2018年8月の記事一覧
第35回 日韓交流
第35回 日韓視覚障がい青少年プログラムを終えて
7月31日(火)、熊本ワイズメンズクラブと熊本YMCAの共催による「日韓視覚障がい青少年交流プログラム」が、盲学校で行われました。
今年度は、韓国の大邱光明(テグ クアンミョン)学校から5人の高校生と4人の教職員が、YMCA関係者や熊本ワイズメンズクラブの方々と来校され、音楽やスポーツを通して和やかに交流が行われました。
【音楽交流の様子】
本校からはアンサンブル部による演奏を行いました。音楽室での実施ということもあり、打楽器の迫力ある演奏や高等部女子によるソプラノの独唱に、光明学校からはたくさんの拍手をいただきました。
続いて光明学校からは、オカリナとギターの演奏がありました。オカリナのやさしい音色に一同癒されました。次に、韓国では誰もが知っているポップな曲など2曲のギター演奏がありました。
初めは緊張が隠せなかった生徒たちも、お互いの校歌を交換しあう頃には、笑顔が見られるようになり、和やかに午前中の交流が終わりました。
【スポーツ交流の様子】
午後からは場所を移して、卓球バレーとサウンドテーブルテニス(STT)でのスポーツ交流を行いました。
光明学校の生徒たちは、卓球バレーの板を触ることが初めてで、戸惑っているような姿も見られました。しかし、通訳の方の説明を聞きながら、生徒同士でルールの確認を行い、声を掛けあいながら、徐々に楽しむ様子が見られました。最後に行った試合では、光明学校の生徒たちに圧倒されてか、盲学校チームが惜しくも敗れるという結果に終わりました。
その後は、STTを行いました。光明学校の先生方もとても興味を持たれ、生徒の休憩時間にラケットを持って実際に体験される方もいらっしゃいました。光明学校の生徒の中には、STTのルールを知っていたり、実際にやったりしたことのある生徒もおり、前半に行われた卓球バレーの空気感そのままに、テレビ等で観る日韓戦のような盛り上がりの中で試合が行われました。
どの生徒たちも、笑顔の中にも真剣な表情で取り組み、交流を楽しんでいる様子がとても印象的でした。
最後に、閉会式を行いました。このころには全員がすっかり打ち解けた様子で、お互いに英単語を駆使して会話をし合う生徒たちの姿が多く見られました。
最後にお土産の交換が行われ、再会を約束して、充実した交流会が終了しました。
熊本県教育情報システム
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管理責任者
校長 仲山 加津恵
運用担当者
情報部