2026年6月の記事一覧
1年生女子が「はばたけ!熊本サイエンスガールズ『おしえて!先輩』」に参加しました。
6月17日(水)の理数探究基礎YSPアカデミア第5回の企画「理系女子育成プログラム1」において、「はばたけ!熊本サイエンスガールズ『おしえて!先輩』」に参加し、現役リケジョのリアルについて学びました。
現在社会の理系分野において、技術革新のために女性の視点が求められています。本校では、SSH活動の一環として、このように新しい視点を反映できるような女子生徒を育成することを目標の一つにしています。文理選択の前に理系進学を現実的な選択肢とするため、今回の企画を実施しました。
当日は、熊本大学より理学部や工学部の現役女子大生5名に参加をしていただき、理系に進んだ理由やその良さ、将来の夢などについて語っていただきました。学生の方々は、理学部院生が1名、学部1年生がⅠ名(本校卒業生)、工学部から3名が参加されました。複数の方が仰っていたことに、「数学は苦手だった」「理科が特別できたわけではない」というものがあり、それを乗り越えて理系へと進学したとのお話は、理系進学を考えている生徒にとって大変励みになるものでした。
講師となったリケジョの方々には、「お金持ちになりたくて理系に行った」「医療系よりも、将来の幅が広い気がして工学部を選んだ」等、率直にご意見を述べていただき、生徒たちは、まさに「リケジョのリアル」を感じることができました。さらに「彼氏できますか」との質問にも、「いいんですか?理系の男子ですよ!」と、当意即妙の返しをされて、笑いを誘われていました。生徒たちが抱くステレオタイプな理系の女性のイメージをいい意味で覆していただき、大変よかったと思っております。
本校女子生徒も、講師の学生の方々のお話にしっかりと耳を傾け、ペンを走らせていました。この中から、理系へと進み、社会に新しい風を吹かせる生徒が数多く出て欲しいと願っています。
今回の企画は熊本大学様にご協力いただき「はばたけ!熊本サイエンスガールズ『おしえて!先輩』」のプログラムを活用させていただきました。関係者の方々、また参加していただいた女学生の皆様に、厚くお礼申し上げます。ありがとうございました。
1年生男子が「サイエンスBOYSトレーニング計画」で探究プロセスを学びました。
6月17日(水)理数探究基礎YSPアカデミア第5回で、「理系女子育成プログラム1」の裏企画として、1年生男子が「サイエンスBOYSトレーニング計画」という活動を行いました。
生徒達は、先ず、柔道場にて、グループに分かれ、手押し相撲の必勝法についてインターネットで調べたり、ディスカッションをしたりしました。次にグループ内で実際に手押し相撲を行い、その様子を撮影、映像を分析した後、仮説(必勝法)を設定しました。そして、他のクラスと他流試合を行い、自らの仮説が正しいかどうか(勝てるかどうか)を検証しました。
最後に、生徒たちは、手押し相撲で勝ために、先ずやってみたり(予備実験)、調べたり(先行研究)した後「仮説(勝つための戦略)を立て、検証し(実際に手押し相撲をする)、仮説を修正・検証し、また仮説を修正・検証し・・・」というプロセスを踏んだことを確認し、それが「探究プロセス」であることを学びました。また、課題研究には心理の追求である「サイエンス」と課題解決の方法を探る「エンジニアリング」があり、今回はエンジニアリングを学んだことが説明されると生徒たちは納得した表情を浮かべていました。
この活動では、「女子がいなからこそできること」として、男子同士で楽しく学び合うことができ、絆を深める時間にもなりました。
令和8年度 第2回SSH職員研修を行いました。
6月10日(水)の15:30~16:30に、第2回SSH職員研修を行いました。講師として、天草高校SSH研究主任の宮崎 一先生にお越しいただき、評価の実践事例と研究ポスターの表現の向上指導についてお話いただきました。
