのロールプレイングを取り入れながら、相手の立場に立って考えるよう子供たちにとって身近な状況を設定し、「やさしいきもち」「おもいやり」を学ぶ授業が展開されました。
 子供たちが今持っている優しい気持ちが、さらに実際の言動につながっていき、愛される存在に成長していくことを願ってやみません。


令和2年10月19日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

 

今、熊聾では・・・(その113)

 キンモクセイ(金木犀)の甘い香りが漂う季節になりました。
 熊聾の敷地内にもキンモクセイの木が4本あります。校長官舎にある2本の木と体育館裏の温室横のキンモクセイは日当たりが良く、今が見頃!というより、香りを楽しむには今が一番です。もう一本は中庭の保健室横にある木です。こちらの方は、まだまだ蕾(つぼみ)が沢山ついていますので、これから香りが強くなってくるでしょう。
 以前お伝えしましたとおり、技術工芸棟が今年度内に解体されることに伴い、桜の木と同じく温室横のキンモクセイは残念ながら今年で見納め、香り納めとなってしまいます。
 花が咲いている時季はあっという間に過ぎてしまいます。是非、今のうちに芳香を楽しんでください。
 

令和2年10月16日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その112)

 本年度で第3回目を迎える熊本県障害児・者親の会連合会主催による「障がい児者・家族の作文」に本校からは小・ 中・高等部合わせて12人の児童生徒が応募します。
 校内起案の時点で子供たちそれぞれが書いた作文を読ませていただきましたが、実に素直な気持ちを綴ってくれていました。身近な人に対しては「ありがとう」の一言が言い出せないことはしばしばあることですが、作文という形であれば、日頃思っていることを意外とすんなりと書けているように感じました。(先生たちの指導が当然あっていると思われますが…)
 今回応募した作品は全て冊子に掲載されるということです。他校の子供たちや成人の方の作品についても手元に届くことを楽しみにしているところです。
 

令和2年10月15日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その111)

 今月15日に開催する「幼稚部運動会」の予行練習を見学に行きました。
 幼稚部だけでの実施は初めてのことですが、子供たちにとってはプログラムの見通しが持ちやすく、とても分かりやすいものになっているようです。次から次に幼稚部のみの出番ですので、先生たちの準備も大変です。当日は、子供たちへの応援だけでなく、幼稚部職員にもどうぞエールを送ってください。
 また、予行練習を行っている傍らでは、熊本はばたき高等支援学校のクリーン班の生徒さんと先生方が、「運動場が少しでも綺麗に見えるように」と除草作業や山砂入れをしてくださいました。本当にありがとうございました。
 環境も整い、当日は好天になりそうです。10月半ばとはいえ、日中はまだまだ暑さが残っています。コロナ対策だけでなく、暑さ対策もよろしくお願いします。
 さあ、あとは本番に強い子供たちの競技・演技を楽しみに待ちましょう。
 

令和2年10月14日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その110)

 今週土曜日、10月17日に、東稜高校において「熊本県高等学校弁論大会」が開催されます。
 本校からは、高等部3年の中村さんと1年の山口さんが出場します。演題は先日校内で実施した弁論大会の時と同じテーマですが、生徒たちに聞いたところ、内容を見直し、少し肉付けしたということで、より洗練されたものになっていると思います。
 他の高校生の中に入り、人前で話すことには当然緊張が伴いますが、そのような場を踏むことや他校生徒の交流等はとても貴重な経験であり、今後様々な場面で生きてくると思います。二人とも悔いの残らないよう、しっかりやり切ってくれることを願っています。
 

令和2年10月13日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