日誌

校長室からの便り

今、熊聾では・・・(その369)

 毎年2月に開催されていました熊本中央ライオンズクラブ主催の招待スケートですが、昨年はコロナ禍のため中止となりました。

 今年こそとライオンズクラブの方々も開催に向けた準備を進めてこられたそうですが、オミクロン株による感染者の急増のため、今年も中止となることが決定されました。

 ただ、今年は招待スケートに替えて、過去の招待スケートの動画を編集され、後日学校に送ってくださるそうです。

 本校の子供たちのために、あの手この手で支援をしていただいていることに心感謝いたします。

 
令和4年1月21日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その368)

 

 昨日、幼稚部の各クラスを回りました。

 赤組(3歳児)の子供たちは高等部のお兄さんお姉さんが作ってくれた「毀滅の刃」の衣装を着て追いかけっこをしていました。ぽかぽか陽気のもと、走るだけで楽しそうな子供たちです。

 青組(4歳児)では、3学期から新しく入った女の子が、「こうちょうせんせ~い!」と呼んでくれるほどすっかりクラスに打ち解けていて、活動に落ち着いて参加していました。

 緑組(5歳児)では、間近に迫ってきている卒業までの活動や小学生になる意識を高めながら見通しをもって活動していました。

 クラス(年齢)それぞれに、今の時節に応じてしかも着実・元気に活動している様子を見てとても頼もしく思いました。

 
令和4年1月20日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その367)

 新型コロナウイルス感染症第6波による影響が熊本県内にも及んできています。

 近日中に「まん延防止重点措置」が適用される見込みであり、本校では各学部行事や会議、研修等の開催方法の見直しを進めているところです。やむを得ず、急な変更等を迫られるかと思いますが、どうか御理解と御協力のほどよろしくお願いいたします。

 
令和4年1月19日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

今、熊聾では・・・(その365)

 1月11日(火)、本校高等部生徒の保護者でいらっしゃる乗富秀人氏を講師としてお招きし、「手話で生きる」という演題で御講話をいただきました。

 乗富様には日頃から乳幼児教育相談や幼稚部の保護者さん向けの手話講座を務めていただいており、大変お世話になっております。

 今回は、御自身の生い立ちや聾学校で受けてこられた教育(聴覚口話法)の実際、海外での様々な経験等についてお話をいただきました。また、お話の後半では私たち教職員に向けて、「聴者として何のために生まれてきたのか」という問いかけをされました。その問いに対する明確な答えをすぐさま思い浮かべることができず、心を揺さぶられた職員は多かったように思います。

 私たちが意識せずに育ってきた「聴文化」のことを尊重したうえで、「ろう文化」「手話」についても尊重していくべきであることを突き付けられたように私は感じました。

 
令和4年1月18日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その364)

 全国交通安全運動に合わせた取組みの一つとして、熊本市東区土木センターが、本校正門から北に位置する東町団地・第二高校・本校との交差点に常設式の交差点ハンプが設置されます。昨年、本校正門前に設置されたものと同様のものです。
 この交差点ハンプを設置することにより、自動車の走行速度の低減を図るとともに歩道と横断歩道の段差を減少させ、横断歩道の通行がスムーズになります。

 自動車やバイクでで走行される保護者・職員の皆様、交差点での減速をくれぐれもよろしくお願いいたします。

 
令和4年1月17日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その363)

 本校の学校運営協議会の委員でいらっしゃる小野康二様から、図書を2冊贈呈していただきました。そのうちの一冊「図書館のアクセシビリティ」からは、障害者から見た図書館のアクセスや利用のしやすさ等について学ぶことができますし、熊本県聴覚障害者情報提供センターのこれまでの取組、そしてこれからの取組などについて小野様が執筆されています。

 また、もう一冊の「日本の図書館の歩み」の中にも聴覚障害者情報提供施設が担っている役割等について小野様が執筆なさっています。

 本校図書館の蔵書として大切に保存させていただきます。 

 
令和4年1月14日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その362)

  昨年末に工事が完了していた管理棟トイレですが、3学期から使えるようになりました。工事前までは管理棟トイレは1,2階だけに設置されていましたが、今回の営繕工事で3階部分にもトイレが設置され、動線的にもかなり使い勝手が良くなっています。

 トイレの中の空間は広くなり、もちろん便器も新調されました。ある先生が「トイレに行くのが楽しくなりました~」と言われるほど、居心地の良い場所に様変わりしています。

 

令和4年1月13日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その361)

 1月11日(火)、3学期の始業式を行いました。

 2学期の終業式は久しぶりに全学部合同で行うことができ、喜んでいたところでしたが、新年に入ってからの新型コロナウイルス感染症第6波到来により、3学期始業式は幼・小・中高と3回に分けての開催となりました。

