建設工学科ブログ

カテゴリ:授業

野球部バス駐車場工事2

 前回、9月17日までに舗装予定の半分について、掘削作業およびクラッシャラン(砕石)の敷均しおよび転圧を終えたところまでをお伝えしました。
 9月21日より本校体育大会の練習が始まりましたが、体育大会当日までに舗装を終えてほしいとの校長先生の要望により、何らかの理由で練習に加われない生徒および手の空いた職員総出で、9月22日、コンクリートの打設を行いました。使用したコンクリートは1.75m3でした。
 体育大会練習中の9月24日、生徒諸君と手の空いた職員が残り半分の掘削作業にあたりました。ツルハシやスコップによる掘削作業のため、舗装面を18cmの深さに掘るのに3時間ほどかかりました。大変な作業であったため、写真を撮るのも忘れて作業に取り組みました。体育大会の練習が本格的に始まったため、これ以上の工事は無理と判断し、体育大会後に舗装工事をすることにしました。
 体育大会も終えた10月5日、実習の時間を利用して掘削面にクラッシャラン(砕石、10cm厚)を敷均し、転圧しました。そこに、鉄網を設置し、コンクリートを打設しました。使用したコンクリートは1.5m3 (厚さ8cm)でした。
 また、駐車場の横には、以前、グラウンド改修工事をした際の残土が無造作に積んであったため、コンクリート実習(コンクリート曲げ強度試験)で使用したコンクリート片を利用して整備しました。これで野球部バス駐車場は完成です。
 コンクリートを打設すると、すべてが見えなくなります。しかし、工事に携わった生徒諸君、本校職員は達成感に満ちあふれていました。これは、工事に携わった人間にしかわからないものです。自分が作ったものが長い年月利用されると思うとワクワクします。しかし、疲れました。

バス駐車場1 バス駐車場2

バス駐車場3 バス駐車場4

バス駐車場5 バス駐車場6

バス駐車場7 バス駐車場8

バス駐車場9 バス駐車場10

バス駐車場11 バス駐車場12

バス駐車場13 バス駐車場14

野球部バス駐車場工事1

 建設工学科の3年生では、現在、野球部のバスを駐車するスペース(体育倉庫横)のコンクリート舗装に取り組んでいます。体育倉庫周辺は、以前アスファルトされましたが、なぜか野球部がバスを駐車するスペース(体育倉庫入り口)は舗装されませんでした。そこで、建設工学科がコンクリート舗装をしようということになり、3年生の実習や課題研究の時間に実施しています。
 8月17日現在までの工事の進捗状況は、舗装面の半分について地面の掘削(16~20cm)、砕石(厚さ約8cm、1.5m3)の敷均しおよび締固め、鉄筋の配筋が終了しました。9月21日から体育大会の練習が始まりますが、その日の午前中にコンクリートを打設する予定です。体育大会終了後には残りの半分の工事に着手します。引き続き、工事の状況をホームページで報告します。

バス駐車場1 バス駐車場2

バス駐車場3 バス駐車場4

バス駐車場5 バス駐車場6

バス駐車場7 バス駐車場8

フラワースタンド製作、寄贈

 球磨工フェスタで販売したフラワースタンドが本校育友会会長の目にとまり、2月21日(日)に開催される「第7回ひとよし春風マラソン」のゴールゲートに展示したいとの依頼を受け、課題研究の授業を利用して3年生12名がフラワースタンドを30台製作しました。

 2月5日(金)に商工会議所で行われる実行委員会で寄贈式が執り行われました。3年生2名が代表として参加し、人吉市長へ寄贈しました。市長からは、日頃の工業生の活躍を褒め称えていただき、感謝の言葉を頂くことができました。ひとよし春風マラソン大会当日には、菜の花を植えたプランタを乗せたフラワースタンドが開閉会式場並びにゴールゲートに展示され、イベントに花を添えました。(写真は、生徒が人吉市長にフラワースタンドを手渡すところ。)

フラワースタンド

本校グラウンド多目的施設基礎工事

基礎工事について
 同窓会から創立記念事業の一環として寄付をいただき、本校グラウンドに授業や部活動中の生徒を突然の雨や熱中症等から守るための施設をつくることになり、基礎工事を建設工学科が担当しました。
 施設の基礎は、長さ:500cm、幅:50cm、高さ:65cmの直方体が2箇所となり、工事は2ヶ月半にも及び、使用したコンクリートはのべ4000リットルになりました。これほどのコンクリートを使用したのは建設工学科始まって以来のことであり、このとき、グランド改修工事のためミキサー車が近くまで寄せられず、人力で運ぶこともありました。
 基礎完成後、建築科によって上部構造が組み立てられ、基礎部のほとんどは土の中に埋め戻されました。建設工学科の生徒の苦労は、二度と誰の目にも触れることはありませんが、せめてホームページで、建設工学科の生徒達の頑張りを見てください。

基礎工事の記録
・床堀(とこぼり)
 地盤を計画面より掘り下げ、平らに仕上げます。(写真左:床堀後)
・砕石敷き込み(さいせきしきこみ)
 基礎内部に砕石を敷き込み、基礎が沈まないように、十分にプレート(右の写真の機械)などで押し固めることを何度も繰り返し行い、基礎に必要な地耐力を出します。(写真右:プレートでの押し固め)
多目的施設1   多目的施設2

・捨てコンクリート打設(すてこんくりーとだせつ)
 砕石の上に生コンクリートを流し込み、平らに仕上げます。このコンクリートは、強度を出すことより、型枠や鉄筋の設置を容易にすることを目的としているため、捨てコンクリートや捨てコンと呼ばれます。(写真左:ミキサー車登場、写真右:コンクリートを平に仕上げる)
多目的施設3   多目的施設4

・配筋(はいきん)
 鉄筋コンクリート工事において設計図通りに鉄筋を配置することを配筋と言います。
・型枠組み(かたわくぐみ)
 所定の形にコンクリートを打ち込むのに用いる、木材や金属で組んだ仮設の枠を、型枠と言います。
・コンクリート打設(こんくりーとだせつ)
 型枠にコンクリートを流し込み、平らに仕上げます。打設とは、建設現場でコンクリートを流し込むことです。(写真左上:配筋、型枠組みを終え、コンクリートを流し込んでいます、写真右上:金ゴテでの仕上げです、写真下:完成した基礎は土の中、今この姿を見ることはできません)
多目的施設5   多目的施設6

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