研修では、面談の具体的な指導法を具体的な映像資料等でご提示いただき、大変勉強になりました。次に、実際の課題研究ポスターを題材に、生徒のポスターの変遷をクイズとして出題し正解を示された後、生徒がどのような意図を持ってポスターを改善していったのかを説明され、ポスター表現のポイントを分かりやすく示していただきました。
天草高校は、今期発展Ⅰ期の申請を控え、また海外の大学との連携を進められているという大変お忙しい中、お越しいただき研修をしていただきました。改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。この研修を活かして、本校でもSSH活動を充実させていきたいと思います。
1年生がYSPアカデミアでデータ分析の基礎を学びました。
6月10日(水)に、1年生がYSPアカデミアにおいて、前回学習した研究テーマ、先行研究、仮説、調査・実験までの課題研究の流れを復習した後、調査・実験において得たデータをどのように扱うのかについて学びました。
まず、「高校1年生100人のスマホ使用時間と数学の成績の関係」という架空のデータを見て、ランダムな生の数字だけでは、そのデータの特徴や傾向がつかめないことを実感し、次にそのデータをスマホの使用時間で並べ替えることで、その特徴や傾向が見えてくることを確認しました。しかし、データの羅列だけでは目的とする特徴が一目で見えづらいことから、使用時間帯と人数、平均点の表やグラフを作成することで、一目でこのデータの特徴が見えてくることを体験していました。さらに、一歩進んで、ツールとしての相関係数や検定、散布図と回帰分析の説明を受けました。
データ分析というと難しく感じられますが、本校では、生徒は先ず、表(クロス集計)やグラフの作成、相関係数、検定、回帰分析をツールとして、体験をとおして学びます。原理については、数学や情報で学ぶ予定です。本校のⅡ期の目標は「つなぐ探究」です。様々な知識、経験をつなぎ、それを意識と結びつけ、将来の科学技術人材育成へとつなげたいと考えています。
YSPアカデミア第3回 「ペットボトルフリップ」をとおして、「課題研究の進め方」を学びました。
6月3日(水)理数探究基礎YSPアカデミア第3回の時間に、1年生は「ペットボトルフリップ」活動をとおして、課題研究の進め方を学びました。
「ペットボトルフリップ」とは、「水の入ったペットボトルを投げ上げ、一回転させて地面に立った状態で着地させる」という遊びです。1年生は、先ず「ペットボトルフリップを成功させるためには水の量をどうしたらいいか」という研究テーマを与えられ、持参したペットボトルの水の量を変えながら予備実験をしました。その予備実験から気づきを得て、「水が少なめの方が成功しやすい」という仮説を立てた上で、水の量が「多め」「中くらい」「少なめ」3つの条件について、それぞれ試行回数と成功数を記録して成功率を算出し、仮説を確かめていました。(課題研究テーマ設定、仮説設定、研究計画、実験・調査、実験結果)
次に、ペットボトルフリップは既に研究がなされているので、わかっていることを調べる活動を行いました(先行研究)。同時に、クロムブックを使い、動画を撮影して水の動きを確認するという追加実験も行いました。そして、物理の教員より、なぜ水が少なめの方が成功しやすいのかの説明を受けました(結果考察)。
さらにもう一つ。生徒たちは、ここまで成功の要素として「水の量」のみについて、実験したり調べたりしてきましたが、これでは新規性や独創性が必要な課題研究にならないことを学びました。その上で、自分がペットボトルフリップの研究を行うなら、水の量以外ならどの要素に着目して行うのか考え、試せるならばその場でペットボトルを投げて検証するという活動を行いました(先行研究の大切さ、課題研究の新規性、独創性)。
最後に、ここまでのワークショップで学んだ、研究テーマ設定→先行研究・予備実験→仮説を立てる→研究計画→実験結果・考察までの課題研究の流れと留意点をまとめたレジメを確認し、本日の活動を終了しました。学ぶ内容は多かったのですが、生徒たちは活動の一つ一つに誠実に取り組んでいました。