 小中高生に向けては、「BIG BOSS」(新庄剛志新監督)の話題と動画を少し紹介し、私からのメッセージを伝えました。

 また、今月から幼稚部には新しいお友達が増え、幼稚部在籍者数は21人、学校全体では88人となりました。

 あっという間に過ぎてしまう3学期ですので、一日一日を大切に過ごしていきたいものです。

 
令和4年1月12日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

今、熊聾では・・・(その360)

 昨年末、職員駐車場の水たまり解消のために、砂利入れ作業を急遽行いました。

 作業のための呼びかけに、寄宿舎からも応援の先生が駆けつけてくださるなど、一声かけると気持ちよくサッと集まってくださる先生方の機動力と協力体制には感謝しかありません。

 トラック3台分の砂利入れ作業も、短時間でスムーズに終えることができました。

次に控えているのは、体育館裏の畑跡と温室跡地の整備です。

 
令和4年1月11日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その359)

 12月21日、熊本県キッズサッカー協議会様から小学部児童にクリスマスプレゼントが届けられました。また、22日には「ゆめマートユニオン」様から全幼児児童生徒にクリスマスケーキを贈呈していただきました。

 いずれも本校が長くお世話になっている方々です。

 子供たちへの一足早いクリスマスプレゼントをありがとうございました。

 プレゼントを手にした子供たちの笑顔が浮かんできそうです。

 

 さて、校長室からの便りですが、年内掲載は本日分が最後となります。

 次号は、3学期始業式以降になります。

 
令和3年12月24日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その358)

 第4回「障がい児者・きょうだい・両親の作文発表会」テーマ『ありがとう』において、本校高等部水本さんの作文が最優秀賞を受賞しました。

 この作文発表会は3年前から始まったものですが、昨年からはコロナの影響により、発表会は行われず作文集配付という形になっています。主催者である熊本県障害児・者親の会連合会会長の坂田様のお話によれば、水本さんの作文には、審査者全員が高得点をつけていただいたそうです。

 水本さんの作文はこちらから閲覧可能です。

  ↓

https://sh.higo.ed.jp/kumaro/blogs/blog_entries/view/114/2352d0f5779ed454dd847be0c3ee9a34?frame_id=88

 
令和3年12月23日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その357)

 12月20日(月)、高等部生徒会主催によるスポーツ大会が開かれました。

紅白に分かれ、生徒だけではなく職員もハチマキを締めて参加し、賑やかな大会になりました。

 午前の部では、ポートボール、ソフトバレー、人借り競争、午後の部では大縄跳び、綱引き・リレー、と全員が楽しめる競技を生徒会執行部が考えてくれました。お陰で、生徒・職員の歓声が飛び交う催しとなり、終始盛り上がりました。

 午後の部からは中学部生徒も参加し、中高間の親睦を深める良い機会にもなりました。

 みんな、ありがとう。

 
令和3年12月22日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その356)

 中学部修学旅行2日目は、「天草ロザリオ館」「大江天主堂」「﨑津天主堂」を午前中に廻りました。ロザリオ館には、祈りを捧げるための隠し部屋が再現されています。江戸幕府による厳しい弾圧下にあっても、密かに信仰を続けた人々の苦しみ悲しみ、そして逞しさや強さを感じました。必見の価値ありです。
 また、午後は高浜焼の窯元で絵付け体験をさせていただき、生徒共々思い出づくりもできました。

 今回の旅行では、同じ熊本県内に居ながら、足を運ぶことがほとんどない場所に行くことができ、本当に良い学習ができました。

 3日目、生徒たちはボルダリングに挑戦‥レベルを少しずつ上げていき、腕全体がヘトヘトになるまで頑張っていました。おそらく翌日は凝りまくったことでしょう。インストラクターのお兄さんからは、熊聾からの修学旅行団に対応するために事前に手話を学んだり、筆談用具を用意されたりしたことを聞きました。有難いことで、とても嬉しくなりました。

 3日間の食事も格別で、思い出に残る美味三昧になりました。お裾分けとはいきませんが、写真でどうぞ‥

 
令和3年12月21日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その355)

中学部修学旅行①

 中学部2・3年生は、12月15日から2泊3日の旅程で天草方面に修学旅行に出かけました。
 1日目は「天草四郎ミュージアム」、「富岡城跡」「苓北町歴史資料館」を訪ね、天草の地に刻まれたキリシタン史を中心に学びました。教科書での学びと実地での見聞を併せることで、興味が湧き
、知識がより確かなものになるように思いました。
 車中で雲仙普賢岳を眺めながらの雲のできかた講座、石垣や石畳を凝視しながらの鉱物ラーニング、植物観察、砂州のこと等々、いろんな学びがありました。
 生徒たちは帰ってからのまとめが大変かも‥

