高等部より
居住地校オンライン交流
2月13日(月)に、生徒の居住地であった岡山盲学校の生徒のみなさんとオンライン交流を行いました。
生徒たちは自己紹介から始まり、今年度の行事の様子や進路などについてたくさんお話しする機会をいただけて、とても充実した楽しい時間を過ごすことができた様子でした。
それぞれの様子を伝え、知り合うことで旧交を温め、将来に向けて励みとなる機会だったことと思います。
高等部生徒会役員選挙
令和5年1月18日(水)に、高等部生徒会役員選挙が行われました。この選挙は令和5年度の新役員を選出する選挙です。
今年度は、会長1名、副会長2名の定員に対し、会長に2年女子生徒1名、副会長に1年男子生徒2名の計3名の立候補がありました。そこで今回は、過半数の信任を得たら当選となる「信任投票」となりました。 また、2名の生徒がリモートでの参加という、生徒会選挙始まって以来の開催となりました。
3名の候補者は、選挙管理委員長の説明の後、立会演説で立候補に至った経緯や、生徒会や学校への熱い思いをそれぞれ伝えました。その後、別室に設けた投票所で、一人ずつ投票をしていきました。シーンと静まり返った投票所では、よい緊張感があり、真剣に投票する生徒の姿がありました。
投票終了後、すぐに開票が行われ、3名とも信任されました。後日、現会長、現副会長から新会長、新副会長への引継ぎ式が行われる予定です。
高等部の新会長、副会長を中心として、高等部みんなで盲学校全体を盛り上げてほしいと思います!
明るく元気いっぱい 高等部A2組 作品展!!
高等部A2組では生活単元学習の時間に作品展を開催しました。昨年度から今年度にかけて制作した、フォトフレームや立体コピーをした野菜スタンプ、ポスター、成長の記録のスライド発表を行いました。作品展をするにあたって、これまで「おもてなし」について考え、みんなでアイデアを出し合い、招待状や記念品づくりに取り組んできました。
作品展当日は、生徒はそれぞれのブースの作品紹介を担当し、来場した職員に積極的に関わり、作品の説明をすることができました。作品を通してこれまで取り組んできた成果を発表することができ、とても達成感を感じている様子でした。
令和4年度熊本県がんばる高校生表彰式に参加
11月17日(木)熊本テルサにて、「 令和4年度熊本県がんばる高校生表彰式」が行われました。
今年で14回目となるこの表彰式は、学業、スポーツ、文化活動等において、他の生徒の模範となる高校生の功績を讃え、表彰するとともに、将来の夢の発見、挑戦、実現を応援することを目的に実施されています。
本校からは、高等部普通科3年の土田さんが「がんばる高校生」として表彰されました。
土田さんは、全国盲学校通信陸上競技大会の円周走2年連続上位入 賞や先日の少年少女俳句会の受賞を始めとする数々の受賞歴あることや、アンサンブル部やフロアバレーボール部での活動、 生徒会長等の活動実績が評価されました。
蒲島郁夫県知事から直接表彰状を授与され、緊張の様子でしたが、賞状を片手に喜びいっぱいでした。
式の中では知事の講演もあり、「逆境のなかにこそ夢がある」という演題で、人生の可能性は無限大なので夢をもち一歩踏み出すことの大切さや夢に向かって120%の努力を惜しまず頑張ることの大切さについて学びを得ました。
今後も出会いや経験・学びを自分の夢への原動力にして、更なる挑戦を期待するとともに、後輩たちも先輩たちに続き、活躍の場をどんどん広げていってほしいと思います。
ある日の生物基礎の授業~実物や立体模型の重要性~
「これは、何でしょう?」
正解は、生物基礎で出てくる「バクテリオファージ」の一種です。
大腸菌などの細菌に感染して増殖するウイルスです。
DNA研究の歴史を学ぶ際にでてきます。
ここで、内容については深く述べませんが、点図で描かれるとこのような写真のようになります。
特徴的な形なので分かりやすい方ではありますが、平面図のため奥行きなどは点字使用の生徒たちにとってはイメージしづらいのが現状です。
1枚目の写真のように、立体模型があれば点図のみよりも格段に理解が進みます。
この模型ですが、私物で実はカプセルトイの「ガチャガチャ」の製品。
既習の内容でしたが入手できたため、生徒たちにお披露目も兼ねて「これは、なんでしょう?」クイズを出してみました。
なかなか点図と模型が一致していない様子でヒントを少しずつ出しつつ、徐々に、「あぁ~。あれ!あれ!」「そうあれ!」「なんだっけ」「あれなんだけど・・・えっと」なかなか名前まではでてきませんでした。
でも、一人が教科書から探し始めたら、次々に調べ始め、「あーそうだった。ファージ!」「バクテリオファージ!」あっという間に正解にたどり着いてくれました。
中には「こんな形だったんだ~」という生徒も。なかなか点図だけでは、正しく理解することができていないのだと気づかされ、実物や立体模型の重要性を改めて感じた日でした。
熊本県教育情報システム
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管理責任者
校長 仲山 加津恵
運用担当者
情報部