2020年6月の記事一覧
慈愛園における花壇作製【土木科施工班】
期 日 2020年6月29日(月) 4限目~6限目
場 所 社会福祉法人 慈愛園
対象学年 土木科3年 施工班(16名)
協力会社 アウテリアタイガー株式会社
アウテリアタイガー(株)の協力のもと、社会福祉法人 慈愛園内の施設であるパウラスホームの花壇造りを行いました。本実習は、計5回計画されており、今回はその1回目でした。1回目の実習は、現地調査及び簡単な測量、立面図の作成を行いました。趣味で行う家庭菜園等と異なり、ガーデニングのプロによる実技指導です。専門的な知識や技術を身に付けると共に、社会人としての礼儀等についても、しっかり学んで欲しいと思います。
実習に先立ち、開会行事を開いていただきました。写真は開会行事の様子です。
この日は、雨が降り、立面図の作成等、実習ができるか心配でしたが、なんとか最後まで実習を行うことができました。
トータルステーション実習【土木科】
期 日 2020年6月29日(月) 4限目~6限目
場 所 熊本工業高校内ピロティー
対象学年 土木科3年生コンサルタントコース
協力会社 株式会社水野コンサルタント
コンサルタントコース2班に分けて、UAV測量班(旭測量設計株式会社)と校内測量班(株式会社水野建設コンサルタント)に分けて実習を行う予定でしたが、雨天により実施できませんでした。水野コンサルタント様のご厚意で、体育館下ピロティーでトータルステーションの据付けと2対回の練習を行いました。
トータルステーションは自動視準機能がついており、ボタンを押すと自動回転を行うもので、生徒は初めて触れる器械に驚いている様子でした。
次回の予定はUAV測量実習を益城潮井公園で行い、校内測量班は基準点測量(TS)を熊本工業高校内で行う予定です。
コンサルタント業者による講義【土木科】
期 日 2020年6月24日(水) 5限目~6限目
場 所 熊本工業高校土木科CAD室
対象学年 土木科3年生コンサルタントコース
協力会社 株式会社水野コンサルタント、旭測量設計株式会社
コンサルタントコースでは、UAV測量班(UAV測量・地上レーザー測量)と校内測量班(基準点測量・水準測量・路線測量・縦横断測量)の2班に分かれ、2社のコンサルタント会社の指導の下、測量実習を行っていきます。
今回は、2社の方に来ていただき、これから行う実習の講義をしていただきました。難しい内容もありましたが、質問等にも気軽に答えていただきました。
講義内容
株式会社水野コンサルタント
・測量とは
・測量の順序
・基準点測量
平面直角座標系、路線説明、観測及び許容誤差、
・水準測量
・路線測量
・地上レーザー測量
旭測量設計株式会社
・UAV自律飛行
・自律撮影支援アプリ説明
・国土交通省飛行情報共有システムについて
・飛行計画
次回の予定
UAV測量班はUAV測量実習を益城潮井公園で行い、校内測量班は基準点測量(トータルステーション)を行う予定です。
非破壊試験班 特別授業第1回(劣化調査・診断)【建築科】
1 日 時 令和2年6月23日10時から13時まで
2 会 場 熊本工業高等学校 CAD室、熊工寮(熊本県熊本市中央区上京塚町5番1号)
3 目 的
実際に業務としておられる技術者の方々から、鉄筋コンクリート構造物の①地震被害の差はなぜ起こるのか、②建築基準法の考え、③地震被害の要因(地震地域係数、整形性、構造)の基本的な考えの学習④適切な改修補強工法の選定ができるようになることで、新築から維持・改修そして解体に至る建物のライフサイクル全般にわたる建築技術者としての基礎的な知識・技術の習得になる。また地震災害時には技術者として最も大切な「建物として安全に使用出来るのか?」等の判断基準を学ぶことで災害対応型エンジニアとしての基本を習得する。
4 内 容
(1) 日 程
10:00~11:00 地震地域係数やピロティについての講義 (CAD室)
11:00~12:00 改修補強工法や維持・改修ついての講義 (CAD室)
12:00~13:00 建築物の劣化(剥離、爆裂など)視察 (熊工寮)
(2) 方 法
CAD室のプロジェクターを用いて、住商産業株式会社会長の内田大和様より鉄筋コンクリート構造物の地震被害の差と建築基準法の考え、地震被害の要因、適切な改修補強工法の選定の講義を2時間していただいた。その後、実際建築物の劣化を見るために、熊工寮を視察。軒裏の剥離の説明や非常用階段の壁の浮きを打診棒を用い、確認するなど1時間の実習を行った。
(3) 参加者 建築科3年生課題研究「非破壊試験班」8名、職員2名
5 評価(アンケート調査)
生徒8名へのアンケート調査
6 生徒の感想
今までの課題研究の授業を通して、特別授業に向けた調べ学習や本校敷地内において校舎の劣化状況の目視調査などを行ってきた。生徒の感想の中に、「今まで知っていた耐震について、より詳しい内容の知識を得るができた。実際に働いている方々の話を聞けて良かった。現場監督の仕事に就くことができたら、コストがかかっても強く、安全な建物をつくっていきたいと感じた。法律通りに建物をつくったとしても、それが本当に安全かどうかを最終的に技術者として、自分たちで判断する必要があることを学んだ。実際に災害が起きたときに、安全な建物かどうかを判断できるようになりたい。」などの言葉があった。生徒にとっては、普段の授業ではできない貴重な経験をすることができたと思う。また、講義や実習に取り組む生徒の姿勢もとても積極的で、講義と実習の内容が面白く楽しかったと感想を述べていた。
近年、建築業界では“新築”から“改修・補修”へと需要が変わってきており、非破壊試験は今後さらに必要とされる分野になるだろう。この事業を通して、今まで以上に生徒に興味・関心がわいたのはもちろんであるが、県下高校教育の活性化にもつながる機会でもあったと思う。
講義の様子
講義の様子
建築物劣化の説明 (熊工寮軒裏)
打診試験実習 (熊工寮非常用階段)
熊本県庁危機管理防災課訪問【土木科】
期 日 2020年6月17日(水) 5限目~6限目
場 所 熊本県庁危機管理防災課訪問
対象学年 土木科3年生防災マネージメントコース
協 力 熊本県知事公室 危機管理防災課
講 師 熊本県知事公室 危機管理防災課 主幹 西浦裕一 様
防災マネージメントコースでは、土木系公務員を目指す生徒が、自然災害から住民の方の生命、財産を守るためにどうすれば良いのかを研究しています。今回は、県庁の危機管理防災課を訪問しました。危機管理防災課では、熊本県地域防災計画に基づいて、写真の部屋(防災センター)を中心に有事の際には、各方面から情報を集めて、市町村への災害情報を出しているそうです。熊本地震の際にも、ここが災害対策本部となり、被害情報を収集し、適切な支援を行えるよう各方面の専門機関と連携して災害対策に当たったそうです。SPHが始まってから毎年防災マネージメントコースでは、ここを訪れて、公務員としての役割や使命を学んでいます。
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