令和3年12月20日     
熊本聾学校 校長 五瀬 浩

今、熊聾では・・・(その354)

 管理棟の廊下の幅を狭くしていた仮囲いが外され、トイレ工事の終了が見えてきました。新調されたトイレは12月末からは使用できる予定です。

 こちらの工事はやがて終わるのですが、先週末に共同教育センター棟に新たな仮囲いが施されました。これは、共同教育センター棟にエレベーターが設置されるためのもので、3月までは工事が行われます。

 日中、大型車両の出入りがありますので、特にグラウンド手前の通路を通る際には注意が必要です。

 皆様の御協力をどうぞよろしくお願いいたします。

 

 追伸

 明日から3日間、中学部修学旅行に同行しますので、その間は校長室からの便りはお休みさせていただきます。 


令和3年12月14日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その353)

 12月10日(金)、小学部では持久走大会を行いました。

 当日朝方までは降っていた雨が上がり、気温は高すぎず、低すぎず、絶好のコンディションで臨むことができました。

 それぞれの学年に応じた距離をどの子も完走することができました。去年まではペース配分ができなかった子がペースを考えながら走っていたり、高学年ではタイムより順位を気にしながら走っている様子が見られたり、腹が痛いのに耐えながら歯を食いしばって走っていたりと、全員が成長している様子を見ることができました。

 応援していただいた保護者の方々は20人を超えていたようです。ご参観くださり本当にありがとうございました。

 
令和3年12月13日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その351)

 12月7日、中学部の教室を回りました。1,2年生は生徒会役員選挙に向けた準備と練習を、2,3年生は来週実施予定の修学旅行を前に、事前学習を進めていました。

 1年生は、どの生徒も皆、真剣な眼差しで取り組んでおり、生徒のひたむきさと頼もしさを感じました。

 2,3年生の生徒たちの関心が高いのは、食事やお土産のこと…?!

 予算やインターネットで調べた資料をもとに、楽しげに先生や友達と相談していました。私も2泊3日の修学旅行に同行します。生徒・先生たちとの道中をとても楽しみにしています。

 
令和3年12月9日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その352)

 小学部の取組として、北海道の旭川聾学校、愛知県の岡崎聾学校、島根県の浜田ろう学校、筑波技術大学、そして本校が連携しての「ペンタゴンプロジェクト」が今年からスタートしています。これまで、浜田ろう学校で収穫したひまわりの種を各学校で栽培するなどの取組を行ってきましたが、12月7日(火)に子供たち同士の初めての顔合わせとなるオンライン交流を行いました。

 本校からは小学部4,5年生9人が参加し、1時間の交流を楽しみました。各学校からの地域や学校紹介&質問コーナーがあったり、ゲーム交流があったりと、はじめは緊張していた子供たちですが、次第に盛り上がりを見せていました。

 今後は、子供たちの意見やアイデアも取り入れながら、将来的には授業交流等にも繋がっていければと思っています。

一昨日の熊本日日新聞朝刊に当日の様子が掲載されましたので、まだ御覧になっていない方はどうぞ御一読ください。

 
令和3年12月10日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その350)

 12月1日、PTAと進路指導部の共催で小学部4年生以上の児童と中高生、そして保護者を対象に「スマホ・携帯安全教室」を開催しました。

 講師としてKDDI(株)のタンジ紅子さまをお迎えし、携帯・スマホの課題について理解を深め、児童生徒一人一人が危機意識を持つことを目的に開催したものです。

 当日は講話だけでなく、多くの動画を提示していただきながら、SNSを通じて知り合った相手との関わり方や、「スマホ依存症」の恐ろしさなど、被害者になってしまった時の恐怖と絶望感を忠実に御教示していただきました。

 これからの時代、子供たち自身が危機回避できる能力が求められています。御家庭でも折に触れ、このことに関しても話題にしていただきながら学校と連携し、子供たちの理解を深めて参りましょう。

 
令和3年12月8日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その349)

 12月2日(木)、本校卒業生(令和元年度卒)で、現在、肥後銀行に勤めている西垣さんと上司の方2名が来校されました。西垣さんの職場での頑張りを高く評価していただいていることを上司の方から伺い、とても嬉しくなりました。せっかくの来訪でしたので、高等部生徒たちとの対面の場を休み時間に設け、在学当時の担任である藤原先生から西垣先輩の紹介をしました。

 照れ屋の西垣さんですが、職場での「あいさつ」の大切さを語ってくれました。また、寄宿舎での生活が職業人となった今、大変役に立っていることを話してくれたことは更に嬉しいことでした。

 次回熊聾に来ていただくときには、しっかりと時間をとって後輩向けに講話をしてもらいたいと思っています。西垣さん、そのときはどうぞよろしくお願いします。

 
令和3年12月7日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