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【クロスカリキュラム】数学 × 音楽 「芸術を科学する~音律の成り立ち~」

9月30日(月)1限目

 

2年3,4組(普通科文系)の展開クラスを対象にクロスカリキュラムを実施しました。

 

今回はタイトルのとおり数学と音楽。一見、正反対のように思える教科ですが、実は深くつながっています。

テーマは「音律」。簡単に言えば音階です。ドレミファソラシド。

そもそも音の高さというのは、例えばミとファの間にも無数に存在している。その間の音を、トロンボーンという金管楽器で表現しています。(吹いているのは音楽の先生…ではなく数学の先生!)

 

音階の成り立ちを語る際に、歴史上最初に出てくる人物が「ピタゴラス」。

そう!あの「三平方の定理」のピタゴラスです。

この時点で、音楽の中に数学の香りが漂ってきそうですよね!

そのピタゴラスが定義した、西洋で最初の音律「ピタゴラス音律」から、現在ピアノなど鍵盤楽器に使われている「平均律」へと話を展開していきました。

 

いま最もポピュラーに使われている「平均律」の成り立ちに、高校数学の「等比数列」や「指数関数」が関わっていることや、グランドピアノの形状と指数関数のグラフの関係などについて学びました。

 

なかなか高度な授業内容でしたが、生徒たちは内容を理解しようとしっかり話を聞いていました。

最後には音楽の先生から少しだけ、「長調」と「短調」の話もありました。

 

「クロスカリキュラム」は、教科ごとで縦割りになりがちな学校での学びを、教科横断型にすることで

社会や実生活につなぎ、より活きたものとする授業です。

鹿本高校は今後も積極的に取り組んでいきます!