令和5年度 熊本西高等学校 2学期終業式「 講話 」

 皆さん、改めまして、おはようございます。季節は巡り、長い厳しい暑さの夏から、束の間の秋を経て、今は底冷えのする冬を迎えています。早いもので、今日は、2学期の終業式を迎えました。

 まず、2学期を振り返りますと、8月24日に始業式を行い始まった2学期は、学期初めの8月末から9月は、酷暑の日が続く中で授業が始まり昨日まで行われました。主体的に深い学びができたことと思います。学校行事としては、10月の創立記念祭、11月のチャレンジウォーク、12月の修学旅行等、次から次へと実施されました。行事によっては、生徒会や各種委員会の皆さんが、企画・準備や行事開催に仲間と協力して力を注いでくれました。また、部活動については、2学期に新人大会をはじめ各種大会が開催されました。本校から各部の部員が大会に臨み善戦し、優秀な成績を収めてくれました。先程の表彰式からも分かりますが、学校行事や部活動等、2学期において、西高生の多くの活躍が見られました。

 さて、皆さん一人一人は、1年生として、2年生として、そして3年生として、自分自身で2学期を振り返っていかがだったですか。

 1年生、中学生という殻から抜け出して、真に名実ともに高校生となり、学校生活を充実させてきたことと思います。今後、責任ある行動をとり、西高生として、さらに励んでください。

 2年生、西高での学習活動を起動させていくエンジン的な存在として努力してきたことと思います。今後、学校の中核としての役割を担う中で、それぞれの自分自身の力を発揮してください。

 3年生、進路実現に向けて全力を尽くしてきた学期であったと思います。「進路先が決定した人」や「自分の方向が決まりつつある人」は、今後をしっかりと見据えて必要な準備を計画的に進めてください。まだ、「進路先が決定していない人」、これから、「大学入学共通テスト等にチャレンジする人」は、この冬休みを最大限に活用してください。目標達成に向けて、さらなる力を蓄えていきましょう。

 次に、「冬休みの過ごし方」についてです。2学期が終わり、いよいよ冬休みが始まります。冬休みを迎えるにあたり、至極当然のことですが、2つのことを参考にしてほしいと思います。1点目としては、「習慣化」についてです。「習慣が人をつくる」と言われます。自分のなかなか取り掛かりが難しい事、取り掛かりができても続けることが容易ではないことも、習慣化することにより、取組を継続することができて、成果を上げることに繋がります。自分がやるべきことを思うように進まない時に、上手に習慣化させることを試みてください。2点目は、「時間管理」についてです。「時間の使い方が人を成長させる」と言われます。冬休みの期間は、学期中の期間と比較すると、自由になる時間が多くあります。自分の時間を何かに流されるのではなく、意味のある時間、学びのある時間にしていきましょう。大切な自分の時間の主人公になるよう、上手にコントロールしてください。以上、「習慣化」と「時間管理」について、冬休みの生活を送る上で参加にしてください。

 最後に、くれぐれも、心と体の健康と交通事故はじめとする事故防止に十分に留意しながら冬休みを過ごしてください。今年、令和5年も、残すところ、あと十日余りとなりました。光陰矢の如しとはよく言ったものですね。皆さん一人一人、残りわずかとなった年末の日々において、令和5年(2023年)のよい締めくくりを行い、来年に向けて新たな抱負を掲げる準備をしてください。そして、新年(令和6年)を迎えて、1月9日の3学期始業式には、元気な姿で再会できることを期待して「講話」を終わります。