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令和8年度鹿本高校SSH講演会を開催いたしました。

 5月21日(木)13:50より16:05まで、令和8年度SSH講演会を実施しました。例年、山鹿市民交流センターで実施をしているのですが、今年度は本校体育館で行うことで、3学年揃っての講演会となりました。

 

 講師は、福岡工業大学工学部生命環境化学科 教授 桑原順子 先生でした。先生は、界面活性剤やコロイド等の界面化学をご専門とされ、それをベースに未利用資源を材料とした環境材料並びに生体材料への展開を目的とした研究や化粧品やUVケア製品関係の研究もされています。このSSH講演会は、例年理系女子育成を念頭に実施しており、女子生徒の興味関心の高い分野のご研究をされている先生にお願いをいたしました。

 

 講演会では、コロイドと界面活性剤についての説明を、実験を通して分かりやすく示していただきました。また、未利用素材の有効成分について、カツオの廃棄部分のコラーゲン利用やサバのぬめりのアトピー性皮膚炎の緩和の可能性、きくらげの粉末の乳化剤としての利用可能性、くわの実の抗酸化作用の利用等、具体的な例をだしながら、説明され、生徒が課題研究テーマとして、地元の魅力的な素材を取り上げるヒントを示していただきました。

 

 講演会の後は、座談会形式でのディスカッションを行い、先生方、或いは生徒からの質問に丁寧に答えていただきました。研究職に付きたい女生徒の質問には、研究の面白さや仲間との研究の楽しさについて話をされ、またなりたいという気持ちが大切であることを教えていただきました。課題研究のテーマ設定についての質問には、先行研究として論文を読んで参考にすることの大切さ、また背景の部分に研究者の思いが現れており、その部分も研究テーマを設定する上でためになること等をお示しいただきました。3年生のある生徒は、授業で学んだことがどんどんでてきて、授業と実社会のつながりを感じると同時に、大学に進学したときの学びが楽しみであると述べていました。生徒諸君には、是非今日この講演会で学んだことを、今後の授業に、課題研究に、進路に、日常生活に活かして欲しいです。