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1年2組「SS数学探究Ⅰ」熊本大学、中田先生による、第3回「データサイエンス」講座の実施

 10月21日(月)7限目、SS数学探究Ⅰの授業において、「理系(生物分野)におけるデータサイエンス」の授業を、熊本大学大学院先端科学研究部の中田未友希准教授にオンラインで実施していただきました。「写真から数値データを得る~画像解析の基本のキ~」という内容で、写真1枚から下の図のスイカのタネの黒い部分の面積を求めたり、楕円形の長軸や短軸の長さを求めたりすることができることを学びました。
 「情報」の授業でも学んだ、「画像は数値データである」ことを確認しましたが、ただの数値データに色を付けることで、絵が浮かび上がることにみんな驚いていました。その後、絵から数値データを獲得するために、『ImageJ』というWebで使用できるアプリを使い、写真1枚からデータを獲得することを学びました。生物分野なので、その面積を求めるだけで、「この成分は何パーセント含まれている」といった情報を読み取ることができます。少々時間が足らず、次の時間に持ち越すことにもなりましたが、生徒が行う研究の成分分析などに活用することができるため、より一層生徒の課題研究などに厚みや深みをもたらすことができると考えています。

【数値データから画像を出す】(左の数値データの値毎に色を付けることで、右の画像を得る。)
スプレッドシートの数値データ条件付き書式のカラースケールで画像へ


 

 

 

 

 

 

 

 

 

【写真から数値データへ】(元の写真から左図を得たうえで、右の数値データを得る。)
スイカのタネをImageJを使って、解析、番号を振る左画像の番号ごとに、データを得る