2023年6月の記事一覧
「お互いを大切にして よりよい関係を築くために」
6月15日(木)、1年生の性教育講演会(DV未然防止教育)を実施しました。
NPO法人DV対策・予防センター九州の 原 健一 理事長をお招きし講演をしていただきました。
演題 「お互いを大切にして よりよい関係を築くために
~交際相手相手からのDV”デートDV”について~」
高校に入学し男女交際なども気になる時期だと思いますが、相手を思いやる気持ちや自分を大切にすること、誰かに相談するというメッセージを受け取り、自分のこととして考えてくれたのではないかと思います。
☆★生徒の感想☆★
・家庭基礎でDVについて学び、ある程度の内容は知っていたけど、デートDVはどんなものなのかや、DVに至るまでのこと、心理的安全性がDVに大きく関わっていることを初めて知ることができました。将来、自分の大切な人を暴力で傷つけたり、逆に傷つけられたりすることが絶対にないように今日の講演会の内容をしっかり覚えておこうと思いました。
・初めてデートDVというものを聞きDVは大人だけにあると思っていたけど私達の身の回りにもあることがわかりました。よく男女が付き合ったら約束事をするのは当たり前と思っていたけど、そんなことはなくてむしろないほうが良いということもわかりました。これからそういう機会があったらお互いを尊重したいと思いました。
・幸い、自分の知っている範囲ではそのような話を聞いたことがないので良かった。もし、誰かそのようなことで相談されたら、親身になって話し合うことができたらなと思う。また、恋人、友人問わず嫌なことは嫌と率直に言えるような関係を目指していきたい。
・DVと心理的安全性は深く関わっていて、心理的安全性の高い環境を作ることが大切だと分かりました。なので、これからは皆が安心できるクラスづくりをしていきたいと思いました。
「いま、高校生のあなたに伝えたいこと」
6月1日(木)、2・3年生を対象に性教育講演会を開催しました。
講師は「NPO法人せいしとらんし熊本」の『おりちゃん』こと安田香織さんです。
山鹿市在住で助産師の経験もあり、現在は保健師として活躍中、そして4人のお子さんを
子育て中のお母さんでもあります。
生きるを学ぶ性教育=生教育ということで、
〇妊娠・出産の過程
〇自分を守るために
・避妊/セルフプレジャー
・コミュニケーションと同意
〇SNS
等の内容を話していただきました。
また、NPO法人で制作されている「きみのーと」を一人一冊配付していただきました。
きみのーとは、命・体・心・SEXのこと、そしてもしものときの相談先も載っており、
とても充実した内容の一冊です。
~~生徒の感想より~~
・自分は今まで性教育は恥ずかしい思っていましたが、自分とパートナーを守ることにつな がるから今の時期にはとても大事な学習だと思いました。 これからしっかり勉強して正しい知識を身に着けていきたいと思いました。
・謝辞の中で言われていた「高校生のわたしたちにはまだ背負いきれない力」という言葉に とても共感しました。妊娠する、させる力があるということはとてもすごいことだけどその 力でいい方にも悪い方にも進んでしまうということに改めて気づきました。
・今までの性教育講話より聞きやすかったです。一番こころに残ったことは性教育=生教育 という言葉です。これからの生活、自分たちはもう高校生なので活かしていきたいです。
・避妊の方法がたくさんあることを知りました。ピルは避妊のためではなく月経がきついとき にも使えることを知ったので利用してみようとも思いました。ちょっとしたことも相手を傷つ けるかもしれないので色々な可能性を考えて行動したいです。
・「性教育=生教育」生きるための教育という言葉が印象に残りました。
人生で、月経の回数が昔より増えていて、それによって癌などのリスクも高まっているという ことを初めて知りました。
・とても自分のためになる講演会でした。特に別れるカップルと別れないカップルの違いとは の話が特に残っていて、段階を飛ばしてしまったカップルと純粋に段階を踏んでいったカップ ルでその差が出るというお話を聞いたときになるほどなと思いました。お互いにコミュニケー ションが取れていないと相手の気持はわからないし、長く付き合っていくのもできないなと思 いました。これから先、自分が大事に思える人が見つかればいいなと思います。
また、最後の動画の中で大人になるのは1人で何でもするんじゃなくて助けてほしいときに助 けてということとあってそれがとても心に響きました。